2人の世界旅 日々の記録

■１日中青い氷河と共に
快晴です♪　やったー♪

今日はペリトモレノ氷河へ、ここエルカラファテEl Calafateから日帰り観光、行ってきます♪

バスに乗って１時間半で、晴天の氷河へと到着しました。遊歩道も整備されていて、とにかく各所に展望所が設けられている、至れり尽くせりの観光ポイントです。

「氷河」とは、「こおりのかわ」ですから、氷が移動して流れていることが、氷河の定義となります。もちろんその移動は１年間に通常数ｃｍ程度ですから、肉眼で見る分には静的な光景そのものです。

ただ、ペリトモレノ氷河は氷の移動が早いのが特徴の１つで、岸（・・・といっていいのか分からないけれど、両端の岩盤部分）から離れた流れの速い部分では、１年で２ｍもの移動速度になっているのだとか。観光客が遊歩道から観光するのは、氷河末端部分です。ぱっと見てすぐ、岸から離れた部分が押し出されて、末端が突出しているのが分かります。またこれだけ氷の移動速度が速いと、氷河末端では、押し出された氷が高頻度で崩落し（がけ崩れみたいになる）、その壮大なサウンドと雄大な光景が楽しめるのです。



わーい、すごーい、あおーい（^o^）

光が微小粒子（この場合は氷に含まれる微小気泡など）にぶつかると、青い光ほど散乱係数が高い（レイリー散乱）ので、氷の層が厚く、また長年かけて雪が圧縮されて氷の内部粒子が超微小になっている氷河では特に強い青の散乱光が見られます。冷凍庫で作った氷のように気泡が大きいとミー散乱という別散乱を起こして、散乱光は白くなっちゃうんですね。・・・何が言いたいかっていうと、
「この氷の青さには、氷のながーい年月の歴史が詰め込まれている」という事実。

氷河末端がきれいに見える場所で、居心地の良いベンチでくつろいで、氷塊の崩落をずっと待つ。ワインとお弁当が一緒なら待つのは全然苦じゃないです。

遠くから見ているので高さは実感しにくいんですが、氷河末端は幅５ｋｍもあり、水面から７０ｍほどの高さがあるそうです。すごいなー、まるで高層ビルだよね！　だから見た目は小さな氷が落ちたようでも、実は巨大な氷塊の崩落で、ドドーンというものすごい、地響きのような音がします。それがまたすごいんです。和人の話によると、末端がこのようにせせりたつ氷河は、稀なものなのだそうです。

帰りのバスが出る午後５時まで、たっぷり楽しみました。
なんたって天気が良く、青空のもと、氷河らしい青い氷がたっぷり堪能できたので、今日はとにかく大満足です！

カラファテに戻ったら、いよいよ明日から突入する名峰フィッツロイ山トレッキングへ向けて、スーパーで食糧の買出しをしました。