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2019 モンゴルからロシア
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モンゴル横断、そしてアルタイ共和国からシベリアへ
6日目 ウランバートル→
昨夜は到着が遅くなり、寝たのも遅かったが、普通に朝早くから目覚める。宿泊は外国人が主な宿泊客となるホステルで、居心地は悪くない。モンゴルの習慣がよく分かる壁に描かれた絵なども、旅行者には興味深いものだ。
昨夜買った米を炊いて、目玉焼き麺つゆ丼に、キムチ、海苔で朝食。モンゴル料理からしばし離れ、ほっとする。
バスの出発が13時。ウランバートルは以前にゆっくり観光しているので、午前中は宿でゆっくりと過ごす。食材を少しづつ買うことはできなかったのでほぼ同じメニューだが、昼食とさらには夕食用の弁当も妻が用意してくれた。私は部屋で溜まった日記を書いたり、写真を整理したりして過ごす。
11時半にチェックアウト。トロリーバスに乗ってドラゴンバスターミナルへ向かう。相変わらずの渋滞だが、無事、30分以上前にバスターミナルに着いた。切符を買った時に聞いたのとは違う場所にバスがいたが、時間に余裕があったので、無事にバスを見つけて乗車する。
バスはほぼ定刻に出発した。しかし、出発してすぐに停車。運ちゃんがエンジンオイルか買ってきた。そしてまた停車し、何やらバスの部品を購入している。出発してからこういうことをするのが、発展途上国らしいところ。30時間以上かかる大移動なので、時間はそう気にならない。
ウランバートルの街を過ぎると草原が広がり、ゲルと放牧ののんびりとしたモンゴルらしい風景が続く。
草原にぽつんと立つ寺院。
以前は全く見なかった耕作地が延々と広がっている場所もある。羊や馬、牛は農作物もお構いなしに食べるので、当然耕作地には柵がある。つまりその柵は、そこから遊牧民を追い出したことを意味する。遊牧民の反対で農業が出来なかったというのは、もう昔話なのかもしれない。
18時半頃、ブルガン県アシャン(ラシャン)という街で夕食ストップをする。出発して5時間以上走っているのに期待ほどは進んでいない。道路沿いに食堂は並んでいるが、街は少し奥まったところにあった。
まだまだ日が高く、草原で弁当を開くことができたのは良かった。広々とした場所で食べるおむすびは美味い。
食後、まだ出発しないようだったので、ゲルの食堂に入り、ミルクティーを飲む。ゲルは珍しく連結されており、別ゲルのキッチンと繋がっていた。
アルハンガイ県を通過し、バヤンホンゴル県に入ると緑は少なくなる。ゴビ砂漠の北端だ。ウランバートルから近いゴビ砂漠ということで、砂丘のある場所にツーリストゲルが建てられ、ツーリストグループがラクダに乗って楽しんでいる様子が見えた。
真っ暗になってからアルバイヒールの街を通過。その後、いつしか眠りについていた。