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2019 モンゴルからロシア
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モンゴル横断、そしてアルタイ共和国からシベリアへ
29日目 チュメニ→トボリスク
チュメニは滞在が短く、もう少し見たい場所が残っていたので、宿をチェックアウトした後、歩いて駅に向かう。中央公園にはロシアらしい遊園地やモニュメントがたくさんあって、市民の憩いの場となっている。
人口50万人を越える大都市の中心部でもラクダが歩いていたりするのが、ロシアのおもしろいところだ。
ロシア連邦の構成する85の構成主体は、州、地方、連邦市、共和国、自治州、自治管区に分類される。このうち4ヶ所ある自治管区はロシア連邦の構成主体でありながら、同格であるはずの州の一部ともなっている。チュメニ州は、2つの自治管区を含んでおり、あちこちで見られる州地図には、その自治管区を含んだ広大な地域が描かれている。
駅に着いて、カフェで朝食兼昼食をとる。
12時過ぎの列車でシベリアの古都へ向かう。出発してすぐに、同コンパートメントの人は、妻も含め寝てしまい、一人でひたすら景色を眺めていた。完全に秋の景色で、寒そうな平原が続く。
16時、トボリスクに到着。ホームにずらりと並ぶ売店には名物の燻製魚を始め、美味しそうな食べ物がずらりと並んでいる。人気の駅のようで、停車時間に食べ物を求める人々で、店は大賑わいだ。
市バスで街に向かい、「シベリアの真珠トボリスクの塔」を目印に下車。
予約していた宿の場所には新しい教会がある。なんと宿はこの教会の宿泊施設だった。ミニホテル「巡礼者」という名から推測できたはずだが、また地図が間違えてるのかと最初は思ってしまった。新しくておしゃれなホテルは、備品が全部新しく、掃除も行き届き、非常に良い宿だ。ただし、宗派の関係か、禁酒宿・・・。少し前まではビールは酒に入らないとされていた国なので、ダメもとで頼んでみたら、ビールは許可が降り、助かった。
夕食は部屋で。先日の列車でいただいたベーコンがあまりに美味しかったので、ベーコンの塊りを買ってみた。フレッシュサラダも作った。ビールはアルコール度が高いのにしたので、2本づつでも心地よい量。