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2023インドネシア

2023年09月23日(Sat)

28日目 バンダルランプン

 朝食はパダン料理のレストランへ。インドネシア全土で見かけるパダン料理店だが、パダンは西スマトラ州の首都パダンを指しており、パダン料理は代表的なスマトラ料理である。西スマトラ州に多く住むのかミナンカバウ人、彼らの料理がパダン料理だ。ジャワ人、バタック人に次いで、スマトラで3番目に人口の多い民族がミナンカバウ人であり、その多くがイスラム教徒となっている。インドネシアの中では一番インドに近いのがスマトラということもあり、カレーが多いのがパダン料理の特徴となる。しかし、旅行者にとってパダン料理が知られているのは、パダン料理店独特のシステムだろう。客が席に着くと、注文しなくとも数多くの皿がテーブルに運ばれ、客はその中で食べたいものだけを食べるというシステム。手を付けなかった皿はそのまま次の客に出されるので、コロナが完全には収束していない今は躊躇してしまう形式だ。とはいえ、朝からやっているような小さな食堂は料理がパダン料理というだけで、注文の仕方は普通のインドネシア料理と同じである。食べたいものを選ぶとそれがご飯に乗せられ出される。
23/09/23 10:17:02
 写真中央に乗っているのが、サユルナンカ、ジャックフルーツを煮たもの。その左下がグライアヤム、鶏カレー。下側のがルンダンジェンコル、ルンダンはココナツミルクと香辛料で煮込むカレーで、ジェンコルはジリン豆と呼ばれる豆。
23/09/23 10:13:16
 食事の後は市場へ。市場でジェンコル=ジリン豆を見つけた。黒っぽいのは殻付きで、殻を割ると白っぽい豆が出てくる。
23/09/23 10:52:08
 踏切があり、すごく長い貨物列車が通過する。列車が近づく前に踏切遮断機を下げるのは普通だが、列車が通過しだすとすぐに上げてしまった。通過中の列車に突っ込むバカはいないはずなので、接近が気がつかずに入ることを止めれば良いという考え方なのだろう。
23/09/23 11:06:46
 陸橋にはカラフルなペインティング。この辺りは大学が集まっている学生街なので、このようなアートが良く似合う。
23/09/23 11:13:54
 街路樹にジャックフルーツがたわわに実っている。これもさっき食べた食材だ。
23/09/23 16:37:52
 バスターミナルに行って明日のジャカルタ直行バスのチケットを買おうとしたが、売り切れ。予約不要のバスで乗り継いでいくことになってしまう。
 土産を買おうと大きなショッピングセンターに行くが、これといったものがなく困ってしまう。
 皿を並べる形式のパダンレストランとして目を付けていた店に行くが、ビュッフェ形式で客が自分で盛っている。
23/09/23 17:35:02
 私は形式にこだわらないのでビュッフェで良いと思ったが、妻は皿を並べる形式を楽しみにしていたようで、他の店に行こうとしていた。しかし、同じ店の他のテーブルで、ずらりと皿を並べるパダンスタイルの食事が始まった。客の人数も多いのでこれは楽しそう。料理の写真を撮らせてもらっていた妻は仲良くなって、いつの間にか色々と味見をさせてもらっている。
23/09/23 17:37:08
 我々もここで食事をすることに。一応食べたいものを先に頼む形式だったので隣の席より皿数が少ないが、ウエイターはそれを一気に持ってくる。先ほど見た時は10皿以上を一度で運んでいたので、7皿は余裕だ。
23/09/23 17:52:36
 左の2皿が牛足のカレー、次がジャックフルーツ、そしてキャッサバの葉、一番右が青唐辛子のサンバル。ここに写っていない魚も食べ、お腹一杯。
23/09/23 17:54:16
 さらにスーパーに行ってコーヒーなどの土産を買う。15時台にお腹いっぱい食べたので、もう夕食は食べられそうにない。最後にフルーツドリンクを飲んで宿に戻る。
23/09/23 19:41:50
 明日の移動が乗り継ぎとなったので、宿で色々調べる。最初の区間のバスは予約制でなく、数も多いので問題ない。その後、スマトラ島からジャワ島に渡る船に乗るのだが、予約が必要で、その予約がスマホのアプリからのみ、しかもクレジットカード払いで日本のカードは通らないという情報がある。どうすればいいのやら。その先の列車は本数が少なく、出来れば間に合うかどうか分からない方に乗りたいがどうなるか。最終日なのに移動が読めない。
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