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ロシア、ボルガ&ウラル周遊
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ロシア・沿ヴォルガ管区&ウラル管区32日の旅、ロシア内6共和国訪問
クングール→ザルビノ→クングール→
クングールの3日目、この日は朝から料理教室。3種類のカーシャ(穀物粥)で、朝からお腹いっぱい!
チェックアウト時間はお昼なのに、夜の出発まで部屋を使っても良いことになり、さらに、駅までまた送ってくれるという。本当に至れり尽くせりの宿で、うれしい限りだ。食事なしの宿なのに朝夕なにがしか用意があって、ありがたい事この上なし。
近郊のザルビノ村でお祭りがあるというので出かけることにした。20キロほど離れた場所なのにタクシーで700円もしないという。ロシアのタクシーは、流しなら高く、また非常に少ないが、呼べばすごく安い。モスクワの空港から街は、今回使ったエアポートエクスプレスよりタクシーの方が安いというから驚き。呼ぶ手段を持たないので、こうやって呼んでもらえる時は利用してみたいと思っていた。なのでバスもあったが、タクシーを呼んでもらう。やって来たタクシーはメーターこそついていないが、快適な乗り心地の車。20キロは思ったよりも遠く、こんなに安くて良いのかと思うほどの距離だった。
ザルビノ村の祭り会場は車がたくさん停まっていて盛況であることが遠目にも分かる。民族衣装を着ている人も多い。
祭りのメインイベントは、丸太を使ったベンチづくりコンテストのようで、会場の一角ではチェーンソーや斧、ノミなどを使って作業する人々がたくさんいる。斧やチェーンソーは丸太に整理されていた。
西部劇で使われるような鞭も売っており、カウボーイハットのおじさんは実演してくれた。
民族衣装で、昔のコイン刻印を実演。
舞台も設置され、劇や踊りの披露もある。
昔の鎧の作り方実演は子供達がやっている。
昔風の編み物実演は女の子。
お祭りなのでシャシリク(串焼き肉)などの屋台が出ており、久しぶりにシャシリクを食べた。
いったん会場を離れ、村に行ってみる。
ほとんど人が祭りに参加しているようでひっそりしているが、もちろん残っている人もあり。
村の入り口には木彫りの看板、木彫りで有名な村なのか。
会場に戻るとベンチ作りは終盤に差し掛かっていた。
カーシャの振る舞いがあり、少し頂いた。
インドやアフリカでよく見るヘナ。
斧を投げて的に刺すゲーム。
祭りを大いに楽しんで、帰りはバスに乗る。宿に戻ると何やらスープを作っていた。あとでこれを夕食にふるまっていただいた。
夜の9時頃まで部屋を使わせていただいた上に、駅まで送っていただき本当に感謝である。駅に着いたら夕日がきれいな時間でレンガの水塔が真っ赤になっていた。
駅まで送って頂いただけでなく、列車が出るまで見送って貰え、感激。これで気持ちよく夜行列車の旅が始まると言いたいところだが、夜中に乗り換えが待っているので、今日は夜行なのに寝台をとっていない。車両は寝台車なので、横にはなれたが眠る訳にはいかない。