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2023年インドネシア»27日目 ポンティアナク-ジャカルタ-バンダルランプン
2023年09月22日(Fri)
27日目 ポンティアナク-ジャカルタ-バンダルランプン
朝5時10分にホテルをチェックアウト。配車アプリでタクシーを呼んで空港に向かう。早朝で車もあまり走っていないが、昨日夕方には終わっていた食品市場は暗い時間から賑やかだった。
空港到着は5時35分、予想以上にスムーズだ。時間が出来たので空港のコンビニでカップラーメンを買って、朝食として食べる。
6時半に搭乗が始まったが、機内で長く待たされて出発は定刻の7時15分。ジャカルタ到着は定刻よりも若干早く8時半だった。ここから最後の訪問地となるバンダルランプンに乗り継ぐ。12時半発のフライトなので4時間ある。来る時に立ち寄った貨物ターミナルのフードコートも考えたが、今度は第2ターミナルの駐車場奥にある食堂に行ってみる。食事は作り置きで、ビニール袋に入った状態で並べられている。
食べたのはナシラムス、これはジャワ語で、インドネシア語のナシチャンプルと同じ意味。ご飯におかずを何品か乗せるいつものスタイルだ。メインはチュミゴレンサンバル、チュミはイカ。ホタルイカみたいに小さいイカで美味しかった。
食事の後はコーヒーを飲んでゆっくりする。
到着と同じ第2ターミナルからの出発だ。バンダルランプンまでは直線で190キロしかなく、フライト時間は短い。ほぼ定刻に出た飛行機は順調に飛び、あっという間に着陸態勢に入る。着いたと思ったところで飛行機が大きく揺れ、急上昇。横風で着陸失敗である。飛行機は大きく旋回し、2度目の着陸態勢に。先ほどよりも高度が高い滑走路手前で、再び横風、急上昇。またも失敗。同じく大きく旋回、しかし、今度はさっきよりも高い高度だなと思っていたら、飛行場をそのまま通過してしまった。他の飛行場に行くのかと思ったが、再び旋回し、今後は逆側から着陸態勢に。最初からフラフラ揺れているが、2度目より高度を下げたが、またも失敗。天気は良いが、下を見ると確かに煙が横に流れている。
約2時間の遊覧?飛行の後、ジャカルタ空港に戻ってきてしまった。そのまま機内で待機。90分後、再び離陸。バンダルランプンの飛行場が見えてきたころにまた旋回し、戻りだした。あーあと思っていたらまた旋回。そして16時50分、ついに着陸に成功した。計画が崩れなくて助かった。
バンダルランプン空港からはミニバスに約30分乗って、街へ。そこから約20分歩いて、18時に予約してあったホテルに着いた。予定よりもずいぶん遅くなったが、明るい時間に到着出来て、ホッとする。
インドネシアは、ジャワ、カリマンタン、マルク、ヌサテンガラ、パプア、スラウェシ、スマトラの7地域に区分される。カリマンタン訪問で私は7地域全部を訪れたことになるが、その時点で妻はスマトラだけまだだった。自分も全部行きたいという妻の希望で、旅の最後でスマトラをねじ込むことにした。スマトラにある州で私が来たことなく、立ち寄りやすいのが、ここランプン州。スマトラでスマトラ料理を食べることを目的に、州都バンダルランプンにやって来た。
到着が遅れ、疲れたので、夕食は宿の近くで探す。見つけたのはバタック料理の店。バタック人はスマトラで2番目に人口が多く、主にスマトラ北部に住んでいる。ちなみにスマトラで一番多いのは、ジャワから移住してきたジャワ人。カリマンタンのバロントンコでもバタック料理店に入っており、そこでも豚肉料理を食べている。今日の店は先日の店よりもメニューの種類が多く、またキッチンも見せてもらえ、妻は大喜びしていた。
ここでも豚はB2=ベドゥアと隠語を使う。写真の真ん中が、ソップベドゥア、骨付き豚のスープ。右がナシゴレンベドゥア、豚肉入り焼き飯。これにはエビやバクソも入っていた。下のが、ササンベドゥア、豚肉を豚の血で煮たもので、レバー好きなら最高の料理だ。