旅して »
旅紀行 »旅日記 »
2018 太平洋周遊
»
日記»
マーシャル諸島、キリバス、ソロモン諸島、ナウル、ミクロネシア連邦の旅
8日目 タラワ(ベソ)
キリバス3日目、ホテルで朝食を取った後、近くの魚市場へ。何人かのおばちゃんがクーラーボックスに魚を入れて売っているだけだが、新鮮な魚を氷漬けにして売っているので鮮度は抜群だ。魚の種類は思ったよりも少なく、迷ったがタラワで一番よく食べられているはずのツナを購入。ツナといっても日本でいうカツオである。一番小さいのを選んだがそれでも2.5キロ、2人で食べるには大きい。魚をホテルに持って帰り、キッチンで調理してもらう。フロントのお姉さんが妻と一緒にクッキングする話になっているのだと思っていたが、レストランからシェフが呼ばれてきて、本格的に調理してもらったそう。妻がキッチンで調理法を学んでいる間、私は部屋に戻って、妻のパソコンを使い、写真整理や日記書きをしていた。
11時頃、1品目の生魚のココナッツクリーム漬けが完成。昨夜頂いたパンの実を主食として早めの昼食をとる。鮮度の良い魚をホテルのシェフに料理してもらったのだから当然だが、非常に美味しかった。
昼間は非常に暑いのでエアコンの効いた部屋でのんびり休み、16時頃からまた出かける。何度か海岸に出たが昔はたくさんあった戦争の遺物が目立たなくなっており、その代わりにごみが目立つのが非常に残念である。
何やら賑やかな歌声がする家があり、行ってみると結婚式のパーティーをしていた。シャコガイの刺身をはじめ、キリバス料理の数々が並んでおり、ちょうどみな食べているところだ。お呼ばれして、そのままパーティーに参加。合唱やダンスを新婦側と新郎側に分かれ、お互いに披露する。新婦とよく似た女の子(おそらく姉妹)が体にココナツオイルを塗り、バンダナスの葉を編んだ髪飾りや腰飾りをして踊るダンスが印象的。
お互いに披露するものが終わると自由参加のダンスタイム。基本的には男女がペアとなって踊り、頬をすり合わせたりの愛情表現が入ってきたりするのだが、興に乗ってくるとセックス表現そのものにまで発展していく。おおっぴろげで楽しそうに踊り、見ている大人は大喜び、小さな子供まで目を輝かせて見ている。太平洋の島々では性が開放的だというが、小さな頃からこういう環境で育ってきたら当然だろう。
結婚式のパーティーでたくさん食べたので、宿に戻ってもお腹いっぱいで夕食を取ることができない。昼のカツオで作ったフィッシュスープが残ってしまったが、明日に回さざるを得ない。