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■虹色の丘を目指して・2
朝起きたら、早速感動がやってきました~(^o^)
キャンプサイトから見える幾つもの丘は、ピンクやオレンジ、青や緑の、まさに「七色の土壌」がむきだしになっていて、しかもそれが朝陽に当たってとぉーっても綺麗なんです♪
私たちは欲張って、丘を2つ登りました!
何で2つも登ったのかというと、1つめの丘に登ったとき、正面に見えるもう1つの丘を見て、「きれいだねー、あっちも登りたいね!」という会話になったからです。
この写真が、その会話のときに見える光景です。あの、ピンクのグラデーションがすっごく綺麗で、近づきたくなったんです♪ ・・・でも本当のことを書くと、2つめの丘はあまりに脆くて足元が崩れやすくかつ急傾斜。命の危険を感じるほどで、頂上までは登っていません。
お昼には下山して、和人はもう一分張り、3つ目の丘に登ってきました。「ミラドール(展望所)」と呼ばれる地点から町と七色の丘をきれいに見渡せる写真を撮ってきてくれたんです。
今いるのはアルゼンチン北部で、次に向かうのは、そのままパラグアイへ入国する道です。サンサルバドールデフフイSan salvador de Jujuy(通称フフイ)まで移動し、フフイのバスターミナルでパラグアイ方面のバスチケットを買いました。ただ、うまく乗り継げる便がなく、私たちは中継地点のヘネラルマルティンミゲルデゲメスgeneral martin miguel de Guemes(通称ゲメス)まで行って、そこで1泊してからパラグアイを目指すことにしました。
■ゲメス、宿がない
ゲメスという町は、単に交通の要所で、別にこれといった観光地ではありません。「交通の要所で、乗り継ぎ地点だから、宿もあるだろう」・・・これは誤算となり、ゲメスでの宿探しは困難を極めました(150ペソという高い値段の宿が1軒あるのみでした)。昨日1人8ペソで泊まっているだけに、150ペソは高い。でもそこしか選択肢がなく、どうしようかと悩みました。
そこであづさが出る、いつもながらの作戦は「ポリスに相談する」
(↑和人曰く「ポリスに甘える」らしいですが、苦笑)
スペイン語学校で未来形あたりも猛勉強し、その後も独学で接続法も習得しただけあって、相談ごとも上手になってきましたよ(甘え上手というらしいです)! そうしてパトカーの後部座席に乗せてもらえることになり、ポリスの宿探しスタート!
総合運動施設みたいなところでポリスが降り宿泊の可否を交渉している間、私たちはパトカーの中で待っていました。ポリスが戻ってくるや否や彼がガッツポーズと共に発言したのは
「Muy suerte!」(ムイスエルテ、超ラッキー!)
体育館の中にはヒムナシオ(スポーツジム)と宿泊施設があり、私たちはそこに泊めてもらえることになりました。ありがたいです。なお、体育館では合気道の練習が行われており、その「センセイ」である日系2世の「ハマダさん」と対談することもできました。ハマダさんは日本語は話せませんが、私たちを友好的に受け入れてくれ、明日、合気道の練習が終わった昼に、私たちをアサード(アルゼンチンの伝統料理の焼き肉)に招待してくれたんです!
「ゲメスに来たのは失敗だった」なんて、下車して宿がない時点で2人で落ち込んでいたのに、1日の締めくくりはまさに一発大逆転の「Muy suerte!」(ムイスエルテ、超ラッキー!)でした。
ボクシングジムで就寝するのも、なんだか楽しい。
明日のアサードパーティーもとっても楽しみ!
ハプニングも、和人と2人で旅していると結局楽しい締めくくりになるんだから、いつだって楽しいよね!!
本日の旅
行動 :プルママルカ観光、プルママルカからゲメスへ移動
朝食 :パン、オレンジ炭酸ジュース/宿
昼食 :Lomito(ロミート、パン野菜ハムチーズ目玉焼きにサーロインステーキを挟んだもの)/フフイのバスターミナル
夕食 :パン、グレープフルーツ炭酸ジュース、ハム、ミックスピクルス/ゲメスの中央分離帯のベンチ
宿泊 :総合体育施設のヒムナシオ
旅情報
1ペソ=24.6円
*フフイを拠点にしてパラグアイへ向かう
ガイドブックなどの大雑把な地図を見ると、フフイからいったんサルタに南下してサルタからレシステンシアを目指す道が考えられますが、サルタの先にあるゲメス(ヘネラルマルティンミゲルデゲメス)へフフイから直接行ける(しかもフフイ-ゲメスは本数が多い)ので、サルタまで行くと遠回りな分、時間もお金も余分にかかると思いました。