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2024スペイン、アルジェリアの旅

西サハラ難民キャンプ訪問とスペイン全自治州訪問完了の旅

2024年05月02日(Thu)

12日目 ティンドーフ(アウセルド難民キャンプ)

 今日も朝食の後、お茶をいただき、フィサハラ会場へ。
 開会式の行われた建物では毎日午前中に何らかのカンファレンスが行われている。この日のテーマは「サハラの水」。分かりやすそうなテーマだったこともあり、一度くらいと参加してみた。しかし、同時通訳で英語通訳でも聞けるはずのヘッドフォンが雑音だらけで聞こえない。一度替えてもらったが駄目。諦めて外に出て散歩していたら、スタッフの人が直ったからと呼びに来た。もう良いやと思っていたが、断りづらく、再び会場に戻った。機械は直って英語通訳が聞こえるようになっていたが、通訳が素人の学生で、話の三分の一も訳していない。それもとぎれとぎれでセンテンスをなしておらず、ほとんど意味をなしていない。こんな通訳では全く話の中身が分からないので、結局途中退出することになってしまった。
24/05/02 18:23:48
 今日のテントは昨日よりもさらに、めかしている人が多い。生活文化紹介がテーマのようで、糸紡ぎや機織りなどのデモンストレーションなどを見ることが出来た。
24/05/02 18:33:24
 散歩していたらおじさんに呼び止められて、ヘアバンドの土産をもらう。テントの方にずっと来ている外国人自体がほとんどいないのに、東洋人で目立っているので、我々の事は色々噂になっているらしい。
24/05/02 19:00:12
 何やら難しそうな話なのに地元民の聴衆を集めているテントがあった。写真中央の人物がおそらくサハラ・アラブ民主共和国大統領のブラヒム・ガリであり、右は初代大統領のエル・ワリなので、話をしているのはサハラ・アラブ民主共和国を担っているポリサリオ戦線の人だと思われる。話されている言語はサハラウィなので我々は中身が理解できないが、皆さん真摯に耳を傾けており、退席し難い雰囲気があり、最後まで聞いてしまった。
24/05/02 19:03:40
 終わって別のテントに行くと今日も歌や踊りが行われており、ホッとする。しかし、何やらコンテストがあるそうで、今日は昨日までなかったマイクなどの機器が使われている。マスコミの取材人も多く来ていた。
24/05/02 19:10:52
 伝統食もディスプレイの1つとなり、ラップが掛けられている。
24/05/02 19:15:20
 そうはいっても連日来て食べ物の質問を繰り返している日本人がまた来たとあって、昨日までなかった料理はラップをとり、写真を撮らせてくれた上、味見もさせてくれた。下の写真はルッフリ=干しラクダのオイル漬けで、これは美味い。
24/05/02 19:19:50
 次はヘレミースというラクダの脂肪を揚げたもの。
24/05/02 19:29:20
 ゲームも昨日までよりも上手い人が見本でプレイしているようで、大勢の人が見守っている。
24/05/02 20:09:40
 早めに家に戻り、昼食前にシャワーを浴びる。昼食は、ルービア=エジプトのフールと同じものだ。
24/05/02 22:40:46
 生野菜のサラダも付いている。砂漠の奥地なのにかなりフレッシュな野菜サラダで嬉しい。
24/05/02 22:51:50
 いつもはママが淹れてくれるお茶を今日はお姉ちゃんが淹れてくれた。普通に上手だ。
24/05/03 01:03:40
 今日の午後は昨日より少し早く17時半頃フィサハラ会場へ。着いてすぐにクスクスをいただいたが、具が乗せられておらず、甘い。おやつ代わりの食事で、砂糖をかけていた。
24/05/03 01:52:22
 粉からクスクスを作るのを見せてもらう。麦の粉にまず水を入れて混ぜ、次に油を入れて練る。ブルクマン状態(ツァンパ or はったい粉)になって寝かせるところでデモンストレーションは終わる。本当にクスクスだったのだろうか? ブルグマンの作り方のような気がしないでもない。
24/05/03 02:10:28
 木の板に字を書いて勉強する子供たちもいる。学校の様子のデモンストレーションなのだろう。
24/05/03 02:48:04
 写真を一緒に撮ってもらいたがる子供たちが日に日に多くなる。
24/05/03 03:17:16
 目新しいものもなくなってきたので、テントでゆっくりさせてもらう。
24/05/03 03:26:46
 20時の日没が終わるとテントも片付け始める。
24/05/03 03:59:26
 映画を待つのも面倒なので、早目に会場を出て、散歩しながら家に戻る。
24/05/03 04:14:26
 ヤギを飼っている家が多いが、ラクダも飼育されている。
24/05/03 04:16:04
 やはり難民キャンプのイメージからは程遠い普通の家並みだ。50年も留まっているのだから、そうなって当然なのだろう。
24/05/03 04:22:26
 女性ゲストに民族衣装を揚げたからと今日はママが男性2人にお土産を買って来てくれた。キーホルダーと腕輪と指輪。会場でもいくつかもらっているので、もう土産を買う必要はないだろう。明日市場にまた行くことになっているが、もう両替はせずに済ませそう。
24/05/03 05:06:04
 21時過ぎてから、同宿の夫婦とホストファミリーの姉ちゃんは21時半からの映画を見たいと出掛けて行った。
 昨日はお姉ちゃんが出掛けてもママが夕食を作ってくれたが、今日は出てこず。0時半頃に戻って来、それから調理が始まった。
24/05/03 08:33:54
 夕食はシャラーダ。茹で野菜とツナ缶、ゆで卵の和え物。シャラータは生野菜サラダ、語尾が濁ってダになると茹で野菜サラダだそう。味は良かったが、午前1時の食事はあまりうれしくない。
24/05/03 08:52:38
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