2人の世界旅 日々の記録

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マダガスカル>2008年10月27日(Mon)
★アンボシャリ→ベレンティー
:: 旅536日め : 世界旅82ヶ国め : 和人216ヶ国め : あづさ103ヶ国め ::

■憧れのベレンティーへ
晴れています! 昨日のどんより空とは大違い!

そして今日は、憧れのベレンティーBerentyに宿泊予約を入れている日でもあります。実はあづさの熱はまだ下がらないのですが、抗マラリア薬も順調に飲んでいるし、張り切ってベレンティーへ向かうことにしました。

ここアンボシャリAmboasaryを朝出るミニバスに乗ればベレンティーの近くまで行けることも昨日確認したのですが、さて6時に宿を出てミニバス乗り場に行っても車はありません。で、私たちは7kmの道のりを歩くことにしました。和人はあづさの体調をかなり心配していますが、原猿の宝庫、マダガスカルで一番の見どころ! の1つ、ベレンティーに行けるわけですから、体調が悪くったって力とエネルギーが沸いてきます。張り切らないはずはありません。

ベレンティーは個人私有地なのですが、自然に生きる原猿たちがあまりに近くで見られると、ツーリストにも人気の場所。フォールドーファンFort Dauphinからのツアーに参加しなければ訪問できない場所ですが(2人で300ユーロ超えます、爆高!)、何年も前から問い合わせをし、マダガスカルに着いてからもいろいろと裏技を駆使し(って大したことはしていないけど)、私たちは幸運なことに個人訪問を許可されています。そして幸運は今日も尽きず、途中サイザル麻が広がる道を歩いているとき、ベレンティーに行く車のヒッチハイクに成功したのです! その車は、アンボシャリの権力者の車だというのですから、私たちはベレンティーの警備員にもつかまることなく、権力者の顔パスに便乗してくぐり抜け、一気にレセプションへ到着♪

嬉しいことに、マダガスカル固有種である、ワオキツネザルの群れが、私たちを出迎えてくれました。しっぽ(尾)に輪がしましま模様になっているから、輪尾、すなわちワオキツネザル。とってもラブリーなのですよ♪

宿にチェックインしたのが朝7時すぎという良い時間です。ワオキツネザルやベローシファカという昼行性原猿は9時から午後3時くらいの暑い時間帯は木の上でおやすみタイムとなるので、すぐに部屋から出て、おサルめぐりに出ることにしました。たくさんのワオキツネザルに会えたし、世にも珍しい横跳びをするサルとして日本のCMにも起用されたベローシファカの群れにも出会えたんです!

あづさはいっぱいいっぱい写真を撮りました。和人は写真も撮りますが動画も撮っています。ベローシファカの横跳びも上手に素敵に動画に残せ、これには本当に満足しました。あとからベローシファカの横跳び写真を見ても、動画の数分の1ほどの躍動感すらないからです。

 あづさ「シファカちゃんの動画、日記ページにリンクして見れるようにしたい!」v(・
 和人「そんなことしたらサイトがダウンするー」・)v


てなわけで、動画のアップはいつの日か(笑)。
写真の左はこの日ベレンティーに突然発生した、新種のおサルでしょうか!?

ワオキツネザル

あづさは、本当に何年も前からこのベレンティーに来たいと思っていただけに、思い入れも格別です。このマフラーは、この日このサルとの対面のためだけに、旅を始めて1年半運び続けました(寒い国でも実は使っていません)。この日のために用意した手編みマフラーです。

そのおかげか、この写真以外にも、ワオキツネザルが近くに来ると目が合ってしまう写真がいっぱい残せています。うふふ、ベレンティーでおサルと仲良しになりたい人へ、お勧め? の特別アイテムってことにしちゃいましょう♪

私たちがここで支払うお金は、入場料(1人16ユーロ)と宿代のみです。そしてその入場料には、朝のおサルめぐりツアー、午後のおサルめぐりツアー、夜のおサルめぐりツアーが含まれています。私たちは2人で来たので、2人に対してガイドが1人つきました。他グループへ合流なんてことにならなくて嬉しいな。

自然を残したベレンティーでは、かわいい鳥、コウモリ、ホシガメ、ワニなど、おサル以外にもいろいろなものが守られています。朝ツアー、夕ツアーでは、ワオキツネザルやベローシファカ、チャイロキツネザルを見ました。そしておサル以外の動物も見れたし、ミュージアムではこの土地の先住民族についての展示も見られました。

さすがに39℃の熱で歩き回るのは、しんどかった。ワオキツネザルなどを見ているときはしんどさも忘れて嬉々としているのですが、ミュージアム館内では、ちょっと座り込んじゃいました。

日没前から、夜ツアー開始。トゲの森と呼ばれる、その名の通り、トゲトゲした植物が群生するエリアへ車で行き、ガイドが懐中電灯で夜光性の原猿を探してくれるというものです。いましたいました! 私たちはイタチキツネザルを、かなりの至近距離で見ることができました!

ベレンティーにはレストランが1軒あります。メニューも決まっているフランス料理店。昼もコース料理、そして夜ツアーのあともコース料理です。えへへ贅沢だね。昨日まで食欲がなかったあづさですが、昼も夜も全部食べられたから不思議。マダガスカルの安飯からぐっと離れて、久々に、舌が知っている味に出会えたからかな。ちなみにチキンのホワイトソースに青ねぎ乗せライスの組み合わせは、あづさが日本でも作るもの。大好きな味で、とっても美味しく感じました。

朝から晩まで、こんなに楽しい1日って、そうあるものじゃありません。

大満足、大満喫、大好きベレンティー♪
本日の旅
行動 :アンボシャリからベレンティーへ移動、ベレンティー観光
朝食 :ファーリアナナ(野菜入りおかゆ)、肉ソテー、ムフガス(米粉を使ってたこ焼き器のようなもので焼いたもの)、カフェ(コーヒー)/アンボシャリの食堂
昼食 :トマトとツナのミモザサラダ、ポークステーキ、えびのガーリックソテー、ゆでじゃがのオニオンソテー、トマト、パパイアマンゴーバナナのフルーツカクテル、ビール、バゲット/ベレンティーのレストラン
夕食 :ほうれんそうひきにくホワイトソースキッシュ、なすとにんじん、チキンのホワイトソース煮、青ねぎ乗せライス、トマト、なすのフリッター、ビーフステーキ、にんじんソテー、バゲット、バナナのショコラがけ、ビール/ベレンティーのレストラン
宿泊 :ベレンティーロッジBerenty Lodge

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旅情報
1アリアリ=0.056円

*ベレンティーロッジへの行き方
ベレンティーロッジに訪問する際は、必ずフォールドーファンからのツアーに参加しなければならない。2泊3日で1人115ユーロ(入場料1人16ユーロはここに含まれるが宿泊料金54ユーロ/日は別途払い)。予約はeメール(フランス語あるいは英語)および電話(フランス語。英語担当者がいれば英語可)、窓口対応(アンタナナリブおよびフォールドーファン)でできる。日本人スタッフのいる旅行会社を通せば、値段は高くなるが日本語で対応してもらえるだろう。
アンタナナリブオフィス電話:2474349
オテルルドーファン電話:9221238
WEB(メールアドレスもここで分かる)http://www.madagascar-resorts.com