手持ちのパンで野菜サンドを作り、朝食に。飲み物はココア。
ホテルは非常に快適だったが、チェックアウトも別ホテルというのが実にめんどくさい。しかも結構時間がかかった。
まず湖畔の公園から今から渡るマキナック橋を眺める。全長8キロを超える世界有数の長い吊り橋はミシガン州のロウアー半島とアッパー半島を結ぶ唯一の道路となっている。
公園から少し戻って、橋を渡る高速道路に入る。橋の区間だけは有料だが、現金でも払えるのが有難い。どんよりした天気で景色は良く見えなかったが、交通量は少なく走りやすかった。
渡った先のセントイグナスでも湖岸の公園に立ち寄る。周囲を湖に囲まれたミシガン州には150もの灯台があり、全米最多となっている。灯台巡りはミシガン州では人気のアクティビティだそうなので、灯台を見に来たのだ。このワワタム灯台は新しく、ミシガン州の登録された150の灯台の最後に追加されたものだそう。
アッパー半島の道路沿いには驚くほどたくさんのパスティー屋があった。飲食店のほとんどにパスティーと書かれているのだからすごい。
11時半にマニスティーク到着。ここでも灯台を見に行く。このマニスティク東防波堤灯台は1916年に建てられたもの
駐車場から木道を歩き、そこから防波堤が続くその先に灯台はある。防波堤は波をかぶっており、近づける天気ではなかったので、海岸から眺めるだけに終わった。
さらに進んでエスカナーバで訪れたのはサンドポイント灯台。この灯台が灯台として稼働していたのは1868年から1939年まで。今は博物館だが、それも休業中で閉まっていた。この時点で13時だったが、昼食は次のウィスコンシン州まで我慢。ここでは手持ちのミカンなどを少し食べて、再出発。
ミシガン州を14時過ぎに抜け、着いたウィスコンシン州では13時。再び東部時間から中部時間に時間帯が変わったのだ。給油の後、さらに南下する。14時過ぎにグリーンベイ到着。ようやく遅い昼食である。
ブヤはベルギー発祥とされる濃厚なシチューで、ベルギーの移民によってウィスコンシン州北西部にもたらされ、現在はアメリカ合衆国中西部北部全域で食べられている伝統料理だ。肉はどんな肉でも良いそうだが、この店の肉は鶏肉。こってりした具だくさんシチューで非常に美味しい。
もう一品はディープフライドチーズカード。揚げたてはチーズが良く伸びておもしろかった。
他のテーブルで食べ終わった人に店の人がゴム製の鶏を飛ばしていて、飲食店なのに友達と遊んでいるのだと思ったら、さにあらず。我々が食べ終わった時にもいるかどうかを聞かれ、それを飛ばすかどうかも聞かれ、OKしたらテーブルのところに飛んできた。毎日やっているからだろうがうますぎてビックリ。
店の壁にはお客さんの写真が飾ってある。飾ってある人は次回からブヤが無料なのだそう。遠方からの客なのでぜひ我々を飾りたいという。もう来ることはない店だが、写真はOKし、撮ってもらった。今は飾られているはずだ。黒板の左の小窓が注文や支払いをする場所で、この窓口から先ほどのゴム製の鶏を飛ばしてくるのだ。
久しぶりの大都会であるミルウォーキーに着いたのは16時半。まずはスーパーで買い出し。ピメントチーズディップを試食させてもらった。美味い♪ ウィスコンシン州はチーズが名産で、チーズ博物館まであるのだ。チーズを使った料理も色々ある。
ミルウォーキーの中心部を車窓から観光。ミルウォーキー市庁舎は1895年に完成した建物で、塔先端の高さは350フィート、100メートルを超えている。
パブリックマーケットで車を停めて中に入る。入口にはここでもハロウィンの飾り付け。
飲食店が目立つが、地元産のチーズもたくさん売られている。スーパーで買い出ししてあるのに、ついチーズを追加購入してしまう。
空港近くの宿に着いたのは18時15分でもう真っ暗。本日の走行は3連続で300マイル超えとなる388マイル、624キロだった。
チーズを買ったので今日もワインが進んでしまう。ビアチーズはドイツ発祥のチーズで、アメリカでの生産はウィスコンシン州が多い。ビールに合う味のチーズということでこの名がついている。
ブリックチーズはウィスコンシン州発祥のチーズ、香りが強いが柔らかいチーズ。
スーパーで買っていたのは七面鳥のミートローフ。淡白な七面鳥の肉に濃厚なソースで美味しかった。
後になってビアチーズがケンタッキー州の名物でもあり、バーボンに合うチーズとしても人気なのを知った。この時まだ少しバーボンが残っていたので、バーボンを飲めば良かったかな。