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2024スペイン、アルジェリア»3日目 アブダビ-リワオアシス-アブダビ
西サハラ難民キャンプ訪問とスペイン全自治州訪問完了の旅
2024年04月23日(Tue)
3日目 アブダビ-リワオアシス-アブダビ
7時頃に起床、昨日買っておいたもので朝食にする。主食はルガグブレッド(Rugag Bread)。アラブの伝統的なパンで、薄くてパリパリのパン。南インドのドーサに似ている。これにフレッシュチーズをぬって食べる。余っても困るので、頑張って全部食べ切った。
今夜のフライトは午前2時45分だが、ホテルは昼にチェックアウトしないといけない。少しでもこの高級ホテルを楽しもうと朝はのんびり過ごす。プールやプライベートビーチのあるリゾートホテルだが、そこまでは行かず。UAEでは安いホテルにしか泊まったことがなかったので、ここで初めてバーを見た。
10時過ぎにチェックアウトし、出発する。せっかくレンタカーを借りたので、砂漠を見にリワオアシスまで行くことにした。街を出ると何車線もある走りやすいハイウェイが続く。エティハドレイルという鉄道と交差する。UAEに鉄道はないと思いいていたので、びっくりした。建設中かと思ったら、なんと営業中。2016年から営業が始まり、今では国の西端にあたるサウジアラビア国境近くから、東端に近いオマーン湾に面したフジャイラ港まで開通しているのだそう。貨物専用路線なのであまりニュースにならなかったのか。2019年にもこの道を走っているのに全然知らなかった。
この辺りの道路は制限速度が160キロ。小型の車なので中々そこまでスピードは出せない…。右側には白い塩がずっと続いており、遠くには塩田が見えていた。
リワオアシスに行く途中で一番大きな町がザイード市。ここのレストランで昼食をとる。食べたのはチキンマクルーバ。マクルーバはひっくり返すという意味で、鍋から皿に移す時に鍋ごとひっくり返すことから付いた名だ。調理場でひっくり返すのかと思ったら、目の前でひっくり返して盛り付けしてくれた。
具を鍋底に敷き詰め、その上で米を炊いた炊き込みご飯だ。スープや水、紅茶などは無料で付いてくる。
最初はスプーンで食べようとしたが、地元の人に倣って、手で食べる。
リワオアシスの手前で北回帰線を越える。
リワオアシスは、サウジアラビア国境近くで砂丘に沿って100kmに亘り点在するオアシス群の総称で、その中心となるオアシスがメザイラ。ここにリワ宮殿があり、まず行ってみるが、一般公開されておらず入れなかった。
次に訪れたのがメザイラ要塞。土でできた砂漠の要塞だ。
きれいに修復された内部にも自由に入ることができる。
次に訪れたのはダフィール要塞。こちらも土でできた要塞で、1950年代に崩れて放置されていたのを1996年に再建したもの。こちらも中を自由に見れる。
ダフィール要塞の屋上からは周りの砂丘がよく見える。
オアシスはメザイラから東西に点在しており、その南に大砂丘が広がっている。メザイラの南にあるモリーブ砂丘はUAE最大の砂丘で、砂漠観光の施設やホテルが集まっている。ちゃんとした道路が延びているので、この砂丘を目指して南に走る。
モリーブ砂丘に到着。広大な駐車場があり、色々と施設もあるようだが、オフシーズンなのか寂れていた。人が多く来るためか、砂丘には結構ゴミがあり、残念な気分に。
点在する宿泊施設も人の気配はない。でもこんな砂丘で泊まれたら星空や夜明けがきれいで、おもしろいだろうなと思う。
砂丘までは一本道だったので、同じ道を戻る。来る時に目星を付けていたところに車を停めて、砂丘の上へ。
この辺りはゴミなどなく、美しい風紋があって、素晴らしい。
ラクダ農場に立ち寄る。
来る時も所々で砂が道路上を走っていたが、帰路はどんどん風が強くなり、道路に砂が積もっている場所もある。視界が悪くなったこともあって、スピードを落として走る。
砂丘の尾根にも砂が舞っていた。
アブダビが近くなってきた18時半に日没。
19時過ぎにアブダビの街に入り、19時20分にアルカナと呼ばれる商業地区で車を停める。運河沿いに水族館やレストラン、小売店が軒を並べている。夜景がきれいで、賑やかだ。ここでのんびりと時間潰し。
21時40分にアルカナを出て、空港到着が22時半。無事に無事故で車の返却を完了する。本日の走行距離は526キロだった。
ウェブチェックインは済ませてあったので、そのまま出国し、ターミナル内でのんびり搭乗時間を待つ。