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~クリミア、北コーカサス、カラムイク~
6日目 アナパ
昨日の失敗に懲り、朝一番でまず明日のバスチケットをバスターミナルに買いに行く。そしてキャッシング、クリミアを出たのでもうどこでもキャッシングできるが、早めにするに越したことはない。そして市場へ。にぎやかな街だが旅行者にとって必要な場所が中心部に固まっていてすぐに歩いて行けるのがありがたい。
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市場で朝食を取った後は、観光。まずはオスマントルコ時代の城門へ。15世紀から19世紀まで、アナパはオスマントルコの城塞都市だった。
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さらに古いボスポラス王国時代にも栄えた港町で、その時代の遺跡も街の中にある。遺跡の一角には博物館もあり、多くの出土品が展示されていたが、説明がロシア語のみで少し残念。
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ビーチ沿いの道はきれいに整備され、店が立ち並んでいるが、ヤルタのように水着のまま歩いている人は見かけなかった。
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ビーチは広い砂浜だが、本当に人だらけ。さすがロシアではソチと1,2を争うビーチリゾートなだけはある。
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遠目には足の踏み場もないように見えたが、そこまでではなく、砂浜を普通に歩くことができたのが、ヤルタのビーチとの違い。
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街に戻って散歩。きれいで西欧のように見える街並みだが、ムスリムの多いコーカサスだけあって、イスラム圏の食べ物が多い。
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再び市場に戻って食料買出し。
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宿近くの酒屋でワインを購入。アナパのあるクラスノダール地方はロシアンワインの産地として知られている。ロシアでワインを生産しているのはクラスノダール地方とその周辺のみであり、クリミア併合以前はクラスノダール地方での生産が圧倒的シェアを誇っていた。アナパ訪問を決めたのは、ワイナリーの訪問先としてロシアでは一番人気のワイナリーが近くにあったから。30日のビザ範囲内では時間に余裕なく、このワイナリー訪問をあきらめたが、地元のワインをどうしても飲んでおきたいところだ。酒屋でおすすめの地元ワインを聞くと、試飲させてくれた。しかしこれがかなりの甘口。甘口は苦手なので、辛口を聞いたところ、赤の辛口は一番安い1リットル300円くらいの3種類しかないという。甘口のワインで有名だったのか・・・。辛口のを3種とも味見したが飲めるが酸っぱくて、いかにも安ワインである。といっても苦手な甘口よりは私には飲みやすいので安いのを買ってしまう。この店は立ち飲みもできて地元の人が昼間からウォッカを飲んでいた。ワインを選んでいる最中から色々話しかけられ、試飲が終わり買うのが決まった後は、何杯も彼らにウォッカを飲まされる。
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宿のぶどう棚の下でディナー。
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ウォッカを散々飲んだ後、ワインも飲んだので早い時間だったが早々に寝てしまい、一日が終わる。