旅して»旅紀行»旅日記»
2024アメリカ50州ドライブ1西»26日目 ベーカーズフィールド-セコイアNP-キングスキャニオンNP-フレスノ-ミッドパインズ
街の郊外には石油採掘機が林立している。ベーカーズフィールドは石油産業で発展してきた街なのだ。
油田地帯を抜けると、延々と農地が続いている。リンジィでスーパーに立ち寄り、昼食用に買い出し。そして給油、昨日の到着前に入れたばかりだが、この先しばらく国立公園で山道だし、その先にも安い町はなさそうだったので、ここで満タンにする。1ガロンが3.879ドル。昨日のスタンドより1割以上安かった。
9時45分、セコイア国立公園のビジターセンターに到着する。ここで地図をもらって、水を補給する。
次にストップしたのはトンネルロック。
次に停まったのはホスピタルロック。ここにはアメリカ先住民（モナケ族）の描いた壁画や文字が残っている。祭祀の場として岩陰を使っていたそうだ。
ホスピタルロックの前にあるのはコミュニティーキッチンと呼ばれる岩で、穴がいくつもある。この穴を使って先住民は木の実を粉にしたのだそう。
ここから標高を上げていくとセコイアの巨木が続々と見えてくる。世界で最も大きな木として知られるセコイアは2種類あり、セコイア国立公園にあるセコイアは、正式名称がセコイアデンドロン、通称ジャイアントセコイアだ。もう一つのセコイアはカルフォルニア北部の海岸部にあるレッドウッド国立公園に多く生えているセコイア、通称レッドウッドで、正式名称はこちらが単にセコイアだ。世界で一番背の高い木はレッドウッド国立公園にあり、昔見たくて訪れた。しかし、一番高い木には公共交通機関と歩きでは行きつけず。高木の森を楽しみはしたが、悔しい思い出だ。この時の経験もあって、アメリカはどうしても車で回りたかったのだ。こちらのセコイアはレッドウッドよりも少し低いが、太いので、体積は世界一だそう。
4人のガードマンと呼ばれる4本の巨木ポイントでストップ。
巨木を見上げながら軽いピクニックランチ。
博物館は駐車場がいっぱいで素通りし、一番大きな木へと続くトレイルの起点に向かう。途中から大渋滞。散々待たされた挙句、駐車場はもう閉鎖だと追い返された。遠くの駐車場に車を停めてシャトルバスで来いという。5キロ先のビジターセンターも駐車場が満車。駐車ポイントを探している間にその先の駐車場も新たに閉鎖となった。色々駐車場所を探し行ったり来たりしたので、かなり時間を食ってしまう。何とか車を停めて、シャトルバス乗り場に歩き、バスを散々待つ。渋滞してしまっており、バスも中々来ないのだった。
1時間以上時間を無駄にしたが、ようやくメインのシャーマン将軍の木トレイルまでやって来た。トレイルは切り倒された道のトンネルをくぐって進む。
巨大な切り株。でも今から見に行く木は直径9メートルでこれより全然大きい。
そしてこれが地球上で一番大きな生物であるというシャーマン将軍の木。大きなというのは容量が約1500立方メートルを指していて、高さは84メートル。レッドウッド国立公園には100メートルを超える木がたくさんある。幹回りは31メートル。ギネスブックに乗っている一番太い木はメキシコのオアハカにあり、36メートル。巨木好きなので、オアハカの木は以前に見に行っている。
上まで見えているが、大きすぎて一枚の写真に収めるのは難しい。
シャーマン将軍の木は保護のために柵があって近寄れないが、他の木には近寄って触れることもできる。
トレイルの最後で妻と別行動したところ、妻は熊に遭遇していた。
シャトルバスに再び乗って、車に戻り、先に進む。途中でもう一ヶ所巨木を見に行った後、セコイア国立公園を出て、隣接するキングスキャニオン国立公園に入る。車を停めてグラント将軍の木へのトレイルに入る。
ここは切り倒された木の幹にトンネルがある。
入口は小さかったが進むにつれてトンネルは広くなり、最後はビックリするほどの木だった。
こちらがグラント将軍の木。高さはシャーマン将軍の木よりも若干低い82メートルだが、幹回りは若干太く33メートルある。地球上で2番目に大きな生物だ。こちらは空間があり、上まで写真が撮れるので写真映えする。
15時半に出発。16時40分にフレズノに着いて、買い出し。そしてまた給油。この後は山の方に向かい、明日はそのままヨセミテ国立公園なので、ここでも満タンに。1ガロン4.049ドル、再び4ドルを越えた。
ミッドパインズの集落からさらに山の方に進む。今日の宿泊は、ヨセミテ国立公園の手前にあるマウンテンリゾート・・・にあるユースホステルだ。ドミトリーでも一人40ドルする。もっとも2月前に予約した時点でドミトリーベッドが2つ空いていただけで、個室の値段は分からない。人気の国立公園は早くから計画して予約しないとダメなのだ。何とか明るい時間に着いてチェックイン。本日の走行は280マイル448キロだった。
夕食はチキンアルフレード。アメリカでは人気のパスタだ。
もう一品はビーフポットロースト。アメリカの代表的家庭料理だそう。
大部屋のドミトリーだったが、うるさくする人はおらず、寝やすい宿だった。
2024アメリカ50州ドライブ1西
アメリカ50州ドライブ第一弾米本土西半分20州走破
