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ロシア、ボルガ&ウラル周遊
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ロシア・沿ヴォルガ管区&ウラル管区32日の旅、ロシア内6共和国訪問
ヨシュカルオラ→チェボクサル(チュヴァシ共和国)
マリエル共和国は1泊だけなので、翌朝早くから観光に出る。まずはトロリーバスに乗って街の中心へ。写真は聖母マリアアサンプション教会。
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近くの中央市場へ朝食を探しがてら入る。しかし、写真をとったらいきなり警備員に撮影禁止だと制止される。周りの野外市場なら良いかと撮ると今度は写ってない人が、カメラ持った人がいるから皆気を付けろなどという感じの言葉を発した。相当にカメラに対して警戒心のある場所なのだ。
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カメラを制止されつまらなくなり、食事もとらずに市場を離れた。市場の裏手にトリップアドバイザーのサイトでヨシュカルオラの見どころ第一位にあげられているモニュメントがある。サイトに写真もあったので知ってはいたが、これが見どころナンバーワン? サイト訪問者の人気投票的な部分があるのでネコ関係は上位に来ていることが多いが、さすがにこれではこの街に見どころがないのかなと思ってしまう。
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チャバイナ通りでは、観光客相手の青空市が開かれており、こちらは写真撮影ウェルカムでホッとする。
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受胎告知塔(左)と受胎告知教会。どちらも真新しい建物で、周辺部はまだ工事中。
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完成すれば人気の出そうなおとぎの国みたいな街だが、この辺りはまだテナントが入っていない。カフェも看板のみ。朝食をとらないまま来てしまったので、看板が少し恨めしい。
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橋を渡った川向うもおとぎの国のような建物が並ぶ。写真の一角は完成しているがテナントが入っているところはまだ少ない。
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こちらの一角はまだ工事中。こんなに作ってどうするんだろうというくらいに新しい街が出来つつある。
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聖ペテロとフェブロニア記念碑。後ろの建物はマリエル共和国立の劇場。
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開いている食事処が見つからず、スーパーで買い出しして、川辺で景色を見ながら朝昼兼用のピクニック食。
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食べ終わってからスーパーの2階にレストランがあるのを発見。マリエル共和国のレストランにも入っておきたかったが時すでに遅し。到着した昨夜はレストランが見つからず、今朝も市場にはあったのに逃してしまっている。1泊しかしない所に限ってこうなってしまうもので、仕方なし。
最後に博物館へ。英語を少しだけ話す女性が、グーグル翻訳まで使って一生懸命案内してくれたので、非常に楽しめた。先方も喜んでくれ、お土産まで頂いた。マリエル共和国で検索するとかなり上位に「神聖なる一族24人の娘たち」という映画が出てくる。博物館を案内してくれた女性が、その映画は嘘ばかりの作り話なので信用しないで下さいと何度も繰り返していたのが印象に残った。
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チェックアウトの昼ぎりぎりに宿に戻ってチェックアウト。駅前からミニバスに乗って、共和国巡り最後の訪問国であるチュヴァシ共和国へ向かう。
チュヴァシ共和国は、トルコ系民族でありながらクリスチャンとなったチュヴァシ人の国。どんなところかなと想像を巡らせて来たが、首都チェボクサルに着いた途端、タタールスタン共和国やバシコルトスタン共和国と同じように中央アジアの匂いを感じた。宿は市場の中にあったので、夕方だったがまずは市場観光する。
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中央アジア風の内装をウェブサイトに載せているレストランがあり、夕食は中央アジアの食にしようとここに入った。
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内装は中央アジアで、中央アジア風なメニューも色々あったが、メニューには寿司もたくさんある。ロシアでは寿司が人気なので、寿司レストランをよく見かける。一度も食べないままここまで来ており、メニューを見れば見るほど食べたくなってくる。迷ったが、結局寿司を注文。にぎりもあったが非常に高いので巻物で我慢する。日本には無いような巻物だが、また来ても良いと思える美味い寿司だ。日本人が来たことを喜んでくれ、サービスでさらに一皿巻いてくれ、うれしい限り。
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宿に戻る途中でロシアルーブルがもうほとんどないことを思い出す。カードを使えなければ寿司代も払えない所だった。すぐに近くのATMへ。一軒目、なぜか通信エラーでお金を出せず。そして2軒目、操作途中にATMがフリーズ。カードが出て来ず、めちゃくちゃ焦る。土曜の午後で銀行は閉まっており、カードが取り戻せるのは月曜か・・・。英語のできる女の子に助けを求めて、表示されている画面を訳してもらうが、取引が中断されたことが書いてあったのみ。ATM周りにあるロシア語表記の銀行名や支店名、ATM番号などを英訳してもらている最中に、ATMの画面が変わった。1分以内にボタンを押せばカードが戻るというロシア語で出ていると教えられ、あわててボタンを押し、無事カードを取り戻す。他のカードを使ってみたが、やはり通信エラー。今度はカードはすぐに出てきたが、このままでは明日の食事代にも事欠いてしまう。この後、ATMを探して歩くが、ことごとく通信エラーのでる2行の支店ばかりで、何度やってもお金を出せない。1時間くらい歩いてやっと動くATMが見つかり、事なきを得た。