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2018 太平洋周遊
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マーシャル諸島、キリバス、ソロモン諸島、ナウル、ミクロネシア連邦の旅
22日目 ナウル(アイウォ)
独立記念日の前日、朝早くからスタジアムに行くとすでに競技は始まっていた。VIP席の最前列中央には今日も大統領夫妻がいる。連日、本当にご苦労なことである。最初の種目が終わり、次までに間があいたので、朝食がてら散歩する。祝賀行事はすでに始まっているが、飾り付けや特別な清掃はあちこちでまだ続いている。宿泊中のホテルでも裏で大きな看板の作成中である。朝から開いているレストランは少なく、少し遠くまで歩き、中国人のやっている肉まん等の店に行く。結構流行っており、車で買いに来る人も多い。ちなみにレストランをやっている中国人はどこで聞いても広東省出身者である。
スタジアムに戻り競技の続きを見る。ミクロネシアはお祭りの時に食事や飲み物を振る舞う習慣があり、スタジアムでもココナッツやクッキーが振る舞われている。
葉っぱで編んだボールを相手にあてる競技や棒を丸太に当ててその先に飛ばす競技など、他で見たことのない競技ばかりで面白い。
昼食時にカルチャービレッジに移動したが、昨日よりもずっと人が少なく、店も少なくなっている。カルチャービレッジ開催の1週間だけ特別フリーWIFIがあり、少しインターネットをしてから、街に戻り、普通の食堂で昼食をとる。
2時間ほど休んでから再びカルチャービレッジに。次々とナウル人のチームが踊りを見せていたが、学芸会レベルで、飽きてしまった。しかし、時間はあっという間に経つ。スタジアム競技の最後の種目がレスリングで、それだけは見たいと思っていたのに、行ったら終わっていた。途中の進行がプログラムよりも遅れていたので、定時に終わることはないと思っていたが、失敗した。
夜はホテルからすぐの会場で国際チームのショー。明日の式典に参加するためのVIPが今日の臨時便で大勢到着したようで、VIP席はいっぱいだ。台湾大使夫妻や大統領夫妻は楽しそうに一番前で見学している。日本からも4人見に来ていたが、VIP席の最後列に座り、寝不足なのか辛そう。
昨日も見たバナバ人のダンスは、やはり見応えがある。インド人の劇団が来ており、1時間以上の長いパフォーマンスで、正直飽きた。台湾の雑技団、今日は力業でなく、ちょっと迫力に欠ける。インドネシアからはパプア州のチームだったが、伝統的な音楽でなく、期待外れに終わる。
途中退席するVIPが多い中、今日も大統領夫妻は最後までいた。早朝からスタジアムで表彰役をやっていたのに、夜遅くまで疲れも見せず、すごい。御夫婦とも、他の方々への心配りも随所に見受けられ、感銘を受けた。
夜10時半過ぎにホテルに戻ると朝作成中だった看板は完成し、電光が輝いている。いつの間にイルミネーションまで付けたのか。ともあれ、無事に本番である明日に間に合って良かった。