2人の世界旅 日々の記録

■ボローニャ堪能の日
今日は、なっちゃんと一緒にボローニャBolognaを観光します♪　なっちゃんはボローニャに住んで長くなるので、素敵な案内をしてくれること間違いありません（*^-^*）　もちろん素敵なイタリアン料理も期待大ですよね！

ボローニャは、エミリア・ロマーニャ州の街、ヨーロッパ最古の大学である名門ボローニャ大学（１０８８年～）があるところです。中世の大学都市としても発展した街並みはとても素敵ですよ。ちなみになっちゃんはボローニャ大学に通っていました。かっちょいーねっ！

もうひとつボローニャを紹介するとなれば、「ミートソース（ボロネーゼ）のボローニャ！」、でしょう。生ハムのパルマ、バルサミコ酢のモデナ、パルメザンチーズのパルマとレッジョ･エミーリアしかり、世界に愛されるイタリア食材は、エミリア・ロマーニャ州生まれで、その州都がボローニャなのです。ここは間違いなくここは「美食の街」なのですよ。美味しいイタリアンを求めてイタリアに来るならボローニャは外しちゃいけません（*^-^*）

街歩きを始めて、なっちゃんが連れて行ってくれたところは、大学生も多く集まる　－それはすなわち“安くて旨い”－　ナイスなオステリアでした。オステリアについては下欄をご覧くださいね。昨夜リストランテで夕食をいただいたら１人２ユーロの“お席料”がチャージされたのに、このオステリアではそれがないの。それでもってほっぺたが落ちる味（特にブファラと呼ばれる贅沢モッツァレラが忘れられない）が次々出てきて、すごくいい！

美味しい本場のイタリアンを堪能したら、再び街歩き。途中からなっちゃんの友達のいずみちゃんも合流しました。いずみちゃんはバイヤーさん。イタリア・フランスファッション小売販売サイトを持っていますので、是非遊びに行ってみてね（*^-^*）
≫Bezzecca

聖ステファノ聖堂Basilica di S. Stefano。
「七つの教会」と呼ばれる教会群です。７つの建造年は同一ではなく、古いものだと１０００年以上も前のものになります。１２角形の教会とか、内部の壁画も含め、興味深いものがいっぱいありますが、内部写真撮影は禁止でした。

斜塔。
ボローニャは「塔の街」でした。どこかで見た絵画に中世のボローニャが描かれていて、それによると、まるで各家庭の煙突のごとく無数の塔が建っているんですね。特に２本の塔が異なる方向に傾きあう「斜塔」は有名です。

人体解剖室。
ここは厳かさえ感じる場所でした。歴史あるボローニャ大学では、学生を前に人体解剖を取り入れていたそうです。まさにその人体が乗った木製の机を中心に、数々の長椅子が四方にずらり。実際にその椅子に座ることもできます。だから、長椅子に座ると、当時医学生が凝視していただろう光景が想像できるのです。イタリアは厳格なるキリスト教国家で人体解剖は宗教上禁止されていたはずなのに、それでも医学の発展のためにと人体解剖を取り入れていたボローニャ大学は、本当に偉大だと思います。

ポルティコ。
日本語では柱廊とも呼ばれます。アーケードと言ったほうがイメージしやすいですね。そうそう実はね、ボローニャ到着初日は雨が降っていて、駅を出て「あちゃー」と思っていたのですが、実際なっちゃんちにはほとんど濡れずに到着できたんです。ポルティコのおかげです。到着早々なっちゃんにそのことをお話したら、「ポルティコはボローニャ市民の誇りなのよ！」って言っていました。そう、実にボローニャ市内には、多数のポルティコがあるのです。後から知ったのですが、１６世紀にポルティコを石造りに変えるよう命令されたそうで、だからこそ、稀に残っている木製のポルティコは一見の価値があります。天井に美しい絵画が入ったものが、特に素晴らしかった。



マッジョーレ広場Piazza Maggiore。
人々の集う広場では、そこに面した聖ペトロニオ大聖堂Basilica di S. Petronioに入りました。中にフーコーの振り子ような巨大な振り子（コリオリの力を検証しているのだと思われます）が実際に稼動していて真剣に感動しました！　うひーこういうの大好きだ♪

市立図書館。
なんとローマ時代の遺跡の上に立てられており、その遺跡が見えるようにとガラス張りの床で建築された図書館なんですよ。

美味しいものめぐり。
バール（bar、いわゆる酒飲みどころ）や、生ハムや美味しい惣菜をたっぷり売っている名店など、ボローニャは美味しいもの屋がありすぎて危険（笑）。そのお店のマスターたちと仲良しのなっちゃんも相当すごい^^

なっちゃんの人柄で、いつのまにやら日本人が５人も集まっていたそのお店で、皆で楽しくプロセッコ（美味しい白発砲ワイン）を飲んだり絶品クレープを食べたりしながら、本当に、普段の旅にはないほどの良い時間を過ごしました。

実は今日はボローニャ最終日なんです。名残惜しいことこの上ない。
夜は、深夜２時くらいまで、ランブルスコ（美味しい赤発砲ワイン）をしこたま飲みながらおしゃべりを続けていました。何よりも本当に楽しいイタリア旅行ができたのは、なっちゃん、貴女のおかげですよ。本当にありがとうと、感謝の気持ち以外出てきません。