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ロシア・沿ヴォルガ管区&ウラル管区32日の旅、ロシア内6共和国訪問
サランスク→ウリヤノフスク(ウリヤノフスク州)
早朝5時に起床。この時間でも明るいので北国の夏はありがたい。朝食後、6時前に宿を出た。公共のバス等が走り始めるのが6時からなので、それより早く移動するにはタクシーを呼ぶしかない。
サランスクの通り名表示は3つの言語で書かれている。エルジャ人やモクシャ人は、モルドヴィン人とまとめて呼ばれることもあるが、エルジャ語とモクシャ語は近縁言語とはいっても相互理解は困難な別言語であり、普通はモルドヴィン語とまとめては呼んだりはしない。公用語はロシア語を含めた3言語あり、看板は3言語併記となる。
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ウリヤノフスク行きのバスは大型車ではなく、マルシュルトカと呼ばれる大型のバン。これで4時間はきつい。途中の休憩もバスターミナルなので食事さえできず。
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4時間でもきついと思っていたのに、結局5時間かかってようやくウリヤノフスクに到着。宿には昼食後に行くつもりだったが、到着時間を確約していたので遅れてはまずいと思って、バスターミナルから直行した。宿は貸アパートで、時間に合わせて開けに来るということだったのに、約束の時間になっても誰も来ない。電話を持っていないから"絶対にこの時間"と連絡しておいたのに…。団地の一室なので周りに店もなく、電話を借りることも難しい。写真は宿のはずの団地入口。
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困っていたら同じ入口を使う部屋に住む女の子が友人と帰って来た。頼んで宿オーナーに電話してもらったところ、予約したこの場所ではなく街の中心の方のアパートに変更とのこと。バスターミナルに近いということで選んだ宿だし、行ってる時間に来ないあげくに酷い言い様であるが、仕方なし。電話をかけてくれた女の子が、街まででる予定なのでついでに案内してくれるというのが救い。一緒に市内マルシュルトカに乗って街を横断。宿は街の反対側で、車中観光案内までしてもらった。この2人がいなければ、またサランスクでのように路頭に迷うことになるところだった。
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トラブルで昼食が遅くなっていたので、宿近くのレストランにまず入った。もともとこの街は乗り継ぎで立ち寄っただけで観光は軽くするつもりで、気分転換に昼からワインを注文。ビーカーで量を図っている。
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2人で前菜2皿、メインを2皿頼んだが、いずれもボリュームがあり、特に最後の肉は巨大で食べきれないほど。お腹いっぱいになってしまった。
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宿近くには古い木造家屋がいくつもあり、特に目立っていたこの建物はレストランだった。
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ウリヤノフスクはレーニンの生誕地である。もともとはシンビルスクという町だったが、レーニンの姓にちなんでウリヤノフスクと改名された。大きなレーニン記念館があり、せっかくなので行ってみたが、月曜日で休館だった。
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ボルガ川に面したウリヤノフスクには大きな橋が2本架かっており、交通の要所となっている。
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街の中心に泊まったので頑張って観光することにする。Wikipediaには古い建物が残っていない街のように書かれているが、中心部にはたくさん残っており、博物館となって保存されているものだけでも軽く10は越えている。
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ルーテル派教会とトラム
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シンビルスク、19世紀末~20世紀初頭博物館
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商店
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オールセインツ教会
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聖昇天大聖堂
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ここに載せた以外にもたくさん古い建物があり、Wikipediaの記述が本当に不思議に思えた。
宿の戻ってシャワーを浴びたらバタンキュー。遅い昼食が重すぎて、夜遅くなっても全くお腹が空かないままだった。