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■ペルシャの国、イランへ行く
ガルフ諸国最後の国クウェートからイランへ飛び、再び地べたの旅へ。
もう当面乗らないだろう飛行機に乗り、イランの首都テヘランTehran空港へ向かいます。中東エリアの格安航空会社「ジャジーラ航空」は機内には乗客5人くらい? ほんとガッラガラ!
テヘランIKA空港に着きました。クウェートとイランの時差は「0.5時間」と、なんとも中途半端な時差です。今回の旅で、こんな中途半端な時差を体験するのは初めて。
(※他にも隣国と時差45分、という組もあります。こういうの、分差って言ったほうがいいのかな?)
イランへは、アラブ首長国連邦(UAE)から船で南部都市バンダルアッバースBandar abbas入りできたらいいなと思い、検討していました。でも、大使館でのイランビザが取得困難なこと、港ではビザが取れないことから、現時点で「最も簡単にイランビザが取れる場所」である、空港経由で入国することとなったのです。
ビザ手続きは、用紙1枚に氏名などを書き、1人50ユーロを支払うだけ。簡単に終了しました。大使館で取るビザも同日数(15日ビザ)で同料金なので、それならば、申請から受領まで何日も待たされる大使館申請より、空港申請も良いでしょう。
空港から市内へ出るバスは現時点では運行していません。しかも空港タクシーは距離の割に妙に高い(空港タクシーとはそういうものなのでしょうけれど)ので、私たちはヒッチハイクで市内へ行くことにしました。停車してくれた車は白タク(タクシー営業許可をもたない車)だったのですが、それでも空港タクシーより安い価格でテヘラン市街まで行くことができました。
最近再び取り入れている「ショートホームステイ」。テヘランでも活用することにし、事前に連絡ごとなどは済ませておきました。でも、お世話になっておいてこういうことを思うのはいけないことかもしれないのですが、率直に「かなり変わった人」と遭遇してしまい、テヘラン滞在が初日から楽しくない&憂鬱なのが、事実。
憂鬱なことは続くもので、今日食べたパンに固い部分があり、それをガリッとかじった和人の歯から、詰めてあったメタルが取れてしまいました。すぐに歯医者に行って、乱暴な(苦笑)治療を受けました。日本の歯科医療とは異なり、快適さの配慮がなく、痛くて辛い治療だったとのこと。
新たに詰めたレジン(歯科用樹脂)が取れるのではないかと心配で、しばらくテヘランから離れるのは難しいかもしれません。
本日の旅
行動 :クウェートシティーからテヘランへ移動、クウェート出国、イラン入国
朝食 :コーヒー/クリスとローリーの家、バルバリー(ゴマパン)、パニール(白いチーズ)/テヘランIKA空港
昼食 :ナン(薄いパン)、キャバブ(肉の串焼き。今日はジェジュ(鶏肉))、ゴウジェ(トマトの串焼き)、レイハン(ハーブの葉)/テヘランの食堂
夕食 :ビスケット/メルダーさんち
宿泊 :メルダーさんち
旅情報
1クウェートディナール=320円
1イランリアル=0.0111円
*空港で取るイランビザ
テヘランIKA空港で到着時に申請&受領。1人50ユーロ(もしくは70US$)を申請窓口近くの銀行で支払う。申請窓口では書類1枚に必要事項を記入するだけ。出国チケットを持っていなくても問題なく入国できた。写真不要、イエローカード不要。