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ロシア、ボルガ&ウラル周遊
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ロシア・沿ヴォルガ管区&ウラル管区32日の旅、ロシア内6共和国訪問
イジェフスク
朝になっても妻の熱は下がらず。イジェフスク滞在は今日が最後なので一人でも出掛けようと思ったが、なんと今日は月曜日ですべての博物館が閉まっているという。共和国ごとの違いを知るために今回の旅では博物館を訪れるようにしていたのに、これは失敗。特にここは、オープンエアーの民族博物館やカラシニコフ博物館、武器庫博物館などあって楽しみにしていたのだ。それ以外に訪れようと思っていた場所はそう多くなく、午前中は看病兼ねて部屋にいることにした。
ペリメニのモニュメントだけはどうしても行きたいと妻がいうので、そのモニュメントがあるレストランに昼食に出ることにした。妻は、数年前にモニュメントの存在を知って行きたくなり、今回その正確な場所を必死になって探していた。熱がある状態では心配だったが、行けるというのを止める訳にもいかない。
昼過ぎ、トラムに乗ってそのレストランを目指した。トラムを降りてすぐにあった薬局で妻はマスクを購入。マスクだけでも楽になるという。
レストランに実際行ってみるとモニュメントというより、店の目印となる造形物のペリメニだったが、妻は体の調子も忘れ大喜びしている。
人気のオープンエアーレストランで、鳥がたくさん飛び交っており、楽しいレストラン。妻が元気になってきたので、サングリアを注文。食も進んでいてほっとした。
妻が大丈夫というので、食後は観光。博物館が閉まってしまいこの街の特徴である銃器を博物館で見れなかったので、銃器屋に入ってみた。狩猟のためのライフルを主に売っている店で、いろいろな動物のはく製が飾ってあったりし、意外に楽しめる店だった。
聖トリニティ教会。
全く存在も知らず、予定になかった場所だが、レストランに行く時にトラムから黄金のモスクが見えた。黄金の教会の多いロシアだが、モスクで黄金というのは他の国でも見た記憶がない。これは一見の価値あり。
モスク周りの花壇を整備していたおばあさんに話しかけられ、モスクの中を案内してもらうことになった。お祈りの時間ではなく、モスク内にいたのはムッラー(モスクでの指導者)のみ。このムッラーは、タタール人、おばあさんはバシキール人、もう一人手伝いをしていて少し英語を話せる青年はウズベク人。ウドムルトのモスクなのに、いろんな国の人々がいて、イスラム教徒に国は重要でないのが分かった。
最後まで名残を惜しんでくれるバシキールのおばあさんとウズベクの青年。
アレキサンダーネフスキーイジェフスク教会。
昨日も訪れた聖ミカエル大聖堂。
なんとか観光を終え、ホテルに戻ると妻はすぐにベッドへ。明日以降の観光も計画を変え、軽めにしなければならないかもと考え、私は明日移動予定のタタールスタン共和国についてひたすら調べ物をした。
22時になって起きた妻と今日もペリメニの夕食である。