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2019 モンゴルからロシア
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モンゴル横断、そしてアルタイ共和国からシベリアへ
7日目 →ウルギー
真夜中、2時くらいにバヤンホンゴルに到着。ここで初めて新たな乗客が乗って来た。バヤンホンゴルを出てしばらくたつと未舗装道路になった。ホブドを過ぎるまでは全舗装と聞いていたのに何故こんなに早く舗装が切れるのか・・・。
夜が明けてきた頃に外を見ると砂漠の中を走っている。GPSで現在位置を確かめるとメイン道路から外れた裏道を走っているのだった。何故この道をとったのか分からないが、ずっと未舗装で揺れているのにはまいった。
ゴビアルタイ県に入って50キロほど進んだところでようやく舗装している本道に戻る。
9時くらいにようやく朝のトイレストップ。石積みがあるだけで、建物などない平原でのストップだ。
男性もずいぶん遠くまで行く人が多いのは大便か。こんなところでトイレストップということは朝食ストップはないということだろう。皆さん乗車前に食料を買いこんでいるなと思っていたが、こういうことだったのだ。我々は乾燥ヨーグルトくらいしか持っていなかったが、座っているだけなので、これで朝食には十分だ。
10時頃に給油ストップ。商店もない場所だが、トイレはあり、長蛇の列になっている。
外国人サイクリストが通過していく。この道は人気のコースのようで、何組ものサイクリストを見かけた。
12時頃にホブド県に入り、ダルビ村で昼食休憩。肉キャベツ炒めしかなく、みな同じものを食べている。
モンゴル西部最大の都市ホブドを通過したところで、スイカ購入のためのストップ。ここのものが特別安いのか、運転手も乗客もスイカを買いこんでいる。
スイカ売りの下には名水の泉があり、車で汲みに来る人もいる。味見したところ確かにうまく、ボトルの水をすべて入れ替えた。
ホブド県でも遊牧の家畜は羊やヤギが多い。しかし、これまでと違ってラクダがたくさんいるのが印象的だ。
サークルストーンの墓地と石柱の遺跡を何度か通りすぎる。
モンゴル最西端のバヤンウルギー県とホブド県にまたがる山地は雪山で美しい。上の方には氷河も見られる。
ホブドからウルギーの道路は舗装工事中と聞いていたが、舗装工事は完了しており、あとは橋を一つつなぐだけ。おかげで最後は思ったよりも早く進んだ。19時前、無事明るい時間にウルギー到着する。時差があるので、ウランバートル時間でいえば、13時発の翌日20時着。31時間のバス移動だった。
すぐにバスターミナル近くにあるトラベラーズゲストハウスにチェックイン。せっかく明るい時間に着いたのだからと街を少し歩く。バヤンウルギー県はモンゴル国内で唯一カザフ人が主体の地域であり、ここのカザフ人はカザフスタンのカザフ人よりもカザフの伝統を残しているという。これまでに見かけなかったモスクがあちこちにあるのが、まず特徴的だ。カザフらしく、夕食では牛のケバブと馬肉料理を注文した。写真は馬肉料理。
夕食を終えるともう真っ暗。宿に戻ると長時間移動の疲れが出て、シャワーも浴びずに寝てしまった。