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2024アメリカ50州ドライブ1西

アメリカ50州ドライブ第一弾米本土西半分20州走破

2024年07月19日(Fri)

11日目 ミッチェル-スーフォールズ-ウォルナットグローブ-パイプストーン-フランドロー-パイプストーン

 今回の旅で初めての雨が夜中からかなり降っていた。今日は移動距離が短いこともあり、遅めの起床。8時半頃からセルベラというドイツ系のソーセージとパン、コーヒーで朝食をとる。
24/07/19 23:43:36
 雨のために食後ものんびり。タイムリミットの11時にチェックアウトし、出発は11時10分だった。
 雨は小降りになり、車を東に走らせる。12時半にスーフォールズ到着。ここで給油、1ガロンが2.899ドル。ついに3ドルを割った。カルフォルニアでは5ドルしていたのにどんどん安くなっている。ネイティブアメリカン料理の店で昼食をとる。食べたのはウォジャピ&フライブレッド。ウォジャピはブルーベリーのソース、フライブレッドは揚げパン。サイズは大きく量としては十分だが、おやつのような食べ物で気分的には物足りない。
24/07/20 03:00:50
 店をやっているのは先住民の人で、今夜から週末にかけて、近くで大きな先住民の祭りがあると教えてくれた。場所は今日泊る町から30キロくらいなので、今夜行ってみることにする。
 13時過ぎにスーフォールズを出発する。すぐに州境を越え、9州目のミネソタ州へ入る。ハイウェイを降り、まっすぐな田舎道をひた走る。
24/07/20 04:40:42
 15時過ぎにウォルナットグローブに到着する。世界的なベストセラーになった「大草原の小さな家」の舞台となった場所だ。「大草原の小さな家」シリーズは、著者自伝的小説で、シリーズの4冊目「プラム・クリークの土手で」で描かれたのがウォルナットグローブ近郊に住んでいたころ(1870年代)の出来事だ。全世界で放映されたテレビドラマの主な舞台がこの場所なので、特に知られた場所となっている。私自身、小学生の頃に岩波少年文庫で読み、かなりハマっていた。日本で大人気となったのはテレビドラマが流された1975年以降だと思われる。その頃は自分からテレビを見なくなっていたが、家族が喜んでみていたのをよく覚えている。
 ウォルナットグローブには「ローラ・インガルス・ワイルダー博物館」があり、まずそこを訪れる。ローラ・インガルス・ワイルダーは物語の著者であり、主人公だ。たまたまこの日はテレビドラマの出演者がイベントで集まってサイン会などを行っていたので、博物館は観光客だらけ。入場券を買うのにすごく並ばされてしまった。
24/07/20 05:18:24
 19世紀の開拓者時代の物語であり、当時の開拓者が使った幌馬車が展示されている。
24/07/20 05:35:30
 開拓者が住んだ家の一部を移築したもの。
24/07/20 05:40:02
 150年前の郵便局や民家、商店なども再現されている。
24/07/20 05:46:40
 教会や学校も移築されている。
24/07/20 05:56:14
 またローラ・インガルス・ワイルダーの自筆の手紙や原稿が展示してあったり、テレビドラマの撮影風景やエピソードの紹介などもある盛りだくさんの博物館だった。
 博物館の周りは路上駐車だらけ、あまりに人が多くビックリだ。
24/07/20 06:38:42
 昼食が軽かったこともあり、コミュニティーセンターで早目の夕食をとる。曜日ごとに決まったグループが部屋を借りて食事を出しているのだが、金曜日は教会関係者が行っている。イベントがあったためか、テレビドラマに出てきたような服装をしている観光客が何人もいて楽しい。
24/07/20 07:23:42
 食べたのはホットターキーサンドイッチ、コールスロー、ホットドッグ、ルバーブパイ。人口の4割がドイツ系のミネソタ州らしく、七面鳥、ソーセージ、キャベツの料理に、開拓者時代からの伝統料理であるパイ。この町を訪れる観光客が喜びそうなものが考えられている。
24/07/20 07:08:28
 ローラ・インガルス・ワイルダーが住んだ時代から続く、アメリカにおいては非常に古い街なので、中心部には古い建物が多く残されている。ローラが家族と共に訪れていた教会も残されていた。
24/07/20 07:27:44
 18時にウォルナットグローブを出て、約1時間で本日の宿泊地パイプストーンに到着する。すぐにモーテルにチェックインし、出掛ける準備。19時半に再出発し、祭りの会場を目指す。
 再びサウスダコタ州に入り、会場のあるフランドローに向かう。フランドローの街のすぐ北にフランドロー・インディアン居留地があり、その中にフランドロー・サンテ―・スー族パウワウグランドがある。パウワウはアメリカ先住民の祭りで、国内各地で開かれる。中でも大きくて有名なのが、フランドロー・サンテ―・スー族の主催するフランドロー・サンテ―・スー族パウワウである。他部族、他民族でも参加できる祭りで、毎年多くの人々を集めている。会場はビックスー川のほとりにあり、祭り専用のグランドまでできているのだ。
24/07/20 09:49:20
 着飾った先住民が大勢集まっている。
24/07/20 09:50:06
 色々な踊りのコンテストが行われるそうで、行った時は子供のコンテストが行われていた。
24/07/20 10:00:16
 太鼓は大勢が歌いながら一緒にバチでたたいている。
24/07/20 10:01:18
 着飾ったおじさんたちと話をしている妻。
24/07/20 10:05:16
 腰につけた鳥の羽飾りが美しい。
24/07/20 10:09:02
 2度目の夕食として、出店でインディアンタコを食べる。タコスの先住民版だ。でかくてうまいが食べにくい。これにさらにソースをかけるので手がべたべたになってしまう。
24/07/20 10:15:16
 参加部族皆の行進が始まった。人々が次々と先頭の二人に挨拶をして行進の後ろに加わって、最後は会場中に行進の人であふれた。
24/07/20 10:15:32
 皆さんが出そろったところでダンスが始まる。この時はコンテストではなく、皆さん単に踊ることを楽しんでいる。
24/07/20 10:31:12
 子供も着飾って軽快にステップを踏む。
24/07/20 10:35:04
 羽根や毛皮で着飾った老人も踊る。
24/07/20 10:36:10
 皆さん本当に楽しそうだ。
24/07/20 10:37:52
24/07/20 10:41:58
 ここからカウボーイダンスのコンテスト。まずは大勢で踊る。そして審査の結果が発表され、4人を残し退場する。この目立っていた女性は4人に残り、最後は準優勝。
24/07/20 10:51:36
 優勝したのはこちらの男性。
24/07/20 11:02:02
 いつの間にか日は落ち、満月が出てきた。
24/07/20 11:10:10
 もう一つコンテストがあった後はまた皆さん自由に出てきて踊りだす。
24/07/20 11:14:30
24/07/20 11:22:36
 まだまだ祭りは続いていたが、21時半になったので、帰ることに。道が分かっていたこともあり、帰りは30分で宿に帰着した。本日の走行は281マイル、450キロだった。
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