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2019 サウジアラビア
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自由な旅が解禁になったサウジアラビアへ
5日目 リヤド
イスラムの休日である金曜日なので、夕方まで基本的に閉まっているところが多い。4日間のハードスケジュールの疲れを癒すべく、午前中はホテルの部屋でのんびり過ごした。
午後になってようやくの外出。朝から部屋でコーヒーを飲んだだけなので、まずは食事をしたかったが、妻がアラブの料理が良いというので、フィリピン料理ばかりの宿周辺では食べられず、南に向かって歩いた。こちらは南アジア系の人が多い商業地域となっている。市場の雰囲気はインドみたいだ。
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インドのスナックなども売っており、久しぶりに食べたくなったが、食べずに先に進む。アラブ人地区のスークアルスマイリまで歩くが、こちらは金曜日でやはり閉まっていた。隣接するマスマク城塞も閉まっている。金曜は午後4時からのオープンなのだ。仕方ないので閉まっている周りを一周する。
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グランドモスク周辺なら金曜昼の礼拝後に人々が集まる食堂があるだろうと期待してきたのだが、それもない。諦めて南アジア人の多い地区に戻ろうかと思い始めたところで、青空骨董市発見。
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しばらくするとそこでセリが始まった。皆さん真剣だ。
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会場でアラビックカフェに誘われ、ナツメと共にいただく。空腹な上にのども渇いており、どちらも非常に美味しく感じる。黄色いアラビックコーヒーを最初は美味しく感じていなかったのに、飲めば飲むほどハマってくる感じで、本当においしく感じるのだ。みなさん優しくて、楽しいひと時となる。
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別の人にもコーヒーを誘われ、今度はナツメだけでなく、乾燥ヨーグルトも出て来た。どちらもサウジアラビアの伝統食である。
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皆さん伝統衣装で着飾っており、古いアラビア半島の雰囲気を味わわせてくれる。
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2時間近く蚤の市で過ごした後に、開き始めたショッピングモールへ。香を焚いてもらったり、スパイスを見せてもらったりする。そして16時半からのリヤドシーズンというイベント会場へ。ここで毎晩0時頃まで様々なイベントが開かれている。ショーは19時からで最初は展示物を見るだけ。珍しく髪の毛を出している女の子がいると思ったら、イエメン人とパレスチナ人の女の子だった。
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ショーが始まる頃に戻って来ることにして、先ほど閉まっていたマスマク城塞に入る。サウード家がこの城を1902年に奪還し、サウジアラビア王国を再興した記念すべき城で、中は様々な展示のある博物館になっているのだ。
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外に出ると日は暮れており、城壁を使ったおもしろいライトアップがなされていた。
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少し東にある食品中心のスークに移動。肉、魚、野菜などがあったが、アラブ人中心のスークで南アジア人の多いスークとは雰囲気が違っている。
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スーク前にあったアラブ式のレストランへ。
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羊の足の煮込みなどを食べた。今までの経験ではお祈りの時間が始まっても追い出されることはなかったが、ここは店を閉めるから早く出てくれと言われ焦った。
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昼間はガランとしていたスークアルスマイリに戻ると活気があり、楽しい場所になっていた。
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リヤドシーズンの会場に戻るとちょうどダンスショーが行われている。みなさん楽しそうだ。
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他のショーも見たいが明日に備えホテルに戻ることにする。来る時とは道を変えたが、こちらも様々な商店が並んでいる。公園では皆さんピクニックディナーだ。
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午前中は休んだが、サウジの夜は遅くまで賑やかなので、いつもより遅くまで出かけることになり、充実した一日。しかし、疲れた~。