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2024アメリカ50州ドライブ1西»3日目 レッドブラフ-クラマスフォールズ-クレーターレイクNP-ベンド
アメリカ50州ドライブ第一弾米本土西半分20州走破
2024年07月11日(Thu)
3日目 レッドブラフ-クラマスフォールズ-クレーターレイクNP-ベンド
機中泊の寝不足と時差ぼけが響いて起床は遅くなり、9時前。昨夜の残りのパンとチーズ、そして部屋のコーヒーメーカーで入れたコーヒーで朝食にする。アメリカのモーテルはコーヒーメーカーが部屋にあることが多いが、備え付けのコーヒー粉はまさにアメリカンコーヒーという感じで、入れたてでも香りがなく、薄い。
モーテルは部屋の前に車を停められるので、車旅に非常に便利。予約していればチェックインはスムーズだし、チェックアウトも鍵を返すだけ。快適だ。
10時半に出発する。この辺りから北に延びるカスケード山脈は、火山が多く、“カスケード山脈は環太平洋火山帯の一部であり、アメリカ本土で発生した歴史的な火山噴火はすべてカスケード山脈の火山で発生している”とまで言われている。円すい形の火山が次々と現れて良い景色だ。
カルフォルニア州は米国内でひときわ高いガソリン代で知られており、何とか次のオレゴン州まで無給油で走りたく、燃費に気を使いながら走る。しかし、借りた車は燃料表示とは別に残り可能な走行距離が表示されており、残りマイルがどんどん減っていく。距離表示上無理だったので、カリフォルニア最後の町で20ドル分だけ給油する。1ガロンが4.899ドル。1リットル210円くらい・・・、日本よりもかなり高い。
13時35分にオレゴン州へ。州境のオレゴン側にあるガソリンスタンドには車が並んでいた。
20分ほど進んでオレゴン州最初の街クラマスフォールズに到着する。まずは昼食、ハンバーガー屋へ。ハンバーガーを食べる気満々だったが、妻のお目当ては違っていた。食べたのはチリフライ。チリコンカンの上にフライドポテトを乗せ、さらにチーズがたっぷり乗ったもの。
そしてホットドッグ(上)とコーンドッグ(下)。アメリカらしくソースをたっぷりとつける。
飲み物はコーヒーではなくお茶を頼んだら、甘ーいジュースのようなお茶だった。
食後にガソリンを満タンにする。1ガロンが3.899ドル。カリフォルニアより2割以上安く、日本並みの値段だった。ここまで差があるならさっき10ドル分にしておけばよかったと正直思う。
クラマスフォールズから約1時間走って、クレーターレイク国立公園にやって来た。入口の料金所は閉まっており、パスを持っていない人は公園内のインフォメーションで払ってくれとある。インフォメーションは行かなくていいかなと思っていたが、仕方なくまずはインフォメーションへ。しかし、アメリカの全国立公園に入れる年間パスを買いたかったのに、切らしているという。全国立公園に入れる年間パスは80ドルなのに対し、この公園に入る入場料は30ドルとなっている。この先いくつも国立公園に行く予定で年間パスを買うつもりなのに、ここで無駄になる30ドルは払いたくない。困っていたら入場券は買わなくてもいい雰囲気になった。確認したら規則上買えと言わざるを得ないだろうから確認はしなかったが、そのまま入場券は買わず。
クレーターレイクはカスケード山脈にある巨大火口湖で、入り込む水源も出口もない美しい湖だ。水深592メートルはアメリカで最も深い湖とされている。クレーターを周回する車道があるが、東側は今シーズンいっぱい工事で通行止めとなっている。西側は通常6月中に雪がなくなり、通行可能になるが、今年は開通が遅く、今月に入ってからようやく開いたのだった。インフォメーションのある南側は斜面途中に展望台があり、湖全体がよく見える。湖畔に降りる道があるのもこちら側だ。
車で西側の道を進み、何ヶ所かある展望台から湖を見る。ウィザード島にはツアーボートも出ている。
北側に進むにつれて残雪も見られるようになった。
ピナクルスと呼ばれる尖った岩のある斜面もクレーターに面している。
火口の北側で湖から別れしばらく進むと、緑のない平地に出るパミス砂漠と呼ばれる場所だ。パミスは軽石の事で、噴火で軽石の堆積したこの場所は、多孔質の軽石が水分を吸ってしまい砂漠のような環境となっている。
国立公園の北入口を抜けた後も車道はしばらく公園沿いを走り、森林地帯がひたすら続いている。
19時前に宿泊予定のベンドに到着する。夏時間を採用しているのと緯度が高いのとでまだまだ明るい。今日も宿に行く前に大きなスーパーに立ち寄って買い出しをする。
宿に着いたのは19時55分。まだ明るい。本日の走行は334マイル=535キロだった。
夕食の前菜は、この辺りはチーズが有名だということで、地元のチェダーチーズ。
そしてチキンを丸ごとローストしたローストチキン。
そしてポテトサラダとパンで夕食。
飲み物は部屋で入れたコーヒー。薄いのでお茶のようにがぶがぶ飲んでしまう。