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ロシア、ボルガ&ウラル周遊
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ロシア・沿ヴォルガ管区&ウラル管区32日の旅、ロシア内6共和国訪問
ニジニ・ノヴゴロド
泊まっているホテルは朝食付きだが、ビュッフェスタイルではなく、前日にリストの中から食べたいものを選んで、時間とともに予約するシステムとなっている。システムは良いが、予約できる時間が8時以降となっているのには少し驚いた。遅い・・・、ロシア人の朝食時間は遅いのだろうか。今日はまだ良いが、明日は9時40分の列車予約がある。間に合わないことはないが、明日はあわただしい朝になりそう。今朝はゆっくりしても良かったが、明日宿を出られる時間がどんなものになるかを試しておきたく、今朝の予約は8時にしておいた。
8時に食堂へ降りると部屋番号ごとにテーブルが用意してあり、コールドメニューは既に並んでいる。コーヒーやお茶はセルフで別テーブルに用意してある。お茶はティーパックだが、色々取り揃えており、10種類以上あった。席に着くと、まずあたたかいカーシャ(穀物粥)を持ってきてくれた。しばらくして焼いたハムの入ったサンドイッチ。そしてあたたかいソーセージ。全部出てくるまでに時間がかからず、ホッとする。これなら明日朝もきちんと食べられそうだ。ボリューム満点の朝食で満足。カザンの時同様にスープはなし。
スプーン、フォーク、ナイフのセットはおしゃれで、先端部分にまで模様!
午前中は2人とも部屋でのんびり。私は溜まっていた日記を書き進めた。朝食が多かったので昼になってもお腹は空かず、少しだけあった昨夜の残りを昼食とする。
14時過ぎにようやくの外出。クレムリンの城壁を見ながら、カザンの聖母像の教会から聖ヨハネ生誕教会までは、昨日と同じ道だ。その奥に城門があり、博物館になっている。博物館には入らず、城門をくぐりクレムリンの中へ。
クレムリンの中は急傾斜の緑地が広がっており、まずはそこをひたすら登る。上からはボルガ川を見下ろす良い眺めだ。城壁の中へ入るといきなり斜面というのはあまり見ない構造だ。丘の上の高さで城壁を造った方が守りの堅い砦になったと思うが、川へ出入口の確保の意味もあったのだろうか。
丘側のメインゲートは、ドミトリータワーと呼ばれている。その周りは戦車や戦闘機が置いてあり、子供の遊び場となっていた。
ドミトリータワーから城壁の周遊のコースに入る。これがクレムリン観光のメインだ。
途中何ヶ所かあるタワーは博物館になっている。
城壁の西側から泊まっているホテルが見える。写真中央に三角屋根の建物だ。すぐ近くだが、城壁のこちら側には入り口がない。
昨日一人で見て歩いた教会群も良く見える。
城壁は、丘の高さから川辺の高さまでひろがるクレムリンを囲っているので、中は急傾斜になっている部分もある。
最初にクレムリンへ入った川側のタワーから城壁を出る。今度は城壁の外側を散歩しながら坂を登る。
ドミトリータワーから外に出た辺りが、街の中心だ。ボリシャヤ・ポクロフスカヤ通りは歩行者天国になっており、買い物客で賑わっている。写真の奥に写っているのが、ドミトリータワー。
適当に散歩していたら、アセンシオン教会に出た。地図を見ると宿の近くだったので、ここから帰ることにする。
昨日と同じスーパーに入って夕食の買い出し。また寿司を買ってしまった。昨夜のワインがたくさん残っているが、シュバット=ラクダ乳酒を見つけ購入。気分はワインだったが、ラクダ乳酒なんてもう当分飲めないだろうから飲んでおきたかったのだ。