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2024アメリカ50州ドライブ1西»7日目 グレートフォールズ-ホワイトサファースプリングス-リビングストン-エミグラント-イエローストーン国立公園-グランドティトン国立公園
アメリカ50州ドライブ第一弾米本土西半分20州走破
2024年07月15日(Mon)
7日目 グレートフォールズ-ホワイトサファースプリングス-リビングストン-エミグラント-イエローストーン国立公園-グランドティトン国立公園
今日の宿は朝食付きだが、食べるスペースはなく、紙袋に入った朝食をフロントで受け取る形式だった。部屋食べても良いが、少し進んで適当な場所でピクニックモーニングをとることにする。
7時半に出発し、街の中でまず給油。1ガロン当たり3.479ドル、料金は入れるたびに安くなってきている。燃費を計算すると昨日入れてからだと13.4キロ/リットル。山越えや未舗装路もあったのでこんなものだろう。
2時間ほど走ったホワイトサファースプリングスでベンチやテーブル、水道などある公園があったので、朝食にする。袋を開けると甘いものばかりで、いかにもアメリカだ。ジュースとリンゴ、甘いスティック菓子は後で食べることにして、ドーナツ、ヨーグルト、コーヒーで朝食とした。
10時45分にリビングストン到着。スーパーで今夜と明日朝分の食料を買い出しした。この町のレストランに行きたいということだったが、ランチには時間が早すぎる。
さらに走って、12時頃エミグラントに到着。この先イエローストーン国立公園内はガソリンが非常に高いそうなので、再び給油する。22リットルも入ってちょっとびっくり。計算してみると今日は既に300キロ以上走っていた。1ガロン当たり3.598ドル。入れるたびに単価が安くなる記録はここで途切れた。
ガソリンスタンドの近くでカウボーイスタイルをうたうレストランがあり、ここでランチをとる。
ビーフブリスケットはバーベキューの定番部位だそう。柔らかくてすごく美味しい肉だった。ソースは好きなものを自分で容器に入れるスタイルだが、味が分からないので全部持って来ている。でもソースは必要ないくらい肉がちゃんと美味しい。
もう一品は牛の切り落としの入ったベイクドビーンズ。肉がたくさん入っており、肉の味が汁に浸み込んでいてこれも非常に美味しい。
13時に出発、13時40分に州境到着。6州目のワイオミング州だ。州境を越えたところからが有名なイエローストーン国立公園となっている。アイダホ州、モンタナ州、ワイオミング州にまたがるこの国立公園は世界最初の国立公園であり、最も人気のある国立公園の1つだ。
インフォメーションやホテル、レストランの並ぶマンモス地区を抜けると最初の見どころテラスマウンテンが見えてくる。手前の方にある駐車場はどこも満車で車を停めるのに時間がかかったが、仕方ない。湧き出した泉の石灰分が積み重なって出来た珍しい光景を堪能しながらトレイルを歩く。
流れている水は温かく、時間があれば足湯でもしたいところだ。
棚田のように見える石灰の棚が美しい。
大勢の人がいるのに鹿は平気で歩いていた。
青い湖の周りに硫黄分の濃い茶色が縁取り、その周りが白い石灰の層でおもしろい風景となっている。
最初に見たのがロウワーテラスと呼ばれるテラスマウンテンの下の方で、上の方にまでトレイルが続いているが、上にはドライブコースもある。いったん車に戻りアッパーテラスのドライブコースに入る。丈夫で広がっている石灰は範囲が広く、まるで雪が積もっているかのよう。
オレンジスプリングスマウンドと呼ばれるこの盛り上がりは、噴き出している温泉に混じった沈殿物が堆積して山のようになったもの。案内板の写真を見ると全体がオレンジ色をしているが、今は左側だけだし、くすんでオレンジというよりは茶色く見える。噴出物が作る地形なので常に変化をしているのだ。
ここからは先を急ぐことにし、見どころを少し見ては、先に進む。遠くで間欠泉が噴き出している。ここには間欠泉が何ヶ所もあるので一つは間近で見たいところだ。
ベリルスプリングはぐつぐつと熱湯があちこちで湧き出ており、日本なら大人気の温泉になっていたと思われる場所だ。
ずっとスムーズに車は流れていたが、何故か急に大渋滞になる。のろのろ走って先頭近くに来たところで、バッファロー渋滞だったことが分かった。保護されているバッファローが道に現れると車はスピードを出すことが出来ず、渋滞となってしまうのだった。
ファウンテン・ペイント・ポットではちゃんと駐車場に車を入れて歩く。きれいな池がたくさんあり、その周りに木道が作られている。
堆積物の色に変化があって、特異な光景を作っている。小さな間欠泉もあった。
オールド・フェイスフルの間欠泉は非常に大きく人気のある間欠泉だ。見学者も大勢集まってくる。
吹きあがっていないときは白い堆積物の積もった小さな丘に見える。
最初は水蒸気が出てきて、続いて熱湯が出てくる。
熱湯は水蒸気と同じくらいの高さにまでで上昇する。
途中からは熱湯と水蒸気が混じったような状態になり、この後収束し、終わり。
間欠泉を見た後で、ビジターセンターへ。小さな博物館になっており、見学。入口には6ヶ所の間欠泉の予想噴出時間が表示してあった。
大人気のイエローストーン国立公園はシーズン前から予約しておかないと宿は取れない。一日ではもったいないくらい色々と見どころがあるので、予約できなかった人は公園外の宿に泊まるのが一般的だ。我々は南に隣接したグランドティトン国立公園にある山小屋を予約しており、そちらに向かう。
19時にオールド・フェイスフルを出発。イエローストーン湖の見どころは明日に回して素通り。イエローストーン国立公園を抜けて、グランドティトン国立公園に入る。ジャクソン湖で日没の20時半になったので、休憩。
湖対岸の山も非常にきれいだった。
まだ明るい21時20分、山小屋に到着する。受付時間は終了しており、入口に我々の泊まるべきバンガローの番号が掲示されていた。敷地内に点在するバンガローはいずれもドミトリーで、木製の二段ベッドがあるだけ。寝袋が必要なのは知っていたので持って来たが、マットも必要とは知らなかった。受付が開いていればレンタルマットがあるが、それも使えず。まあ暑いので寝袋に入らず、その上に寝れば大丈夫?
一応電気コンロやコーヒーメーカーが使えるようになっていたので、ジャガイモを茹でてお茶を入れる。夕食はサラミのようなサマーソーセージ、パン、ハバネロディップ、茹でじゃが、ドライマンゴー、紅茶。暗い中でする野外の食事は、久しぶりのキャンプみたいで、楽しい。
本日の走行は363マイル=581キロだった。