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2019 陸路でミャンマー経由タイからインドへ
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陸路でバンコクからコルカタ+アルナチャルプラデシュ
18日目 タワン
朝起きて外を見ると雪が積もっていた。昨夜、夕食時間あたりから雪は舞っていたが、その後もずっと降っていたのか。空が雲に覆われているおかげか冷え込みはそれほどでなく、助かった。出かける頃には道路の雪はほぼ融けてた。
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のんびりタワン僧院を目指す。
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道中、何か所もマニ車や仏塔があり、チベット文化圏であることを強く感じる。
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ニューマーケットの辺りで朝食をとろうと思っていたが、食事のできる店はまだ閉まっており、何も食べられず。腹具合が悪いので空腹感はさほど感じない。復活してきている妻は何か食べたい様子だったが、ないものは仕方ない。
ところどころに野外ストーブのようなものがあり、昨日からなんだろうと思っていたが、香りの良い木の枝を燃やすためのものだった。朝から何ヶ所かで枝を燃やしており、付近に良い香りを漂わせている。
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僧院の入口到着。誰もいない。約500人の僧が暮らしている世界第2の規模の僧院だそうなのに全く人の気配がないのはどういうこと? 信者の姿も全くない。
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1000人でも暮らせそうな数の建物はあるが、どこもひっそりしている。
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メインの広場に来てもひとりとして会わない。炊事の煙も見えない。
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ここも壁画は見事でしばらく見とれる。
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入口の扉は閉まっており入れないのかなと思ったが、押したら開き中に入る。誰もおらず、しばらく中で過ごしていると、奥から僧侶が一人出てきて、無言で立ち去った。
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広場に戻ると掃除をしている人が一人いた。着いてから約30分、やっと会った2人目である。住居であろう建物の小道を歩きまわる。一ヶ所の建物で子供たちのお経を読む声が聞こえる。人の気配はそれくらい。
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一回りし、中心の広場に戻るとインド人観光客のグループが10人くらいで来ていた。でも僧侶の姿や信者の姿はなし。昔、ラサのポタラ宮に訪れた時は、僧院が本当の街のようになっており、信者もたくさんおり、活気があった。見る場所もたくさんあり、私は3日間通い続けたほどだったのだ。ポタラに次ぐといわれている僧院なので、丸一日見るのにかかると思っていたのに、1時間も滞在せずに戻ることになってしまうとは・・・。もうすぐチベットの新年だからその準備で賑やかだろうと想像していたのもあって、静かさに驚いてしまった。特別な休みの日だったのか、僧侶の数が激減しているのか、人のいなかった理由は分からず。
外のマニ車の奥に、マニ石が置いてある。
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僧院の外からロープウェイが延びていたのだが、長いこと動いていない様子。
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やっと門前の食堂を発見。しかも地元のモンパ族の店。ここでモモと麺を頂いた。
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帰りは路地を縫うように道を選び、畑などを見学。日本の畑と同じようなものばかりが植わっている。
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マニ車を回して出てきたおばちゃん。
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街に戻ると僧侶がチラホラ。今日は休みで街で息抜きしているようだ。
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少し遠いところの僧院も行こうかと思っていたが、ひと休みのつもりで宿に戻ったら、ベットでバタンキュー。そのまま夕食まで寝ていた。なんとか夕食には出て、食事もとる。写真はチーズのスープで美味しかった。
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タワンは予定の3泊を2泊に変更。寒さにやられている面もあるので、予定を変え、明日はアッサムの平地でひと休みすることにする。