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ロシア、ボルガ&ウラル周遊
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ロシア・沿ヴォルガ管区&ウラル管区32日の旅、ロシア内6共和国訪問
カザン→ヨシュカルオラ(マリエル共和国)
今日は午前中に宿近くのムスリム地区を観光し、午後は郊外の寺に立ち寄ってから、マリエル共和国のヨシュカルオラへ移動する作戦だった。しかし、妻はチェックアウトまで念願のショッピングだと宣言し、朝から嬉々として出かけてしまった。一人で予定通りの見学に行こうかと思ったが、郊外の寺に行くのは面倒になり、午前中は部屋でのんびり写真整理と日記書き。
買い物の出掛にタタールティーを注文しておいたが、何故か店に行って写真を撮ったのみ。買って帰って来たのは自分の土産~。
昼にチェックアウトし、荷物を担いだまま歩行者天国になっているナシリ通り方面へ。この辺りは古い建物が数多く集まっている。1768年建築のアパナエフモスクもその一つ。ここも他のモスク同様に1930年ころに閉鎖させられ、看護学校などとして使われた。2007年から2011年にかけてモスクとして修復され、今に至っている。
正装した人が多いなと思っていたらアザーンが鳴り響きだした。礼拝を呼びかけるモスクからの声だ。今日は金曜日、イスラム教徒にとって一番大切な礼拝の日だ。バシコルトスタンのウファからもう2週間になっているのだ。1766年にカザンで最初の石造モスクとして建てられたマルジャニモスクはソビエト時代に唯一モスクとしての機能が維持されていたモスクだ。
マルジャニモスクの前には結婚式の準備をしている一団もおり、非常に華やかだった。
この地区にはガイドに案内された団体も次々と来ている。
新しいモニュメントやレストランもたくさんできている。
歩行者天国になっている観光地区から少し離れたところで目を付けていた食堂に入る。期待通りムスリムの人ばかりで、食事も内装も中央アジア風。
カザン駅は旧駅舎も使われているが、切符を買って入ったのは新駅舎で非常にきれいだった。
乗車する近郊列車は1両編成で驚いた。ロシアでは近郊列車も長いのばかり見てきたのに、1両とは・・・。
出発して15分ほどで今日の午後行こうと思っていた全宗教寺院を通過。すべての宗教を取り入れた宗教施設を建築していたのだが、推進していた人が死亡し、未完成に終わっているという。
列車は2時間ほど走った駅で初めて長時間停車した。時刻表の出発時間になっても出発せずにおかしいと思っていたらトイレ休憩だった。車両にトイレが付いていないとは思っていなかったのでしばらく気づかず。そうと知っていれば写真など撮っている場合ではなかった。ないと分かるとトイレに行きたくなってしまうものだ。
18時半にマリエル共和国ヨシュカルオラへ到着。駅の周りにはやたらと警官がいる。
宿の周りに食堂はなく、夕食は惣菜などを買って部屋で。