:: 旅649日め : 世界旅95ヶ国め : 和人217ヶ国め : あづさ114ヶ国め ::
■アゼルバイジャンビザ
イランの次は、どこに行こう? 私たちは、アゼルバイジャンへ行くことにしました。
アゼルバイジャンはコーカサス地方と呼ばれる地域に属する国。ロシアに近く、つまりはそれだけ寒い国。今いるイランでさえとても寒いのに、2月の北半球を北上するのは、アフリカ旅と同じ衣類しか持っていない私たちにはちょっと無理があるんでは・・・?
でもまあ、3月になれば春だし、何とかなるかな?(←なるわけない、コーカサスを甘く見すぎ、笑)
ともあれ今日は、昨日取得した日本大使館のレターを持ってアゼルバイジャン大使館へ行きました。
申請は大変でした。
(1)大使館が遠い
(2)窓口で指定銀行を教えてもらう
(3)そこに行ってビザ代を振り込む(米ドルしかなかったので更に両替所を探してイランリアルを入手する必要もあり、時間がかかった)
(4)振込証明書を持って大使館へ戻る
(5)申請書とお金と写真を提出
これを、13時までにすべて終えなければなりません。テヘランは渋滞が激しいこともあり(1)にものすごく時間がかかる上、(2)の指定銀行が大使館から遠く、しかも昨日取得した日本大使館のレターは実は不要だったという、苦労いっぱいのビザ申請となりました。
■サーダバード宮殿
13時ぎりぎりにビザ申請が終わったので、そのあとはテヘラン観光に勤しむことにしました。アゼルバイジャン大使館から近いところだと、サーダバードSaad Abad宮殿があります。ミニバス中継地のタジュリーシュスクエアから歩いていける距離にあります。
サーダバード宮殿は、パフラヴィー王家の夏の離宮として建てられたもの。敷地は110ヘクタール(!)もあり、宮殿がいくつも建てられています。18もの博物館もあります。とにかく広いので全部を見ることはしませんでしたが、見た中で印象的だったのは緑の石造りの宮殿でした。
静かなたたずまいの外観とは裏腹に、部屋の全面に鏡モザイクが施された室内に驚きました。イタリアの職人によって4年がかりで作られた鏡アート。小さな鏡のパーツを無数に組み合わせ、見事に全面(全ての壁と天井)に鏡モザイクが作りあげられています。内部写真撮影禁止というのが残念です。
素敵な訪問地は、記念の意味もこめて、写真に残しておきたいのにな。
本日の旅
行動 :アゼルバイジャンビザ申請、テヘラン観光
朝食 :Ash(アシュ、ターメリックヌードルをサワーヨーグルトの中に入れバジルオイルをかけたもの)、Halim(ハリーム、雑穀塩粥鶏のかけら入りに砂糖とシナモンパウダーをかけたもの)/テヘランの食堂
昼食 :モース(きゅうりヨーグルトの乾燥ミント乗せ)、ナン(薄いパン)、モイ(焼き魚)、プル(ごはんをスパイスと塩でピラフ風)、ゼレッシュプル(2色ごはんをスパイスと塩でピラフ風ザクロ乗せ、中にモルク(チキングリル)がいっぱい)、フライドポテト、キャベツのビーツ漬けサラダ、きゅうりのピクルス、ファンタオレンジ/テヘランの食堂
夕食 :ショレ(角切り野菜のハーパフラヴィー王家の夏の離宮として建てられました。総面積110ヘクタールの敷地内には宮殿が点在しています。今回は、内部が公開されている宮殿のうち、シャーの離宮だった白い宮殿と、シャーの王妃が住んでいた緑の宮殿を訪れました。ブいっぱいシチュー)、ナン、シール(牛乳)、コラビエ(イラン北部タブリーズのクッキー)、ミルザコセミ(カスピ海地方のラタトゥイユ風野菜のトマト煮込み)、アールグレイティー/メルダーさんち
宿泊 :メルダーさんち
旅情報
1リアル=0.0111円
*テヘランで取るアゼルバイジャンビザ
バスで「Tajrish Sq」(タジュリーシュスクエア)へ行く。「シザー」と尋ねてタクシー乗り場へ行く。乗り合いタクシーまたはミニバスで「Nada Sq」(ナダスクエア)下車。小さなスクエア(広場)から放射状にいくつか道が伸びる中からAshena Alleyを探し、進む。突き当たりがアゼルバイジャン大使館。
日誌本文にあるように、遠くの銀行で振込をして大使館に戻らなければならないため、朝は早くから行動したほうがよい。銀行振込は指定US$に相当するイランリアル払いのみ。銀行では両替やキャッシングができないので、十分額のイランリアルをもっていくほうがよい。13時まで申請受付、翌日15時受領。写真1枚必要、イエローカード不要、日本大使館のレターについては、私たちは不要だったが、必要だったという人の情報ノート書き込みもある。