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2019 モンゴルからロシア
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モンゴル横断、そしてアルタイ共和国からシベリアへ
11日目 コシュアガチ→マンジェロク(ビリュゾヴァヤ・カトゥニ)
アルタイ共和国は、コシュアガチ2泊+首都ゴルノアルタイスク2泊の予定だった。しかし、アルタイ共和国はロシア人に人気の国内リゾートがたくさんあり、そういう場所に行きたいと妻がいいだした。アルタイ共和国の旅行関連サイトを見るとそのような場所ばかり出てくるので、行きたくなるのは当然のこと。日程がきつくなるので計画から外していただけなので、きつくなっても良いのならという条件でリゾートにも行くことにした。おかげでコシュアガチはほとんど何も見ずに出ることになるが、どうしても見たいものがある訳ではない。
朝7時半、宿に迎えに来てもらった乗り合いタクシーで出発する。乗車後、他の乗客を乗せるために街中を走ったので、見どころとされているモニュメントは見ることができた。
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そして、街はずれの民家に立ち寄る。乗客であるおばさんの親せきの家だそう。この家の人が作る馬乳酒が評判で、おばさんは街に行く土産に持っていくのだそう。馬乳酒は大好きなので、一本分けてもらう。値段はモンゴル側とほぼ同じ。この家は木造家屋だが、内部構造はユルトと同じ。このような構造の建物を見るのは初めてだ。ちなみにおばさんはカザフ人で、アルタイ人は遊牧民だが馬乳酒は作らないそう。
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そしてモンゴル国境側に戻った街はずれで、給油。あまりに旧式の給油機で感心してしまう。車に乗ってから中々走り出さないのは、ウルギーの時と同じ。この辺りのカザフ人の習慣なのか。
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やっと進みだしたと思ったら、最初の村オルトリクに入って行く。またかと思ったら、ここで一人乗って来た。これで満席だ。
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左手には雪山が見え、徐々に近づいてきた。世界遺産「アルタイの黄金山地」の山々だろう。
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草原の放牧風景はモンゴル側と大きく変わるところは少ないが、村の民家には家庭菜園があるのが、ロシアらしい特徴だ。
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モンゴルでよく見た山羊や羊は少なく、圧倒的に牛が多い。
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3分の2ほど走った川沿いのカフェで昼食休憩。
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ラグマンを注文したら麺がほとんどないスープで、物足りなかったが仕方なし。
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ゴルノアルタイスクの40キロほど手前のリゾートに宿をとったので、そこで下車。普通の場所ならホテルの前まで乗せてもらえるが、観光保養特別経済特区内のホテルで、車が中に入るにはお金がかかる。入口からそう遠くないはずなので、入り口前でタクシーを降りた。しかし、予約サイトの地図の場所には予約したホテルがなく、途方に暮れる。何人かの人に尋ねたところ、場所を知っている人がいて最終的には宿を見つけることができた。
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宿は期待以上に快適で、色々と楽しめそう。まずは300メートルのところにあるスーパーに行って、食料の買出し。バーベキュー設備があるので肉が欲しいが、シーズンが終わっているために、肉はあまりない。あるのは冷凍で骨付きの塊のみで、小さいものでも1.5キロ・・・、2泊じゃ食べ切れないと思ったが、この肉を購入した。解凍して焼き始めるまでに時間がかかりそうなので、それまでのつまみにチーズや干し魚も購入する。
モンゴルに入ってから初めての低地で、非常に暑い。肉をさばき始める前に、つまみとビールで乾杯だ。
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そのまま1時間くらい飲んでいると、宿のスタッフが自分用の食事を作るついでに我々にも作ってくれた。
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カバチキ(ズッキーニのグリル)とサラダをふるまって頂き、買っていた4本のビールは飲み尽くす。
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肉は明日ということになってしまい、追加のビールと簡単な食事として冷凍ペリメニを買ってきて、さらに飲む。
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久しぶりに心地よく酔っ払って、早い時間から寝てしまった。