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2024アメリカ50州ドライブ1西»21日目 ページ-マーブル渓谷-グランドキャニオンNP-パンギッチ
アメリカ50州ドライブ第一弾米本土西半分20州走破
2024年07月29日(Mon)
21日目 ページ-マーブル渓谷-グランドキャニオンNP-パンギッチ
7時半頃に出発し、近くのタコベルで朝食をとる。アメリカ各地に店舗を持つアメリカ風メキシコ料理のファーストフードのチェーン店だ。事前にメニューを見ようと自分のパソコンでタコベルのサイトを開くとブラウザの言語設定を読み込んで日本語サイトに飛ばされる。翻訳しているだけだろうと思っていたら、値段が日本円で、あれ? 知らなかったが今は日本にも進出しており、そこのサイトに飛ばされたのだった。マクドナルドやバーガーキングはアメリカのサイトがそのまま出てくるのにタコベルはアメリカサイトが見られず使えない…。
店に入ると注文は専用タブレットのみで、店員には注文できないシステムに戸惑う。おかげで注文には随分と時間がかかってしまった。タコスはアメリカ風の硬いトルティーヤ。ニンジンみたいに見えるのはチーズで、その奥には隠れてひき肉が入っている。
もう一品はケサディーヤ。スクランブルエッグとチーズを挟んだトルティーヤを挟み焼きにしたもので、こちらは食べやすくて気に入った。
発売20周年記念でバハというシャーベット状ドリンクが無料だったので、これもいただいた。
8時半に店を出て走り出す。ページを出るとナバホネイションとなり、時差があるが、通過するのでこれは無視。台地上のなだらかな道だが、徐々に登り、アンテロープ峠に到着。ここからは一気の下り、グランドキャニオンの谷底を流れるコロラド川の高さまで下るのだ。。
一直線に伸びる谷底の道を進んで行く。
そしてマーブルキャニオンにかかるナバホ橋でコロラド川を渡る。この橋を境に上流側がグレンキャニオン国立保養地、下流側がグランドキャニオン国立公園となっている。また橋の手前までがナバホネイションなので、ここからページと同じアリゾナタイムとなる。
橋から見下ろすとグレンキャニオン国立保養地からグランドキャニオン国立公園へ行くゴムボートツアーを楽しむ人々が見えた。
橋はパラレルデザインで2本かかっており、一本が車道で、もう一本は徒歩専用の橋となっている。
橋を渡って10数キロのところに奇岩地帯があった。
奇岩を使った住宅が何軒かある。クリフドゥウェラーズストーンハウスと呼ばれる石の家だ。
石の家から1時間ほどでグランドキャニオンに行く道の分岐に到着した。国立公園内よりは安いかと思って食堂やショップを見たがあまりよくなく、そのまま進む。
11時40分にグランドキャニオンのキャンプ場にある店に到着し、ピクニックランチ用の食材を購入した。
12時過ぎにビジターセンターに到着し、車を停めて歩き出す。しかし・・・メインのブライトエンジェル展望台への道は工事中で入れず。がっくり。ロッジ周辺からでも十分絶景だが、アメリカでも屈指の絶景が見られるグランドキャニオンがこれだけではもどかしい。
絶景を見ながらピクニックランチを食べるが、その間ずっとこの先の行程について考えていた。渓谷の逆側サウスリムに行けばよくあるグランドキャニオンの風景は見られるが、そこまで300キロ以上ある。今日は無理だし、この先ルート変更してというのも距離的に難しい。下調べをしておらずどんな所か分からないが、今いるノースリムにある見どころの1つであるケープロイヤルに行くことに決めた。
来た道を少し戻って右折、道は登り坂で標高を上げていく。ビスタエンカンターダが最初のビューポイント。ロッジの場所よりも渓谷が広がって見え、素晴らしい。平らなサウスリムの大地も良く見えている。
その先は徐々に標高を下げながら進んでいく。展望台がある度にストップをし、景色を堪能していく。途中の展望台の最後で、先端近くのエンジェルウインドウが見えた。
ケープロイヤル駐車場に車を停めて、トレイルを歩く。谷に突き出たエンジェルウインドウからはぐるりと絶景が連なっている。
ナショナルパークのトレイルなのでいろんな植物に説明があり、歩くのを楽しめる。
台地の先端にあたるケープロイヤルからの景色も素晴らしい。最初のロッジのところで諦めずに頑張って来た甲斐は十分にあった。
15時に出発。ひたすら北に進む。約2時間でユタ州に入る。時差があり、もう18時だ。
19時過ぎに本日の宿泊地であるパンギッチに到着する。ノンストップで3時間以上飛ばしたので疲れ果てた。いつもはスーパーを見て歩く妻に合わせるのだが、この日はくたくたで、車の中で寝て待っていた。
20時にモーテルチェックイン。本日の走行は312マイル、500キロだった。
夕食はフューネラルポテト、直訳すると葬儀ポテト。アメリカの山岳地帯西部と中西部で人気のある伝統食で葬儀の後のディナーでよく食べられるので、この名が付いている。
そして、ローストビーフ。近辺の牛を使った地物だそうで、非常に柔らかな肉だった。
さらにもう一つ、パンにつけた蜂蜜もユタ州の名物だ。