気持ちの整理方法


あづさあてに戴いたメールです。

> 「ユーレイルパス15日間の旅を終えて」を読んで、あぁ納得~~~~
> ヨーロッパ旅行の日記を読んで、以前の一人旅や夏前の旅と明らかにテンションが違う!
> と感じていました。
> やっぱり、少し“らしくない”旅だったのですね
> でもでも、その日その時得たものは、あづささんの宝物ですし
> この次見るものは、違っているはず。
>
> ところでひとつ質問。。。
> これだけの、自分の願いと、実際と、その膨大な情報を整理するこつはなんですか??
>
> いよいよアフリカですね
> あづさ節(笑)の効いた日記更新楽しみにしています。
> では

ありがとうございます(^^*
このサイト内にもある文章ですが

 * * *
普通の人にこんにちはと言って会うのと、
離れながらも大好きと想い続けた人に逢うのとでは、
心の熱さも流す涙も呼吸の仕方も全然違うじゃない?
 * * *

気持ちにむらのない旅をと思っても、理屈なしに魅力を感じてしまうものの対象は、私の場合は、見たい行きたいと思っていたものが目の前に現れるとき(1)なわけです。
魅力を“感じる”ことには、理屈なんてないんですよね。

でも旅にはあともう1つの大事な要素があって、地球のいろいろなものを見たいという気持ち、広い広い知的好奇心(2)なのです。

質問の回答ですが、「自分の願いと、実際と、その膨大な情報を整理するこつ」。
1や2のために、旅のルートを組みます。そのために得た情報は、長い人生で培ってきた知的好奇心と、旅のために勉強したことです。各国の歴史や経済等、旅の前にどっさりと勉強し、持参しているPCにも膨大な情報を入れています。歴史と経済、その国の土台を知れば、その国で行くべき場所が一層見えてくるからです。
また、ルートを組むには、時期を考えます。○○に行くなら○月中、といったことが実際はすごく多く、妥協・譲ることも必要です。

実例で言うと、シンゲッティのサハラ砂漠で満月を見るためには、10月24日にはアタールに着いていなければならず、そこに間に合わせるために、それまで同じところに2泊することがしばらくできなかったのです。2泊しないと、その町の観光は薄くなってしまいますが、でもそれは夢を叶えることの一歩なのだから、それで良いのです。譲ること譲ったことに満足感が伴います。

そう、譲ることに満足感が伴えば、「願いと実際と情報が整理できた」ということになるのかもしれません。

ヨーロッパのユーレイルパス旅では、いろいろな国のいろいろなものを見たいという気持ちが優先していて、その中で見たい行きたいと思っていたものは、バルセロナやウィーン、コペンハーゲンなど幾つかはあるものの、一番大きな気持ちは、「いろいろな国を見たい」ということだったのです。そして「アフリカに10月上旬入り」という季節を考えると、15日間という時間がベスト。時期的なものを見ても、あの旅は、あのときの私に一番合っていたのです。

まだ何も成し遂げていないですが、
「願いのためになら前向きに妥協・譲ることをしながら実際を組み、その前提として膨大な情報を自分に流し込んでいく」
これが、質問の、
「願いと、実際と、その膨大な情報を整理するこつ」
の、現在の時点での回答です。

大事なことは、その“願い”には、先述の1と2、2つの種類があるということです。
1だけだと旅に歪みが出るし、2だけだと旅が平坦になるし。
時に1優先、時に2優先となれば、上手く整理もできていくということです。


ではまたサイトを見に来てくださいね。

あ、そうそう、“テンション”についてですけど、日記は文章量が多いので、テンション抑えめを心がけていま~す(^^* ばれちゃいましたね(笑)
25Oct2007