2024年08月03日（Sat）
26日目 ベーカーズフィールド-セコイアNP-キングスキャニオンNP-フレスノ-ミッドパインズ
昨夜は早かったので、早朝から目覚める。昨日の昼と同じハム、チーズ、蜂蜜、パンなどの朝食をとり、7時過ぎに出発する。街の郊外には石油採掘機が林立している。ベーカーズフィールドは石油産業で発展してきた街なのだ。
油田地帯を抜けると、延々と農地が続いている。リンジィでスーパーに立ち寄り、昼食用に買い出し。そして給油、昨日の到着前に入れたばかりだが、この先しばらく国立公園で山道だし、その先にも安い町はなさそうだったので、ここで満タンにする。1ガロンが3.879ドル。昨日のスタンドより1割以上安かった。
9時45分、セコイア国立公園のビジターセンターに到着する。ここで地図をもらって、水を補給する。
次にストップしたのはトンネルロック。
次に停まったのはホスピタルロック。ここにはアメリカ先住民（モナケ族）の描いた壁画や文字が残っている。祭祀の場として岩陰を使っていたそうだ。
ホスピタルロックの前にあるのはコミュニティーキッチンと呼ばれる岩で、穴がいくつもある。この穴を使って先住民は木の実を粉にしたのだそう。
ここから標高を上げていくとセコイアの巨木が続々と見えてくる。世界で最も大きな木として知られるセコイアは2種類あり、セコイア国立公園にあるセコイアは、正式名称がセコイアデンドロン、通称ジャイアントセコイアだ。もう一つのセコイアはカルフォルニア北部の海岸部にあるレッドウッド国立公園に多く生えているセコイア、通称レッドウッドで、正式名称はこちらが単にセコイアだ。世界で一番背の高い木はレッドウッド国立公園にあり、昔見たくて訪れた。しかし、一番高い木には公共交通機関と歩きでは行きつけず。高木の森を楽しみはしたが、悔しい思い出だ。この時の経験もあって、アメリカはどうしても車で回りたかったのだ。こちらのセコイアはレッドウッドよりも少し低いが、太いので、体積は世界一だそう。
4人のガードマンと呼ばれる4本の巨木ポイントでストップ。
巨木を見上げながら軽いピクニックランチ。
博物館は駐車場がいっぱいで素通りし、一番大きな木へと続くトレイルの起点に向かう。途中から大渋滞。散々待たされた挙句、駐車場はもう閉鎖だと追い返された。遠くの駐車場に車を停めてシャトルバスで来いという。5キロ先のビジターセンターも駐車場が満車。駐車ポイントを探している間にその先の駐車場も新たに閉鎖となった。色々駐車場所を探し行ったり来たりしたので、かなり時間を食ってしまう。何とか車を停めて、シャトルバス乗り場に歩き、バスを散々待つ。渋滞してしまっており、バスも中々来ないのだった。
1時間以上時間を無駄にしたが、ようやくメインのシャーマン将軍の木トレイルまでやって来た。トレイルは切り倒された道のトンネルをくぐって進む。
巨大な切り株。でも今から見に行く木は直径9メートルでこれより全然大きい。
そしてこれが地球上で一番大きな生物であるというシャーマン将軍の木。大きなというのは容量が約1500立方メートルを指していて、高さは84メートル。レッドウッド国立公園には100メートルを超える木がたくさんある。幹回りは31メートル。ギネスブックに乗っている一番太い木はメキシコのオアハカにあり、36メートル。巨木好きなので、オアハカの木は以前に見に行っている。
上まで見えているが、大きすぎて一枚の写真に収めるのは難しい。
シャーマン将軍の木は保護のために柵があって近寄れないが、他の木には近寄って触れることもできる。
トレイルの最後で妻と別行動したところ、妻は熊に遭遇していた。
シャトルバスに再び乗って、車に戻り、先に進む。途中でもう一ヶ所巨木を見に行った後、セコイア国立公園を出て、隣接するキングスキャニオン国立公園に入る。車を停めてグラント将軍の木へのトレイルに入る。
ここは切り倒された木の幹にトンネルがある。
入口は小さかったが進むにつれてトンネルは広くなり、最後はビックリするほどの木だった。
こちらがグラント将軍の木。高さはシャーマン将軍の木よりも若干低い82メートルだが、幹回りは若干太く33メートルある。地球上で2番目に大きな生物だ。こちらは空間があり、上まで写真が撮れるので写真映えする。
15時半に出発。16時40分にフレズノに着いて、買い出し。そしてまた給油。この後は山の方に向かい、明日はそのままヨセミテ国立公園なので、ここでも満タンに。1ガロン4.049ドル、再び4ドルを越えた。
ミッドパインズの集落からさらに山の方に進む。今日の宿泊は、ヨセミテ国立公園の手前にあるマウンテンリゾート・・・にあるユースホステルだ。ドミトリーでも一人40ドルする。もっとも2月前に予約した時点でドミトリーベッドが2つ空いていただけで、個室の値段は分からない。人気の国立公園は早くから計画して予約しないとダメなのだ。何とか明るい時間に着いてチェックイン。本日の走行は280マイル448キロだった。
夕食はチキンアルフレード。アメリカでは人気のパスタだ。
もう一品はビーフポットロースト。アメリカの代表的家庭料理だそう。
大部屋のドミトリーだったが、うるさくする人はおらず、寝やすい宿だった。