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2019 モンゴルからロシア
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モンゴル横断、そしてアルタイ共和国からシベリアへ
33日目 ノヤブリスク
朝食後、市バスに乗って野外博物館らしき場所に向かう。スマホアプリの道とは違う道をバスは走ったので、降りるべきバス停を過ぎてしまった。目的地周辺は新しくカラフルなマンション群の建設中で、それに伴って道路工事もあちらこちらで行われており、道路は通行止めの道だらけ。そのためにバスは臨時のルートを走っているのだ。
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情報がほとんどなかったのであまり期待せずに訪問したが、ネネツ人の文化や生活を紹介する施設のよう。しかし、閉まっており、誰もいない。柵の外から色々見えるだけに、悲しい。
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仕方なく、柵の周りを一回りすることにする。途中で、散歩しているロシア人の爺さんに出合う。爺さんに促され、もう一度一緒に入口に戻るが、当然誰もいない。爺さんが大声で人を呼んでくれるが、中にいた犬が騒ぐだけ。入口を無理やり開けようとしてくれたが、無駄なあがき。爺さんによるとこの施設はネネツ人が普段いるそうなので、無人だったのは返す返すも残念だ。
改めて、柵の周りをまわって中を見る。
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犬ぞり用の犬がたくさん繋がれており、近づくとうるさい。彼らに与えられた新鮮な肉がまだかなりあったので、少し前までは人がいたようだ。トナカイを飼っている場所にトナカイが居なかったので、トナカイを放牧しに出かけてしまったのかもしれない。
遊牧民のテントや木造の倉庫、そり、トナカイの毛皮などが展示されているのも見える。
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施設の裏側まで回ると柵の外にテントがあり、中まで入れた。普段は作業や休憩をここでしているよう様子である。
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そぐそばには倉庫もあり、出来たばかりの木彫りなどが並べられていた。
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後日、
この施設の公式サイト見つけた。年中無休となっている。閉まっていたのは残念だが、ネネツ人に関するものが色々見ることができたので、満足は出来た。
来る途中、バスが通りかかったので存在に気がついた市場を目指す。ロシア人の街らしく、建物の壁に大きな絵が描かれている建物がいくつもある。
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市場が規模が小さいが、市場では巨大な塊り肉や大きな鮭が一尾売りしていた。昼になったが、食事する場所がない。昨日も中々食事場所が見つからず、街の規模に対して食事処が少ないと思ったが、中心部から離れるとさらにその傾向は強い。
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結局、昼食は売店でピロシキのようなものを買って公園で食べ終わった。
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午後は郊外の湖に行こうと市バスを待つが中々来ない。天気もあまり良くなく、昼が軽すぎて再び腹も空いてきたので、行くのを止めた。スーパーで買い物をし、宿に戻る。宿は2階で、下のフロアにある自動車修理店の経営である。
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夕食は昨日残ったベーコンやチーズ、サラダに、イクラのペーストやニシンのマリネを追加し、豪華にする。
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早目に宿に戻ったので今日は溜まった日記を書くぞと思っていたが、つまみがうますぎて、飲みすぎ。早々に寝てしまう。