2人の世界旅 日々の記録

4年3ヶ月、1日も欠かさず綴った旅日記
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ウクライナ>2009年05月16日(Sat)
リヴィウ行き夜行バス→リヴィウ→ウジゴロド行き夜行バス
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■ウクライナ西部の町リヴィウ
さて、
5/12 ルーマニア→モルドバ行き夜行バス
5/13 モルドバでシャワーのない家に泊まる
5/14 モルドバ→ウクライナのキエフKiev行き夜行バス
5/15 キエフ→リヴィウ行き夜行バス
5/16 そして今夜も夜行バスだ(ToT)(ToT) シャワー浴びられない5日め決定だ(泣)

すごい・・・我ながらすごい。でもなんでそんなに急いでいるかって、昨日の「三重苦話し」の他に、最も緊急の理由がありまして、チェコの美しい街プラハPragueで、5月18日に素敵宿の支配人からご招待をいただいているからです。だからどんなことがあってもプラハには間に合わせるのだと、本当、修行のような旅となっています。

でも、夜行連続移動って、マゾヒスト発想かもしれませんが、結構楽しいもんです。
だって、
1)宿探しをしなくていい
2)夜行バスがきついのは1日めで、2日め以降は(国内線なら)楽
(※国際線だと深夜にパスポートチェックが入り睡眠を阻害されるので翌日疲れます)
3)到着地が観光ポイントの近くであることが多く、観光時間が存分にとれる
4)宿代が浮く
5)次々移動できるから、次々と欲張り観光ができる

今日はリヴィウの街を観光します。私たちが主に歩いたのは、世界遺産にも登録されている歴史地区です。ここ、素敵な街ですね! 昨日の日記に、ウクライナの「東西の壁」について書きましたが、リヴィウは完全に西寄りの街という印象でした。ポーランドやオーストリア=ハンガリー帝国に支配された影響から、文化も、きっと人々の意識も西欧寄りです。街には正教教会(それはすなわちロシア系)だけでなく、カトリック教会も見られるのが、西欧寄りを表していると思います。キエフとは街の造りが違うと、ぱっと見て分かります。だから、キエフとリヴィウ、両方を訪問できて、本当に良かったと思います。

リヴィウ

なお、カトリックとプロテスタントの違いは、十字架なり人々の動きを見れば分かります。
(カ)…イエスがはりつけにされている。「アーメン」と十字を切る。
(プ)…十字架のみ。十字を切らない。

さて、訪れたバザール(市場)には色とりどりの花。私たちは、美味しそうなさくらんぼ1kg(多いかな?)と、ウクライナ名物の豚の脂身(めちゃうまい)、ウクライナ産ワインなどを買い、教会のある丘に登って昼食を摂りました。
さくらんぼ、あっさり食べきりました(^_^)V

あいにくの大雨からしばしの雨宿り、その後馬車の走る市街中心部のマクドナルドへ。何よりこのマクドナルドは、窓が大きくて、素敵なオペラ座を2階の高さから素晴らしく眺めることができるのです。かしこまったレストランは奥まっちゃうから、景色は楽しめませんものね。

夜行バスは夜11時に出発しました。そして明日ウジゴロドについたらウクライナ出国となります。スロバキアに入ればもうそこは欧州連合(EU)圏内。実質的な東西の壁を西に越えることになるため、今日は「東欧」の旅の最終日。そんな記念になるウクライナの旅、リヴィウの街は心底素敵だと思えるから、本当、ここまでがんばって東欧を旅してきて良かったなって思います。
本日の旅
行動 :リヴィウ到着、リヴィウ観光、ウジゴロド行き夜行バスに乗る
朝食 :Гарнiр рис рiззото(ハルニューリースリゾット、カレー風味オイリーリゾット)、Салат днiстер(サラートドゥニュシュタ、キャベツハム千切りグリーンピース入りマヨネーズコールスロー)、Гарнiр капуста тушкована(ハルニューカプスタトゥシュコバナ、キャベツ人参短い千切りをトマト油でぐたぐた煮)、боршок(ボルシュ、とろみのある赤いスープ)/リヴィウのレストラン
昼食 :サラスミャース(豚バラ肉塩スパイス漬けの燻製)、ウクライナ白ワイン、さくらんぼ、パン/教会のある丘
夕食 :ガーリックパン、チーズ、ウクライナチーズ、борщ Лбвiвський(ボルシュツリビフスキー、赤ボルシュ、ビーツじゃがいもスメタナ緑ハーブトッピング)、борщ Зелений(ボルシュツザラニー、白ボルシュ、肉ゆで汁じゃがいも卵白身米刻み野菜いろいろ)/リヴィウのレストラン
宿泊 :ウジゴロド行き夜行バス

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旅情報
1グリブナ=12.9円

*キエフからリヴィウの移動
ウクライナ主要都市を結ぶ路線なのでバスはたくさんある。英語ガイドブック「Lonely Planet」には「AUTOLUX」社のバスは快適と書かれているが、実際に乗ってみたらコーヒーorティーサービスつき、リクライニングも深くて寝やすい快適バスだった。キエフからは夜10時発、翌朝7時にリヴィウ着。なお列車もたくさんあり、しかも快適で安い(私たちはバスターミナル到着だったためバスターミナルから出たということ)。選択できるなら列車をどうぞ!