朝食はイタリアンウェディングスープ。オリジナルはイタリアナポリの名物料理ミネストラマリタータで、既婚者のスープという意味のスープだった。これがイタリアからの移民によってアメリカに持ち込まれ、ウェディングスープという名となって広まった。緑黄色野菜と肉類を煮込んだ健康に良さそうなスープだ。
8時に出発する。今日は大統領選挙の投票日だが、そんな感じはほとんどない。一度だけ投票所らしき場所を見たがそれだけだった。9時15分に州境に着く。今回も時差があり、ジョージア州では1時間進んで10時15分である。今回は州内時差などもあり何度も時計を調整せねばならなかったが、ここから先は最後のニューヨークまでずっとアメリカ東部時間でホッとする。
アラバマ州と接しているコロンバスはアトランタに次いでジョージア州第2の都市。昨日の博物館がおもしろかったこともあり、今日も博物館へ。歴史や文化はアラバマ州とジョージア州は共通している部分が多い。残念ながら展示方法の工夫が昨日の方が優れており、ここはあまり印象には残らずに終わる。
ランチは名物スクランブルドッグを食べに行く。ホットドッグにチリを混ぜたものがこの地で人気になったのは100年以上前のことだそう。1940年代にディングルウッド薬局がその改良バージョンを売り出し、80年経った今もこの店は昔ながらのスクランブルドッグを提供している。薬局が食事を出すスタイルで80年も続いているのがすごい。
赤いソーセージを挟んだホットドッグに、ホットドックが見えなくなるほどチリソースをかけて、さらにピクルスや玉ねぎ、クラッカーがトッピングされたものが、スクランブルドッグだ。癖になりそうなジャンクフード。
給油をし出発したのが11時40分。アトランタを迂回し、下道を走ったが、やはり本当に今日が選挙なのという感じの田舎が続く。
キャルフーンで休憩を兼ねてスーパーマーケットへ。今日は時間があるのでゆっくり見ていたら1時間以上滞在していた。
16時半にダントンの宿に到着する。本日の走行は257マイル、414キロ。
夕食はスカッシュ&ビダリアオニオン。ズッキーニと玉ねぎの煮物。
そしてシュレッドポークとアーミッシュポテトサラダ。これは赤ワインのつまみに最適で、久しぶりに酒が進んだ。