旅して »
旅紀行 »旅日記 »
南ロシアの旅
»
日記»
~クリミア、北コーカサス、カラムイク~
15日目 ナリチク→ウラジカフカス
宿近くの食堂で朝食をとった後、市バスに乗って第一バスターミナルに向かう。本日の目的地は北オセチア・アラニア共和国の首都ウラジカフカスである。
カバルダ・バルカル共和国など2民族の名称併記ではなく、北オセチア・アラニア共和国の名は、オセット人の先祖とされる歴史上の民族名アランをオセット人の国の意味のオセチアと併記している名前である。オセット人の国はロシアとジョージアに南北で分断されており、ロシア側が北オセチア・アラニア共和国、南側が南オセチア共和国となっている。北コーカサスに広く住むコーカサス系民族やトルコ系民族と違って、オセット人はイラン系民族である。宗教もイスラム教が基本の周辺民族と違って、7割以上のオセット人はキリスト教徒となっている。そのため、北コーカサスにあってのオセチアは異色の国となっている。
北オセチア・アラニア共和国の入口で検問があり、男性のみ全荷物を持って下車し、レジストレーションをするように言われた。しかし、切符を買う時にパスポートを提示してあった私は運転手が乗客名簿を出し、レジストレーションは免除された。他の乗客は車内で現金払いをし切符を買っていなかったのでオフィスに行ってレジストレーションをしてきた様子。その間に国ゲートの写真を撮る。
14時前にウラジカフカスのホテルに無事チェックイン。サッカーワールドカップで日本の初戦が15時からなので、まずは部屋のテレビの映りをチェック。大丈夫そうなのですぐに街に出て、ローカルのオセットビールや燻製肉のつまみを買って観戦体制を整える。ホテルのレストランに皿などを借りに行った妻が料理を一皿もらってきた。ちょうどスタッフが賄を食べ始めるところだったらしい。
前評判を覆す素晴らしい試合で日本の勝利! 気分よくそのままの勢いで、続くポーランド対セネガル、ロシア対エジプトもフルで観戦♪ さすがに3試合を真剣に見ると疲れて他には何もできず。