2人の世界旅 日々の記録

4年3ヶ月、1日も欠かさず綴った旅日記
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ガボン>2008年04月01日(Tue)
リーブルビル
:: 旅327日め : 世界旅59ヶ国め : 和人214ヶ国め : あづさ80ヶ国め ::

■今日も大使館めぐり
今日は、ここリーブルビルLibrevilleで3つめのビザ申請をします。朝からあづさがサントメプリンシペ大使館へ行きました。昨日日本大使館からの帰りにビザ申請用紙をもらっているので、早く済ませることができました。

あづさが次に向かったのは日本大使館です。2人で相談した結果、おそらくリーブルビルでのアンゴラビザ申請は不可能だから、サントメプリンシペで再々トライをしようということになり、日本大使館からビザ発給のための添え状(レター)を書いてもらいたいという相談にあがるためです(サントメプリンシペはガボンの日本大使館が兼轄していること、ビザ申請は大使館からのレターがあれば出してもらえる可能性が上がること、でもサントメプリンシペでそう言われたときガボンに戻れないこと、などが理由です)。

・・・ちょっと愚痴ってしまうようでごめんなさい。でも大使館で対談した方は、ビザを取ること、邦人の旅行のこと、レター発行のこと、そういった諸種のことについて認識と理解が低く、邦人旅行者に対する外務省の取り組みや姿勢などと反駁する発言もあり、宿に帰って和人に報告したら和人も怒ってしまうほど・・・。大使館では低姿勢でいっぱいお願いをして、更に後日領事の携帯電話に直接お願いの電話をし、レターを書いてもらえることになり、結果は良いものを迎えたのですが、複雑な気持ちも残ってしまいました。

今日はあづさが大使館めぐり。一方で和人は、サントメプリンシペへ向かうエアチケットを探しに、航空会社や旅行代理店をめぐっていました。

写真は、和人が歩いた市街部です。リーブルビルはアフリカでも指折りの大都市で、中央部アフリカだけならナンバーワンの都会なのです。人々もヨーロッパ風のお洒落をいっぱいしていています。

リーブルビル繁華街

■アンゴラビザが取れなかったら・・・
私たちには課題が残っています。サントメプリンシペは島国で、フライトでつながる国が中央部アフリカだとガボンとアンゴラしかありません。「ガボン→サントメプリンシペ」、これは行けます。サントメプリンシペビザは明日受領できるから問題ありません。でもアンゴラビザが取れないと、その先の「サントメプリンシペ→アンゴラ」が不可能になるわけですから、自動的に「サントメプリンシペ→ガボン戻り→他の国へ」もしくは「サントメプリンシペ→他の国へ」となり、非現実的な高い飛行機代を払う羽目になってしまうでしょう。

つまり、サントメプリンシペでアンゴラビザが取れなかったら、現実的な旅ルートがそこで途切れてしまうのです。

それは時に仕方ないことなのですが・・・。

もしサントメプリンシペでアンゴラビザが取れなかったら・・・? 当然、そういった事態の対応も考えなくてはなりませんよね。今私たちが検討しているのは、大きく次の5案です。

1)ガボン戻り→陸路コンゴ共和→陸路コンゴ民主、アンゴラ国境マタディMatadiでビザ申請トライ
2)ガボン戻り→コンゴ民主へフライト、アンゴラ国境マタディMatadiでビザ申請トライ
3)スターアライアンスのマイルを使って日本ストップオーバーのオープンジョーチケットを買い、日本滞在後にアフリカのどこか(ビクトリアフォールズあたり?)に戻り、アンゴラ再トライ。
4)スターアライアンスのマイルを使ってマダガスカルかセイシェルあたりまでオープンジョーチケットを買い、インド洋の国々を旅したあとアフリカのどこかに戻り、アンゴラ再トライ。
5)ガボン戻り→飛行機で南アフリカ共和国へ飛び、北上してアンゴラ再トライ。

今の気持ちは?

1)あの強盗列車(≫3月26日日記)に再度乗るのは憂鬱・・・。しかも国境まで行ってビザが取れなかったらどうする? コンゴ民主内を国内線でルブンバシまで飛んで一気にザンビア入りするか、首都キンシャサKinsashaまで戻って飛行機で別の国に移動するか・・・。
2)1で憂鬱になっているコンゴ共和再渡航が不要、コンゴ共和ビザ代もかからずあの強盗列車に乗ることもないがフライト代がかかる。しかし国境まで行ってビザが取れなかったときの抜け道は、1同様。
3)日本に滞在すれば、旅の再整備や、日本を離れているとできないこと(銀行役所関連など)ができ、更に東京でアンゴラビザを申請できる(居住者なので取得できる可能性が高い)。
4)ノーマルにチケットを買うと高くなるインド洋の国々がマイルを活用して旅できる。必要マイル数も3の半分で済む。アンゴラビザはナミビアで再トライ?
5)問題あるアンゴラをすっとばすだけのルートは今後の旅計画をあまり狂わせないから良い。北上してナミビア、更に北上してアンゴラ国境でビザ申請トライができる。しかしガボン→南アの飛行機運賃が高すぎる。

事有れかし主義ではないつもりですが、何をやってもアンゴラビザが取れないとなると、3、つまり日本立ち寄りなどというアフリカから遠い案も現実的手段となってきます。

もっと突拍子もないことを考えると、マイル往復でアイスランドに行っちゃうとかもできるわけで、今後の旅としてイメージしていた計画は、アンゴラビザ1つ取れないだけで総崩れとなるでしょう(苦笑)

でも、「最も思うように動けない地域」、それが、今いる中央部アフリカなのですから、ここを乗り切ることは、アフリカを旅する者として、正真正銘の正念場です。

とりあえず、スターアライアンス加盟航空会社の膨大な数のフライトをPCで調べながら、今後取るべき道をも調べています。
本日の旅
行動 :サントメプリンシペビザ申請、日本大使館訪問、エアチケット探し
朝食 :バゲット、アボカド、コーヒー/宿
昼食 :バトン(葉に巻かれたマニオクのもち状のもの)、リーグラの煮込み部分(鶏肉、キャベツ、オクラ、じゃがいも、ナス、にんじん)/宿
夕食 :リーグラ(トマト炊き込みライスに、鶏肉の煮込みをかけ、生野菜(千切りキャベツ、トマト、オニオン、緑ピーマン)をかけてスパゲティを乗せる)/リーブルビルの路上ごはん屋
宿泊 :メゾンリーバーマンMaison Liberman

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旅情報
1セーファーフラン=0.25円

*ガボンで取るサントメプリンシペビザ
リーブルビルの大使館で申請、受領。申請時間は8~12時。
申請用紙は守衛が持っているので、私たちは前日夕方に行って申請用紙をもらい、宿で記入することができた。
3ヶ月有効の1ヶ月シングルビザが30000セーファーフラン。
15日ビザでも同料金だった。
写真2枚必要(カラー写真のみ受理、白黒写真不可)、パスポートコピー1枚必要、代理申請可能。
パスポート残存期間6ヶ月必要。
受け取りは翌日11時半~12時の間と、幅が狭いので注意しよう。