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~クリミア、北コーカサス、カラムイク~
30日目 ボルゴグラード
帰国を前に、妻は存分に買い物をしたいという。私はせっかく訪れたこの街を見ておきたいので、本日は別行動となる。
朝食後、先に外出。市中心部の著名な建物を見つつ、ボルガ川を目指す。写真はオペラ劇場。
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ボルガ川は大きくゆるやかに流れていた。写真に見える岸は中州で、対岸は霞んでしまっているほど広い。河港になっていていくつか船は停まっており、遊覧船の案内もしていたが、客の姿は見えない。ワールドカップで盛り上がった直後だけに、普段より観光客が少ないのかもしれない。
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港からまっすぐ街に上がろうとしたが、ワールドカップ用のファンフィーストという特設会場があり、しかも閉まっていたので、すごく大回りをさせられた。ファン用の案内では、この街での試合が終わった後もワールドカップ期間中つまり決勝戦の翌日までは開いているとあるのに、なぜ閉めているのか。ゲートにいる人に聞いたら、客が居なくなってしまったからとのことだが、そんなことは事前に推測できたはずで、閉めることないだろうに・・・。清掃が終わったら開けるから午後に来てみてと言われたが、横断したかっただけ・・・。
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ファンフィーストから駅方面に歩く道には、FIFAの公式ショップがあったが、客は皆無。大会のマスコットが色んな場所にあったが、さびしそうに見えてしまった。
鉄道駅に到着。ここからワールドカップ期間中は駅から空港へシャトルバスが出ているはずが、乗り場は無人だ。通常の市内バスも空港行きがあるはずだが、その乗り場は見当たらず。ワールドカップ期間中の特別警備体制は敷かれたままで、駅に入る場所は遠くに一か所あるだけで、荷物チェックも厳しい。昨日バスから見た運河に近郊列車で行こうと思って駅に入ったが、近郊列車乗り場は別の場所だった。インフォメーションで場所を聞こうとしたが、係の人は質問を聞こうともせず、ワールドカップ専用案内デスクを指さす。ロシアをの分からない外国人は全部そこで聞けということらしい。ワールドカップのボランティア服を着た女の子が2人待機するブースがあり、そちらで質問する。彼女たちも英語が分かるわけではなく、スマホのグーグル翻訳を使っての対応なのが笑えた。客がおらず暇だったためか、一人の女の子が駅の反対側にある近郊列車乗り場まで連れて行ってくれた。
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乗りたい近郊列車は1時間に1本くらい走っているが、出たばかりだった。駅の裏が長距離バスターミナルだったので暇つぶしに見に行く。大都市だけあってバスは多く、ほとんどのバスはターミナルからあふれた外で客引きをしている。使い難そうなバスターミナルである。
近郊列車は意外に乗客が多い。
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昨日バスから運河の閘門を撮った時に線路が見えていたので、当然昨日よりも近い位置で閘門が見えた。
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列車を降りた辺りは商業地区で賑やかだ。すぐ奥には市場もあり、のんびりと見て歩く。
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そして列車で見たのよりもボルガ川寄りにある別の閘門を見に行く。橋の上から見たところ、ちょうど前方の閘門を開き、水位の調節を船が待っているところだったので、急いで閘門を目指し進む。
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ちょうど水位調節が終わり、船が進むところに間にあった。
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国道に出て、今度は市バスで街に戻る。
14時前に宿に戻ると妻がまだ昼食をとっていないというので、一緒に昨日のカフェテリアに行って昼食をとった。そのままスーパーに行き、夕食の買出しをする。
夜はサッカーを見たり、写真の整理をしたりして過ごす。部屋にエアコンがないこともあり、寝るまでキッチンのテーブルを占領してしまった。