南ロシアの旅

~クリミア、北コーカサス、カラムイク~

28日目 エリスタ

 昨夜は到着が遅く、寝た時間が遅かったので、出かけるのが少し遅くなってしまった。9時にホテルのレストランで朝食をとろうとしたが、朝からあるのは昨夜頂いたものだけ。この国のものを色々食べたいので、ここは我慢し、まずはバスターミナルへ。明日のボルゴグラード行バスの切符を購入した。そして、ミニバスに乗って街の中心部に移動する。
 カスピ海の西岸に位置するカルムイク共和国は、ヨーロッパ唯一の仏教国として知られている。住民の3分の2はモンゴル系のカルムイク人で、まさにモンゴル顔をしており、アジアに戻ってきたような気分になる。そんな街の中心で目立つランドマークが、パゴダ・セミ・ドネイである。その中心にはマニ車があり、まるでモンゴルにいる気分になる。
18/07/02 15:45:08
 メインストリートの南側は公園のようになっており、仏塔やマニ車などがその中に点在している。写真は、ゾロティエ・ヴォロタ呼ばれる建物。
18/07/02 15:51:26
 せっかく来たのだからと仏教徒らしくマニ車をいちいち回しながら進んだので、時間がかなりかかってしまう。
18/07/02 15:53:54
 メインストリートの北側は商業地区だが、その中にモニュメントが点在している。モニュメントが中央アジア風なのはカルムイク人の歴史に関係しているのだろう。
18/07/02 15:59:18
 市場はコーカサスの街と大差ないものが多いが、仏具屋が並んでいたりするのは仏教国ならではだ。カルムイク共和国にはロシア人が3割住んでいるというが、このエリスタは1割以下なんじゃないかと街を歩く限り思ってしまう。
18/07/02 16:07:50
 一番大きなお寺は、ゾロタヤ・オビテリ・ブドディ・シャキヤムニ、英語の通称ではゴールデンテンプルと呼ばれている。ゾロタヤは黄金、オビテリは家、ブドディは仏陀、シャキヤムニは釈迦牟尼を意味する。日本語の資料が乏しく、この寺を日本語でなんというのかは分からず。入り口にタルチョーがたくさん飾られ、周りにマニ車があるのが、チベット仏教らしいところだ。建物内部は美しいが、残念なことに写真撮影は禁止だ。ダライラマの写真もあった。
18/07/02 17:12:24
 朝食をとれないまま昼になり、やっと食事となる。午前中は良い食事処が開いていなかったのだが、さすがに昼になればたくさんある。今日しかカルムイク料理が食べられないからという妻に付きあい、昼食を2軒はしごし、お腹いっぱいになってしまった。写真はチベットやモンゴルと共通のバター茶、暑いので飲み物が美味い。
18/07/02 18:20:36
 カフェテリアで並んでいた女の子たち。典型的なカルムイク顔である。
18/07/02 18:59:50
 ミニバスに乗っていったん宿に戻り、休憩。その後、宿から歩いて行ける場所にあった大きなモニュメントが気になって見に行く。カルムイク人はモンゴル帝国時代に移住してきた人々ではなく、17世紀に初めてこの辺りにやってきた人々なのだが、騎馬像でチンギスハンかななどと思いながら見学した。しかし、この像はチンギスではなく、ロシア革命のころ赤軍の騎馬隊長として活躍したゴロドヴィコフという人物である。
18/07/02 21:52:32
 騎馬像の南には、仏塔があり、さらにその南には仏像もあった。仏塔の向こうに見える建物がソビエト風で、そういう意味でもモンゴル風の景色だなとおもう。
18/07/02 21:54:28
 最後にもう一度市場を歩いた後、ワールドカップサッカーの日本戦観戦に備え、スーパーでビールとつまみを買出しし、宿に戻った。
 先に行われた18時からのブラジル対メキシコを見ながら、ビールを空けてしまい、食べ物も食べ尽くしたので、日本戦の始まる前にもう一度外へ。先ほど買出ししてから見つけたバーが気になって入ってみる。ここもビールは1リットル単位の量り売りで、スーパーよりも若干高かったが、種類は多い。ビールを買いにだけ来る人も多いので、バーとしては格安だ。スーパーまで行かずにここでビールを注文した。
18/07/03 01:12:26
 つまみを見ていると色々あるので、時間はあるしとここで飲むことにした。注文した料理ができる前に干し魚のつまみで乾杯。
18/07/03 01:17:06
 ほろ酔いで宿に戻ってテレビでサッカー観戦。日本は逆転負けを喫したが、おもしろい試合で大満足だ。ワールドカップは決勝まで見るが、日本が負けてひとまず終わった気分。旅も家に帰るまでは続くが、今回の第一目的だった共和国巡りはここが最後で、あとは日本を目指すのみ。これもほぼ終わった気分となる。とはいえ、こういう時に失敗が起こりがち。最後まで気は抜かないようにと!