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2024アメリカ50州ドライブ1西»23日目 パンギッチ-ザイオンNP-ラスベガス
アメリカ50州ドライブ第一弾米本土西半分20州走破
2024年07月31日(Wed)
23日目 パンギッチ-ザイオンNP-ラスベガス
昨日と同じパンに蜂蜜とコーヒーの朝食をとり、7時40分に出発した。最初の1時間ほどは一昨日に走った道。そしてザイオン国立公園への道に入る。行き交う車もほとんどなく快調に飛ばしていたのに、ザイオン国立公園の入場ゲート前でいきなりの渋滞。前後に走る車はほとんどいなかったのにおかしい。
事故渋滞で行けなかったら嫌だなと思いながら待つが、動き出したら案外スムーズ。年間パスがここでも使えるので、支払いはなしで、先に進む。すぐの場所にあったのが、チェッカーボードメサ。砂岩の山肌の広い部分に縦横の溝が入っている。自然の生み出した珍しい地形だ。
同じような岩山が続くが、水平の溝だけで、縦横に溝が出来ている部分はほぼない。
ずんずんと坂を登り、標高を上げていく。標高の高い部分は樹木が少なく、地層の線が美しく見えている。
料金所から8キロほど進んだところでまた渋滞。ザイオン-カメル山トンネルの入口だ。トンネルは片側1車線の交互通行で、単なる信号待ち。長いトンネルなので、かなり長時間待つことになる。途中で車を停める場所はそうなかったので、公園入口で車の台数制限をしていたのだろう。最初の渋滞の原因をここで納得する。
トンネルを抜けた先も急峻な岩肌を持つ山々が連なり、車は谷沿いに下ってゆく。
メインの見どころであるザイオン渓谷シーニックドライブは、一般車の通行は制限されており、入れない。南入口付近から出るシャトルバスに乗らねばならないのだ。しかし、南入口付近の駐車場はどこも満車。キャンプ場が工事で閉鎖しており、その周辺の駐車場も入れない。車を停める場所を見つけるのに随分と時間をとってしまった。駐車した場所からシャトル乗り場まで1キロほどあるので、駐車場付近で早目の昼食をとる。
昨夜のレストランで持ち帰りをしたおかずメインにし、パンとコーヒーで昼食にする。
15時発のシャトルバスで、ザイオン渓谷シーニックドライブの終点であるシナワヴァ寺院に向かう。途中、何ヶ所もバスストップがあり、それぞれの場所からトレイルが延びている。
終点から延びているのはリバーサイドウォークと呼ばれる片道1.8キロのトレイル。急峻な谷に挟まれた渓谷を流れる川沿いののんびりしたトレイルだ。
リバーサイドウォークの終点からはトレイルが川になる世界でも珍しいコースだ。ザナロウズと呼ばれるトレイルは、片道7.6キロで奥に行くと胸まで水に浸かりながら進むのだそう。
ナロウズの最初は大勢いた子供たちも進むにつれて少なくなる。
パンツをぬらさないのならこの辺りが限界。ここから進む人は防水バッグに荷物を入れて、水着を着ている人ばかり。そういう準備はしていないので、我々はここで引き返した。
来た時と同じようにリバーサイドウォークを歩いているとどてっとした動物がいた。太って手足がよく見えないが、岩リスである。リスには見えない歩き方だった。
同じようにシャトルバスに乗って、車のところまで戻る。
ザイオン国立公園出発は15時過ぎ。1時間ほどでユタ州を抜け、アリゾナ州に入る。時差があり、1時間戻って15時20分だ。アリゾナ州はノンストップ、15時40分に今回20州目のネバダ州に入った。州境を超えるといきなりカジノ&ホテルがいくつもあるが、そのまま進み、一気に州都ラスベガスへ。
17時前に買い出しをするつもりで巨大なスーパーに入る。イートインが良かったので、そのままスーパーで夕食。
まずは巨大なチキンフライ。
そして中米でよく食べられているタマレスを2種類。
さらにラスベガス名物のシュリンプカクテル。
19時、目抜き通りフリーモントストリートの真ん中にあるフォークイーンズ ホテル&カジノにチェックイン。本日の走行は242マイル、388キロだった。
それにしてもラスベガスは暑い。パンギッチで朝の気温が10度だったのに、18時のラスベガスは43度。外にいるとめちゃくちゃ熱い。
夜のラスベガスを楽しもうと繁華街にあるホテルを選んだが、ここまでど真ん中とは思わなかった。そして外の通りもアーケード付きで冷房が効いており、そこまで暑くないのがありがたい。
部屋で一休みした後、出かける。フロントの横はもうカジノ。カジノは撮影禁止だが、フロントは問題なし。マシンでなく、ルーレットやトランプゲームをしているのはもっと奥で、フロントからは見えない。
外の通りは歩行者天国。舞台が何ヶ所かあり、踊り子が踊っている。
アーケードの天井はどんどんと色や形を変えていく。
着ぐるみを着た大道芸人がいたり、パントマイムをしていたりで、歩いているだけでも楽しめる場所だ。
セクシーな姿の女性と写真をとることもできる。
バーカウンターの上で踊っている女性もいる。
宿泊していないホテルのカジノに入って見る。入口でパスポートチェックがあり、中は非常に安全そう。昔は少し遊んでみたりもしたが、カイロであっという間にすってからカジノで遊ぶのは止めている。ただ見ているだけだが、まあそれでもおもしろい。
セクシーな踊りだけでなく、ちゃんとしたコンサートもある。こういうのが全部無料で見られるのだからすごいところだ。
歩いていると時々空中を人がすごい勢いで流れていく。スロットジップジラというアトラクションで、写真のような着座ではなく、横になって飛んでいく人もいた。
1時間強散歩をし、宿泊ホテルのカジノに入る。宿泊者特典のTシャツがもらえ、そこで無料の入会手続きをすると一人5ドル分のカジノ体験用無料クーポンがもらえるのだ。せっかくなので手続きをする。会員証がカードで、カジノで遊ぶのはこのカードを使うようになっている。昔はマシンにコインをそのまま入れていたので、当たった時に出てくる音がすごかった。今は静かなのはコインが出てこなくなったためだ。5ドル分でもやるならマシンでなく対人のところでゲームをしたいが、無料クーポンはマシンしか使えない。ポーカーをして最初は勝っていた。いくら勝ってもクーポンから始めていると現金化できないのでだんだん面倒になる。最後は終わらせるために大きく張って、一気に終了。まあ楽しめたかな。
23時過ぎに部屋に戻ってワインを飲む。
私が飲んで寝てしまった後、妻は午前2時にまた外に出たのだそう。賑わいは同じような感じだったが、観客に白人がいなくなり、黒人ばかりになっていたらしい。