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■シリアビザ申請
楽しかったイラン周遊を終え、テヘランTehranに戻ってきました。気持ちを次の旅に切り替えつつ、シリア大使館へ行きました。以前の日記にも書きましたが、バス車内は後方が女性スペース、前方が男性スペースとなっています。ここまで厳格に男女を分離する国、世界でイランが最たるものではないでしょうか。
さて、シリア大使館の領事(と思われる人)の面接は、「ディズニーランド探し」が見え見え。
「ディズニーランド」とはイスラエルを指す旅行者の隠語です。アラブ諸国ではイスラエルは敵対関係にあり、イスラエルに行ったことのある者、イスラエルに行こうとする者にはビザを出さない国が多々あります。私たちのパスポートにはたくさんの国のスタンプが押されているので、イスラエルにも行くのではないかと怪しまれたのだと思います。でももちろん私たちのことなので、誘導尋問にもひっかからず、シリア出国後の予定についても、「ベイルートBeirut(レバノンの首都)から飛行機でキプロスへ飛びます」とさくっと回答終了。この区間に格安航空会社の路線があることを事前に調べておいたので、現実味いっぱいの回答ができました。
シリアビザについて先日電話で問い合わせしたときは、「シングルビザのみの発給でダブルビザは出していない」ときっぱり言われていますが、領事(らしき人)が日本大使館のレターを見て、「君たちシリアに2度入りたいの?」って言いました。「もしシリアビザをダブルでいただけたら、私たちはレバノンのあとヨルダンを観光してからヨーロッパに行けるのですが・・・」と相談してみたら、「OK多分大丈夫」と嬉しい返事をいただけました。日本大使館でレター発行をお願いするとき旅行程を記入させられるのですが、このとき希望をきちんと書いておいたのが成功の秘訣ですねー(^_^)V
本日の旅
行動 :テヘランから戻り、シリアビザ申請
朝食 :なし(移動と大使館訪問)
昼食 :サンドビーチ(豆コロッケ揚げとレタス入りコッペパンサンドイッチ)/宿
夕食 :ゼリーシュポロ(2色ごはんをスパイスと塩でピラフ風ザクロ乗せ)、モールグ(チキングリル)、ナン(薄パン)/テヘランの食堂、宿
宿泊 :マシュハドホテルMashad Hotel
旅情報
1リアル=0.0111円
*テヘランで取るシリアビザ
現時点で、エジプト、ヨルダンではシリアビザ取得困難、ヨルダンとの南部国境およびトルコとの北部国境で取得見込みあり(取れた報告も取れなかった報告もある)。ただし国境での取得には数時間待ちの場合もあり、ビザ取得を待っている間に、トランスポートに置いていかれた、もしくは最初から国境までのトランスポートにしか乗せてもらえなかったという報告が多数ある。シリアよりも北であれば、トルコのアンカラで取得可能(取得不可報告ももちろんある)、同イスタンブールでは取得不可。離れたところでは、イエメンのサナアで取得不可、イランのテヘランで取得可能である。
つまり、私たちのように、シリアに北部から入る旅行者にとっては、テヘランでの取得が現実的となる。ちなみに電話で問い合わせして「ビザ出してください」と言ってみたら「じゃあレターとお金と写真持ってきてね」と、簡単に好感触の返事をいただいたので、テヘランでの取得は容易と思われる。
テヘラン市内のシリア大使館へは、地下鉄の北の終点テレガニパーク駅下車後、駅前バスターミナルからアフリカハイウェイを進むバスに乗車。ハイウェイから左折するところですぐに下車し、左折するバスを見送りつつ自分はもと来た道を直進。すぐ大交差点があるので、渡ってから右にあるArash通りを右折する。50m先の左手がシリア大使館。
1ヶ月シングルビザが260000リアル、3日間トランジットビザが90000リアル。基本的にはシングルビザしか出していないが、私たちは領事(らしき人との)面接でダブルトランジットビザを出してくれることになった。130000リアル。大使館内でリアル払いができる。日本大使館のレター要。写真1枚要。申請は9~12時、木金休み。翌営業日の12時に再訪するよう言われ、再訪時に支払ってから1時間後に受領となった。