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2019 サウジアラビア

自由な旅が解禁になったサウジアラビアへ
日記:2019年12月18日(Wed)

24日目 ハイル

 今日の宿は街のど真ん中で、観光ポイントが徒歩圏内である。今日は久しぶりに車に乗らない日にし、歩いて見て回ることにする。
 朝食後、まず博物館へ。しかし、小さな博物館で入口から見えるものはこれまで何度も見たものばかりなのに、入場料がけっこうする。昨日の素晴らしい私設博物館を堪能した後なのでもともと乗り気がなく来たこともあり、のぞいただけで入るのを止めた。
 博物館の背後にある丘にそびえているのが、アアリフ城である。こちらが一応この街の観光のメインだ。300年以上前に建てられた城で、現在は修復工事中。外観しか見ることは出来なかった。
19/12/18 16:14:16
 この後はスークへ。旅の終盤とあって、妻はショッピングモードになっており、真剣に店を見て歩く。特に香料屋は何軒も見て歩き、最後は写真の店に戻り、乳香を買っていた。
19/12/18 16:46:48
 ゴールドスークで妻は目を輝かせていたが、何も買わず。
19/12/18 17:12:40
 色々なスークを見て疲れたところで、スークに近いバルザン城を訪れる。200年以上前に建てられた城だが、現在は2つの塔が残るのみ。案内板は色あせて読めず、中を除くとゴミが貯まっている。アアリフ城だけでなく、こちらも整備してほしいものだ。
19/12/18 17:40:42
 アザーンが鳴り響き、スークの商店はほぼ閉まってしまったので、レストランが多い地区に移動する。途中にあった要塞のような場所をのぞこうとすると警備員に止められ、写真も制止される。立派な建物だが、地図にもなく、よく分からないままだ。
19/12/18 18:32:12
 昼食はイエメン料理店へ。イエメン文化の影響が多い南部はイエメン料理店が非常に多いが、北部ではあまり見なかった。ハイルまで来て、北部は終わり、中部に戻ったのかなと料理の種類を見て思う。南部で見かけた時に美味しそうで、一度注文したが、目の前で売り切れて食べられなかった壺で羊を煮る料理があり、これを食べる。期待通りに柔らかくて美味しい肉だ。
19/12/18 18:45:54
 昨夜の到着時に賑やかなスーク横を車で通過しており、食事の後で行こうとしたが、疲れて行けなかった。今夜こそ夜のスークを見たいと思い、午後は無理せず、部屋で休息だ。
 暗くなってからスークへ向かう。午前中からずっとチェックしていたサウジアラビアの香台を妻はまず購入。
19/12/19 02:20:00
 そして、女性ばかりの市場へ。ここは、服やアクセサリーの店が主だが、すべて女性用で、売り子も女性のみ。午前中に私一人で入り、すぐに出た場所である。
19/12/19 02:35:44
 伝統食をワゴンで売っている女性が味見をさせてくれたところ、非常に美味しく、これを買って帰ってホテルで夕食と思ったほど。3種類あったが、全部おいしい。味見のはずが、喜んでいると、もう買わなくてもいいやとなってしまうほど何度も食べさせてくれ、買わずに終わってしまう。
19/12/19 02:29:26
 ナツメヤシの実の専門店では、試食のナツメがずらり。一緒に食べるためのウグト(乾燥ヨーグルト)やゴマペーストもある。少し食べてみたら、これも食べろ、次はこれだと、どんどん進められ、たくさんいただいてしまった。専門店だけあって、どれもおいしい。
19/12/19 02:48:02
 お土産に少し買おうかと思っていたら、一番大きいのを樽からパック詰めにしてくれて、無料でお土産にくれた。そして、ナツメを使ったお菓子の大きな箱もお土産に! 日本人と分かると商売そっちのけで親切にしてくれる人が多く、本当にありがたい。
19/12/19 02:57:56
 夕食は伝統食で有名なレストランへ。店内は博物館のように色々展示してあり、見ているだけでも楽しい店だ。
19/12/19 03:07:38
 サウジらしく、銃やコーヒー道具が一番いい場所に飾ってあり、店の主が色々説明してくれる。
19/12/19 03:09:16
 妻がさんざん悩んだ後に注文した料理は、朝食用だったらしく、それが食べたいなら明日朝おいでといわれてしまった。しかし、次の注文を悩んでいると最初に頼んだものがあったらしく、持って来てくれた。茄子とジャガイモのトマト煮で、朝食に合う味だ。女性専門市場とナツメ専門店での試食を結構頂いたので、夕食はこれで十分。
19/12/19 03:11:24
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