2019 モンゴルからロシア

モンゴル横断、そしてアルタイ共和国からシベリアへ

10日目 ウルギー→コシュアガチ

 月曜日、いよいよモンゴルからロシアのアルタイ共和国に向かう。朝6時から7時の間にミニバスが来ると聞いていたので6時過ぎに乗り場に行ったが、車は1台もなく、人もいない。一度ホテルに戻り、7時に再び乗り場に戻る。一台だけ車が来ていたが、スイカ売りだった。再びホテルに戻り、7時からの朝食をとる。チェックアウトをし、今度は荷物を持って乗り場に。しかし車はなく、ひたすら待つ。9時頃に国内のホブド行やブルガン行、同じ国境を越えるカザフスタン行などが集まりだしたが、ロシア行は来ない。国境の昼休みにかかるとロシアに日帰りできなくなるので10時を過ぎるとロシア行の乗り合いが出る可能性はほぼなくなる。1時間で乗客が集まるとも思えないので、もう絶望だ。そうなるとタクシーで国境まで行くか、ヒッチハイクで国境まで向かうかの2択となる。妻がタクシー交渉に行ってくれたので、私はヒッチハイクする時のポイントを地図で検討する。国境までのタクシーは言い値8万トゥグルグ(3300円)、交渉で6万まで下がったという。ロシアの最初の町コシュアガチまで乗り合いで一人4万と聞いていたので、二人で8万を残してあり、行けないことはない。それならヒッチハイクでなくて良いだろう。そうこうしていると、ウランバートルからのバスが一緒だったウイグル人が現れた。彼もコシュアガチに行きたいという。三人でも6万なら、乗り合いの車で行くよりも安く着きそうな値段だ。ウイグル人と話をしていると妻がタクシー乗り場で交渉していた運転手が、車を回してきたので再交渉。三人で6万トゥグルグで話がまとまり、出発することになった。ウイグル人はホテルをチェックアウトしてきておらず、彼のホテルで結構待たされる。その間に残った小銭でホーショールを食べる。
19/08/26 12:17:16
 その後、街を逆方向に走り、ガソリンを入れる。なぜそんなに遠いガソリンスタンドに行ったのかと思ったら、運転手の家がすぐその近くで、立ち寄った。そしてもう一度街中へ。運転手が国境からコシュアガチまでは一人5000トゥグルグで行くのでお金が余るなら街で両替しておいた方が良いよという。距離的に考えるとそんなに安いとは思えないが、国境からならロシアルーブルの方が運転手は喜ぶはずなので、両替所に車を付けてもらった。レートを聞くと悪くないので、二人で10000トゥグルグだけ残して、ロシアルーブルに両替した。しかし、細かいルーブルがなかったので、再び少しの細かいトゥグルグも残った。
 結局、交渉が成立しタクシーに乗り込んでから1時間近く街にいたことになる。国境の昼休みが長いとは聞いていたので、こちらもせかす気はなく、運転手もウイグル人ものんびりしたものだ。街を出たと思ったら、ウイグル人のリクエストでウルギーを見下ろす展望台を目指すことに。観光用にチャーターしたタクシーのようなサービスで、非常にありがたい。昨日ここに行こうか迷ったが、来なかったこともあり、うれしい。
19/08/26 12:48:24
 展望台の上からの景色は非常によく、大満足。この展望台は、中国新疆ウイグル自治区のアルタイ市が、同じカザフ人の街だという関係で寄贈したものだ。
19/08/26 12:53:32
 その後も運ちゃんは、モニュメントがある場所やモスクではスピードを落としてくれて、写真を促してくれる。
19/08/26 13:19:44
 完全に街を抜けて15分くらい走ったところで遠くに家が見えた。ここでもスピードを落し、写真を促されたが、これはもう良いと思ってしまった。しかし、良く聞いてみるとそれが運転手の家で、街の家と2軒持っているのだった。
19/08/26 13:37:12
 国境への道路はほぼ全舗装だが、ところどころで未舗装がある。日本だと急坂のところをまず舗装するが、モンゴルでは工事が難しい部分が後回し。
19/08/26 13:54:28
