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2019 モンゴルからロシア
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モンゴル横断、そしてアルタイ共和国からシベリアへ
8日目 ウルギー
31時間のバス移動で疲れていたようで、早く寝たにもかかわらず、朝はいつもより遅かった。朝食付きの宿なので、まずはホテルの朝食。コンチネンタルと書いてあるのに卵やサラダが付いたのは良かったが、洋風朝食はどうも物足りない。
10時頃から市場方面に向かう。鷲で有名なウルギーの空には多くの鷲が舞っており、鷲のモニュメントもいくつかある。
市場の近くに点在するバス乗り場をチェックしたが、この後向かうロシア方面への車が見つからない。ロシア経由カザフスタン行の車はあり、同じ場所だよと教えてもらったが、車がないと運賃が分からない。モンゴルのお金をうまく使いきるために事前に確かめたかったが仕方ない。
バス乗り場チェックを終えて、のんびりと市場を歩く。
靴を途中で買い替えるといっている妻にカザフのブーツを勧めたが、結局買わなかった。普通のスポーツシューズと同じような値段で本革のブーツなのに~。
博物館にはバヤンウルギー県で集められた石人が並んでいる。いずれもチンギスで見たものよりは稚拙で古そうなものばかりだ。
12時のチェックアウト時間にあわせ宿に戻り、チェックアウトする。チェックアウトを済ませベンチで休んでいると小鳥が妻めがけ一直線に飛んできて、帽子の上にチョコン。数メートル先にいた私が少しづつ近づいても逃げない。2メートルくらいに近づいたところで、私の方にポーズをとってから、飛んで行った。
泊まっていた宿はツーリスト用のユルト。一般的に、モンゴル人はテントをゲルと呼び、カザフ人はユルトと呼ぶ。言語の問題で同じものを指すのだと思っていた。しかし、ゲルの中央には柱があるが、ユルトに柱はないなど、構造上の違いがあるという。たしかにウランバートルで泊まったゲルには柱があったが、こちらのにはない。
ホテルは Duman hotel という大きなホテルに移動する。ユルトも良いが、共同のトイレやシャワーがひとつなのに大勢泊まっており、場所も街の中心に遠く、何かと不便だったのだ。
そして再び市場に出かけ、小さな食堂で昼食をとる。ホーショール(ミンチを挟んだ揚げパン)やツイバン(手打ち麺の焼きそば)など基本的な食べ物はここでも他のモンゴルの街と同じだ。
帰りに好物の馬乳酒を購入し、宿に戻る。
夕方から再び出かける。モスクはたくさんあるが、いずれもこじんまりしている。宿に居てもアザーン(礼拝の呼びかけ)が聞こえ、他のモンゴルとは宗教が違うのがよく分かる。
肉屋の近くに羊皮の山。
肉屋の壁には馬の腸詰めがずらり。
カウンターの中では子供たちがミンチ作りを手伝っている。
妻が靴下を買い替えるというので靴下を見る。意外なことにモンゴル製が大半で、中国製も少しある程度。質の割に安い。
宿に戻って夕食をとる。
カザフスタンや
キルギスの代表料理であるベシュパルマクが、ここの代表郷土料理としてメニューになったので昼から予約していた。上に張ったリンクは2011年にそれぞれカザフとキルギスで食べたベシュバルマクだが、今回出て来たのはやはりカザフのものと似ている。