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2024アメリカ50州ドライブ1西»9日目 グレイブル-セオドアルーズベルト国立公園-ベルフィールド-ディキンソン
アメリカ50州ドライブ第一弾米本土西半分20州走破
2024年07月17日(Wed)
9日目 グレイブル-セオドアルーズベルト国立公園-ベルフィールド-ディキンソン
朝食付きのホテルで、6時半に朝食会場へ。セルフサービスだが、色々な食べ物飲み物が用意されている。
パンにジャムや蜂蜜などもあったが、シリアルをメインに、ゆで卵やヨーグルト、フルーツなどを選んだ。ケーキはバナナブレッド。
8時前に宿を出て、まずは給油。そして昨日来た国道を10分ほど戻る。新たな道となる分岐に大きな牧場があり、黒い牛と共に白い羊がたくさんいた。
牧場を過ぎると緑地はほとんどなくなり、茶色い大地をひた走る。州境を越え2度目となるモンタナ州へ。しかし、今日のモンタナ州は素通りだ。500キロ以上走り、途中レストエリアで2度休憩したものの、一気に7州目となるノースダコタ州に入る。
州境から50キロほど走ったメドラでストップ。朝満タンにしていたガソリンはもうほぼ使い切っており、ここでの給油で初めてガソリンが10ガロン以上入った。遅くなった昼食はこの町と考えていたが、セオドアルーズベルト国立公園の起点の町なためかツーリスティックな食事処ばかりが目に付く。先日買ったパンが少し残っていたのでそのままセオドアルーズベルト国立公園に入る。
プレーリードッグタウンと名付けられたプレーリードッグの居住地。プレーリーは北米中心部に広がる草原地帯を指す言葉で、ノースダコタ州はすべてこのプレーリーに含まれている。ドッグは犬だが、プレーリードッグは鳴き声が犬に似ているために名付けられただけで、リス科の動物だ。地中に穴を掘って住み、その穴が地中で町=タウンのように繋がっている。
立って周辺を警戒する姿がユーモラスで、人気のある動物だ。
プレーリードッグを見ながらパンとコーヒーで遅い昼食をとる。その後、スカイラインビスタに移動。プレーリーの大地と渓谷が楽しめる短いトレイルだ。
さらに車で進んでいくと別のプレーリードッグタウン。さらに行くとバッファローがいた。進んでくるので停まって待っていると車の横まで来てから林の中に入って行った。
ウインド渓谷トレイルで再び車を停めて歩く。ミズリー川の支流であるリトルミズリー川を見下ろすトレイルだ。
トレイルの一番行くまで行くと遠くにバッファローの集団が見えた。
再び車に戻り、川沿いから離れ進んでいるとまたまたバイソン。今度は道路脇をのんびり歩いていたのでじっくり観察することが出来た。
次はボイコート展望台のトレイル。地層が剥き出しになり、表面が削れた斜面が数多くみられる。
今は周回道路が工事中で一部クローズしているので、見どころの一番奥はバックヒルと呼ばれる標高870メートルの丘。ここからは360度の展望が楽しめる。
同じ道を戻るので帰りはストップするつもりはなかったが、そういう時に限ってプレーリードッグが近くで逃げない。
警戒して立っていたのに、巣穴から離れて行く。人間は警戒の対象になっていないよう。動きは本当にかわいい。
道路沿いにまたバッファローがおり、止まって見ていたらいきなり車のすぐ前を横断しようとしビビる。
バッファローは悠然と道路を横切って去って行った。
ナショナルパークを出て、メドラ経由で、再び東に車を走らせる。18時過ぎにベルフィールド到着。
レストランには罠や猟銃など狩猟道具がたくさん飾ってあり、旅立ちの前に狩猟免許試験を受けたばかりの妻は大喜び。
店内には狩猟したのであろうはく製がたくさん飾られている。この店でテキパキと働くウエイトレスは先住民のかわいい女性だった。
食べたのは写真中央のホットビーフと左上のパティメルト。ホットビーフはグレービーソースがたっぷりとかけられたビーフサンドイッチで、付け合わせがハッシュドポテト。パティメルトは、2種類のチーズを上下に挟んだハンバークのトーストサンドイッチ。付け合わせはベイクドポテト。どちらもボリュームたっぷりですごく美味しい。
店内も博物館のようなレイアウトだったが、外も野外博物館のように先住民のテントの支柱や開拓者時代に使ったであろう幌馬車や荷車などが展示されている。たまたま立ち寄った場所だったが、すごく楽しい夕食となり、良かった。
19時半にベルフィールドを出て、本日宿泊するディキンソンに向かう。この辺りは油田地帯のようで、油井がいくつもあった。
20時前にディキンソン到着。スーパーで明日朝分の買い出しをし、20時20分にモーテルにチェックイン。今日は今までで最長の482マイル、771キロ走った。出発前は2日に分けざるを得ないかなと思っていた区間だが、昨日までが快調だったので、今日は頑張ってみた。到着時間は遅くなったが、夕食を済ませているので、宿ではのんびり過ごせた。