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2024スペイン、アルジェリア»16日目 -マドリード-アルカラ-カラタユド-トランスポルテ-ビジャヌエバデガジェゴ-サンマテオデガジェゴ
西サハラ難民キャンプ訪問とスペイン全自治州訪問完了の旅
2024年05月06日(Mon)
16日目 -マドリード-アルカラ-カラタユド-トランスポルテ-ビジャヌエバデガジェゴ-サンマテオデガジェゴ
出発の遅れを取り戻し、定刻の7時にマドリード空港到着。ほとんど寝ていないので非常に眠い。
前回と同じRecord Goで車を借りる。前回は新車だったが、今回の車は既に5万キロ近く走った車で、全体的に傷だらけの車体だった。出発前に傷の写真を撮っておき、それを見せると返却時にその傷の責任は問われないというシステムだが、どれだけ写真を撮らせるんだって感じの車だ。
9時に空港出発。とりあえずエンジンの調子は問題なく、ホッとする。
最初の目的地は空港と同じマドリード州のアルカラデエナーレス。世界最初の大学都市として繁栄した街で、「アルカラ・デ・エナレスの大学と歴史地区」という名で中心部は世界遺産登録されている。
45分ほどでアルカラの中心にちかい大きな公共駐車場に車を停める。月曜日は駐車場の一角で青空市が開かれており、駐車場は大混雑だ。果物や野菜が非常に安く売られており、出発前に何か買いたいなと思いながら中心部に向かう。
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アルカラは、コンプルテンセ大学が開設された15世紀末から、大学がマドリードに移転した1836年までは大学都市として栄えた。しかし、大学の移転によって街は急速に衰退し、新たな開発がなされなかった。それゆえ、古い建物が数多く残っているのがアルカラの中心部だ。案内板もしっかりしていて歩き易い街。
コーパスクリスティ修道院は16世紀に設立された修道院で、今残る建物は17世紀の建物。
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薔薇の美しい広場はドン・キホーテの著者セルバンテスにちなんでセルバンテス広場と名付けられている。セルバンテスはこのアルカラデエナーレスの出身なのだ。
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コンプルテンセ大学だった建物は1836年の移転後も維持され、1977年に新たなアルカラ大学として生まれ変わった。
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ふらふら散歩した後、スーパーマーケットで買い出し。駐車場に戻り、車の中で朝食をとった。
12時に出発する。しかし、非常に眠くて耐えられなくなり、高速道路のパーキングで仮眠をとる。2時間ほどで着く距離のカラタユドに着いたのは15時半、なので1時間以上寝ていたものと思われる。
カラタユドはアラゴン州南部にある町で、中心部にあるサンタマリア教会が、世界遺産「アラゴンのムデハル様式の建築物」の登録物件となっている。ムデハル様式は、イスラム文化の様式を取り入れた中世スペインの建築や装飾の様式で、全部で10軒の建築物がこの世界遺産に登録されている。いずれもイスラム時代にモスクとして建てられ、その後教会に転用された建物であり、ミナレットだった塔が特徴だ。
サンタマリア教会は非常に大きく、全体をカメラに収めるような場所はない。正面入り口が下の写真。
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ぐるりと教会を一周し、真下から塔を見上げる。
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カラタユド出発前、車に借りた時に写真を撮っていないへこみを発見し、憂鬱になる。空港の駐車場は暗くて気がつかなかったのだ。ここで写真を撮ったが、明らかに明るさが違うので、出発時ではないのがバレバレ・・・。
16時10分にカラタユドを出発する。州都のサラゴサにも同じ世界遺産に登録された教会が3ヶ所あって、立ち寄る計画だったが、昼寝して遅くなったので、そのままハイウェイから降りず。
郊外のトランスポルテでハイウェイから降りて、昼食にする。セットメニューの時間は終わっており、タパスとしてアラゴンの名物を3品注文。寝不足で寝てしまいそうなので、私は低アルコールビール、妻はノンアルコールビールにしておいた。タパスはいずれもビールに合う味であったが、お代わりは我慢。
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ビジャヌエバデガジェゴのスーパーで買い出し。そして、のどかな田舎を走って宿を予約しているサンマテオデガジェゴを目指す。
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19時過ぎにホテルに着いた。きれいな部屋度ホッとする。ティンドーフの1週間は相部屋だったので、久しぶりの個室だ。ここならゆっくり休めそう。
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20時を過ぎてもまだ明るく、部屋でワインを開け、軽い夕食をとる。アヒルのパテはパンに塗るつもりが、つまみとしてうまくて、あまりパンは進まず。
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寝不足だったので、ワインを飲み終わったらすぐにベッドでバタンキュー。