 まともに走り出してから1時間半ほどで、国境にいちばん近い村であるツァガンノールが見えてきた。意外と大きな村だ。
19/08/26 14:24:02
 村の近くは緑が多く、放牧をしているカザフ人の姿も多い。
19/08/26 14:27:10
 国境までもう少しのところに川があり、そこで休憩。雪山から流れてくる冷たい水なのに運ちゃんは水浴びをしている。
19/08/26 14:49:22
 川沿いは緑がさらに多く、放牧風景が見られる。
19/08/26 14:57:32
 メイン道路には橋があるが、何故かわき道を走り、時には川をそのまま渡る。
19/08/26 15:07:42
 遠くには美しい雪山がずっと見えていた。
19/08/26 15:12:16
 13時15分、国境が見えてきた。タクシーに乗ったすぐに出ていれば昼休みにかからなかったかもしれないが、まあ仕方なし。ギリギリに来ていてもその先の車を見つける前に昼休みになっただろう。
19/08/26 15:15:42
 国境までの運ちゃんがその先の車を探してくれるというので、待つ間に残った小銭でマントゥを食べる。
19/08/26 15:29:16
 お茶を頼むトゥグルグが残っていない我々に、それを見ていたカザフ人家族がお茶をごちそうしてくれた。
19/08/26 15:34:16
 運ちゃんは車を見つけられず、知り合いの食堂のおばさんに我々の事を頼んで戻って行った。国境は未舗装の一本道で、右側に食堂が並び、左にはホテルがある。正面奥に税関の建物がある。
19/08/26 15:58:24
 国境の昼休みは14時半まで。14時頃から昼休み時間に来た10台ほどの車が並びだした。ウイグルのおじさんが食堂の人と一緒に車を見つけて来てくれたが、3人乗る空席はなく、定員オーバーの状態で詰め込まれそうになる。できれば他の車が良いなと思って、並んでいる車に声を掛けてみると、先ほどお茶をごちそうしてくれた家族が、乗せてくれることになった。乗り心地の良い車で、ラッキー。
 いよいよモンゴルを無事に出国し、ロシアに向かう。途中、ロシアのイミグレーションまで無人の荒野を26キロ進むとガイドブックにあり、ウルギーで会ったここを越えてきたイタリア人も同じことをいっていたが、普通に緑があり、放牧している。
19/08/26 17:28:22
 実際の国境はロシア側にのみフェンスがあり、ロシア人兵士がゲートの開け閉めをしている。
19/08/26 17:31:32
 ロシア側のイミグレーションは車でさらに20分ほど進んだところ。
19/08/26 17:50:26
 入国審査は簡単に終わった。その後運転手が色々な窓口で手続きをし、最後に一緒に荷物検査。時間はかかったが、特に問題はなく、無事に手続きは完了。
 イミグレーションから最初の街であるコシュアガチまでは約50キロ。ロシア側の道は快適であっという間だ。朝、車がない時はどうなることかと思ったが、無事に難関の国境を越えることができた。最後はホテル前まで送ってもらい、カザフにきたら遊びにおいでとまでいって頂き、家族と分かれる。この区間のために残してあった10000トゥグルグも受け取ってもらえず。
 宿に荷物を置いて、まずは街歩き。ここはロシア連邦を構成するアルタイ共和国だが、コシュアガチはアルタイ人やロシア人よりもカザフ人が多い。ウルギーと同じようにモスクがある。
19/08/26 20:08:22
 アルタイ料理を食べたいところだが、アルタイ料理を出す店は見当たらず、カザフ人の店へ。店のおばさんはカザフ人だということだが、体形はロシアのおばさんと同じようにどっぷりしている。
19/08/26 20:20:20
 メニューの大半はロシア料理だが、中央アジアによくある2品がカザフ料理だといわれたのでそれを食べた。
19/08/26 20:23:14
 この後スーパーマーケットへ。さすがロシア、辺境の街でもスーパーは大きく何でもそろっている。モンゴル終了とロシア入国を祝して、北カフカスのワインと地元産のベーコンを買って宿に戻って、部屋で乾杯。