2人の世界旅 日々の記録

■海上で過ごす１日
今日過ごしているのはイエメンへ行く船の上。
船はインド洋を進んでいます。

乗っているのはゴマを貨物として運ぶ小さな木造船なんですけど・・・全長は２０ｍくらいのサイズです。客室など当然無く、私たちは板張りの上にシーツを敷いて、救命胴衣を枕にして場所を確保しました。実はこの海路、ときどき船が沈没してるんですよね（笑えないケド）。だから救命胴衣を身近に確保できて、ほんの少しだけ安心できました。船員以外の乗客としては、ジブチ人かイエメン人かと思われる人が５、６人と、スウェーデン人旅行者（チャリダーすなわち自転車ツーリスト）が１人。

私たちは急遽イエメンへ行くことになってしまったので、中東のガイドブックを持っていません。だからスウェーデン兄さんが英語ガイドブックを持っていたことで、国間の移動、都市間の移動、お金のこと、都市情報など、船上で情報収集することができました。ちょっとほっとしました。

船は結構揺れていて、昨夜から４度吐いちゃったよ・・・あーきつかった。
でももうこれ以上吐かないようにと、仰臥して横になっていました。
ついでに、太陽の光がきつく、肌が焦げそうなので、持っている服で直射日光を遮っています。



夜、日が暮れた頃、船はイエメンのアデンAden沖に到着。

今日は金曜日・・・木金を週末とするイスラムの国では今日は“お休みの日”なので、上陸＆入国手続きをすることができず、今夜は、船の上で待機。半島に囲まれた内湾に入ったので、海が揺れずに済むのが有り難いです。

今日もまた、板張りの上で雑魚寝しましょう。そろそろ体が痛いけど。