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2019 モンゴルからロシア
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モンゴル横断、そしてアルタイ共和国からシベリアへ
28日目 ノボシビルスク→チュメニ
チュメニ到着は朝9時前、今回も定刻だ。チュメニは、1586年にロシア人がシベリアで初めて建てた居住地で、現在はチュメニ州の州都となっている。駅から市バスに乗って街の中心部に行き、宿にチェックイン。ここでも事前にアーリーチェックインOKの返事をもらっていたが、部屋に入れるのは規則通りの12時からだった。しかし、気持ちの良いサンルームがあり、ここで朝食をとる。

チュメニは1泊だけなので食後すぐに出かけるつもりだったが、列車でよく眠れなかった妻がソファーで気持ち良さ気に寝てしまった。心地よいスペースだったので、私はコーヒーを飲みながら日記を書いて過ごす。
11時半頃から外出。この街も100年以上前の古い木造家屋がたくさん残るが、その多くはきれいに改装されている。

巨大な役所を背に聳えるレーニン像。久しぶりに見る大きなレーニン像である。

トムスクでの悪天候から一転し、今日は晴天で、白いスパスカヤ教会が非常にきれいに見える。

人がどんどん入って行く人気のストロバヤでランチ。色々選べる定食はすごく安くて130ルーブル、約200円である。左は定食のみ、右はサラダとピザを追加している。人気なだけあって味は良いが、量は値段なり。最近贅沢な食事ばかりなので物足りないが、食べ過ぎなのでこの方が体には良いはず。

食事の後はシナゴーグへ。ロシアの古い街にはたいていシナゴーグがある。

この後も、古い木造家屋や教会などを見ながらゆっくりと街を歩く。

チュメニで人気の場所は川沿いの散歩道と恋人橋と呼ばれる白い橋。この大きな橋は歩行者用で、市民の憩いの場となっている。

橋を渡って、対岸へ。対岸にあるヴォズネセンスカヤ教会も先ほどのスパスカヤ教会同様に白くて美しい教会だ。

聖トリニティ修道院とその周辺の教会群は非常に美しく、チュメニ観光のハイライト。ツアーバスが次々と来ており、ここだけは込んでいた。

修道院前の公園には、聖職者とシベリア先住民のモニュメントがある。

修道院のところから川沿いの散歩道に降りる。

散歩道にはモニュメントが連なり、見ながら歩くと中々時間がかかる。

昔の生活が分かるモニュメントも多く、非常に見応えがあり、楽しい散歩道だ。

軍隊の活動紹介のイベントが行われており、これも見応えがあった。

いったん宿に戻り、ひと休み。6時頃に近くのスーパーマーケットへ。今まで見たことのないような高級スーパーマーケットで、焼いたチョウザメなどが並んでいる。チーズの試食があり、非常に美味しかったので、良く買っているチーズよりも高かったが、奮発する。ワインの試飲もやっており、これもすごく美味しい。ロシアワインかと思ったら南アフリカのワインで、いつも飲んでいるワインと値段が一ケタ違っている。こちらは手が出ず。

庶民価格のワインがなく、今夜は生ビールの量り売りだ。

宿を出る時は夕日がきれいだったのに、店を出ようとしたら大雨だった。雨宿りしていると雨が雹になった。この地でも珍しいようで、皆さんスマホで写真を撮っている。

滝のような雨がしばらく続き、道路にはあっという間に水が溜まってしまった。

雨が小降りになって、歩きだす。溜まった雹を女の子が雪遊びのように触って喜んでいる。

宿に戻ってサンルームで夕食。再び大雨が降りだしたが、屋根の下なので問題なし。

食事が終わって部屋に戻ると雨漏りがし、ベッドが濡れていた。尋常でない雨とはいえ、まさか雨漏りとは・・・。