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 いよいよウユニへ、銀河鉄道の旅 
(US$から両替したら、1ボリ=13.5円でした)



ラパス
でパスポートの再発給を終え、
空港から直接
オルーロの町に向かいました。
ラパスから230km南の町、オルーロには、
ラパスから車に乗ると4時間かかるそうなのですが、
空港からなら道が良く、3時間もあれば着くそうです。


この日はバスターミナル封鎖令が労働省から出ていたためか、道は本当にすいていました。
(メーデーといえばボリビア人がこぞっておでかけする日なのに、
メーデーにバス封鎖令が出るのは初めてのことなのだそうです)

13:00にラパスのエルアルト国際空港を出発し、
何と15:00には
オルーロ鉄道駅に到着してしまいました。

オルーロ鉄道駅
標高3750m





ラパスから標高が50m高くなっただけなのに、
意識は半分しか働きません。食欲もありません。


私は首絞め強盗に遭った翌日ということもあり、すっかりおびえてしまいます。
あんなにのどかな駅前風景だったのに、町を歩くボリビア人が全員悪者に見えてしまって、
いつもの私なら、ちょっと歩いてふらり飯でも・・・って思うはずなのに、
心に恐怖感、体は高山病症状、この2つがとにかく強くて、
駅の待合室のすみっこで、ただすわっているだけでした。

ただいま心拍数105。何もしていないのにこの心拍数はやばいです。
心臓が疲労して急性の心不全になったらどうしようと、これも恐怖感を助長する1つでした。


乗る予定の電車は、『ワラワラデルサル
列車の予定時刻は19:00です。



待ち時間は長い・・・。
高山病症状で、もうろうとする意識を覚醒させるだけの時間が、何時間もすぎていきました。





18:00、アルゼンチンの国境付近の町ビジャソン行きの列車がホームに入ってきました。
19:00、定刻どおり発車。

車内はこんな感じです。




この列車はビジャソン行きで、ウユニを通過するのは深夜2時すぎ。
つまり、ウユニは終点ではないので、寝過ごせません。

オルーロからウユニへ、標高4000m付近を走る列車は、右に揺れ、左に揺れ・・・




ガタン・・・ガタン・・・



ガタン・・・ガタン・・・



ガタン・・・と右に揺れ


ガタン・・・と左に揺れ


ゆっくりゆっくりと進む、高山列車。


外は真っ暗。町もなにもない。ただ、星はきれい。
真っ暗だから地平線も見えない。
闇と星の間をゆっくりと走る列車に、星空に浮いているような感覚を覚えます。

私は旅ノートに
「銀河鉄道に乗ってウユニに行く」と書いています。

窓際の席に座って、外を見ていると、本当に銀河鉄道に乗っている感じがしたんだもの。。。
高山病の症状も、宇宙にいる感覚を作っていたでしょうか。





ちなみに、列車の中は暖房が効いているので、寒くはありません。

ただ、右に左に揺れる列車、昨日の首絞めが原因なのか、
私の首はだんだんとムチウチの症状が出てきてしまいました。
手持ちの軽い筋弛緩剤を飲み、タオルで肩から首を固定しながら、
揺れる列車の中、ときおり外の銀河風景を見ながら、
眉をしかめて耐えるように私はウユニに向かっていました。

列車の中では軽食が出ました。
そういえば昨日のペーニャハウスの食事以来、ほとんど何も口にしていない。
サンドイッチと、コカ茶。
ほぅ。。。っと、胃にぬくもりがしみました。




*




午前2:20、ほぼ定刻どおりに
ウユニ駅に到着。
標高3600m

7時間半の、銀河鉄道の旅が終わりました。



オルーロより標高が150m低くなったので、酸素が濃いと感じました。
でも、深夜2時すぎなので、とっても寒い・・・吐く息が凍る寒さ。

そのまま宿に行き、寒い部屋で眠りにつきました。





痛い、苦しい、寒い・・・

痛い、苦しい、寒い・・・

とにかく辛い・・・


う゛〜〜〜〜〜、今思い出しても、辛かったなぁ、
ウユニ到着まで(><。
ムチウチ症状が、明日になると軽快するのかひどくなるのかが予測できないので、
かなり、弱気になっていました。



そんな辛い中、明日は、いよいよ
ウユニ塩湖へと向かう日です。

かなり、弱気ですが。





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