2人の世界旅 日々の記録

4年3ヶ月、1日も欠かさず綴った旅日記
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インド>2011年01月23日(Sun)
★タンジャブール→ウーティ行き夜行バス
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■素晴らしき遺産と素晴らしき再会
昨日午後2時に宿にチェックインしたので、チェックアウト時刻も午後2時。南インドはそういうところです。今夜は0時に夜行バスに乗るので、午後も観光の時間はたっぷりある! 午後におでかけしても良いのだけれど、でもせっかく世界遺産の素晴らしい寺院があるので、チェックアウト前から観光に出ることにしました。

土の色一色の、大きな大きな古いヒンドゥー寺院、「ブリハディーシュワラ寺院」。昨日ティルチラパッリで見たカラフルな色彩の寺とはうって変わった茶色一色の寺は、遺跡のような雰囲気さえあります。先日観光したスーリヤ寺院と、外観の「色」だけは似たものがありますが、その壁面に掘られたモチーフはまるきり違っていました。

きっと、インド美術に興味と知識がある人がここに来たら楽しいこと間違いなしですね。建立当時は「世界一の高さを持っていた」と言われる高い塔を見上げるのも素敵ですし、周囲の回廊にある壁画も本当に素晴らしくて!! 壁画の意味などには分かるものは少ないけれどそれでも目で見るだけでも十分に楽しめる、素晴らしい絵画の数々でした。

インド

メインの世界遺産の観光を終えたあとは、王宮へ行ったり、チャイ(ミルクティー)を飲んで一休みしたり、ココナッツジュースを飲んで公園で座ってくつろいだり。

夜、公園では、インドの歌謡と舞踊のショーが開かれるようです。
「バラタナーティヤム」という、タミルナード州の伝統舞踊。
折角の機会なので、是非行ってみましょう。美しい飾りをつけた女性たちが舞台の裾でスタンバイしていたので、お話を聞きに行ってみると、彼女たちはチェンナイChennnaiから来ているとのこと。そして更にびっくり。今まで何度か会っていたあきちゃん&旦那様カップルに偶然再会するなど、大きなサプライズもありました。

インド舞踊のショーが終わったあと、4人で夕食へ。そして彼女たちが泊まっている宿の部屋で私たちが夜行バスに乗るまでの間おしゃべりし、しかも夜0時発のバスの出発なのに2人はバスターミナルまでお見送りにも来てくれました。

最初に2人と会ったのは、ネパールのカトマンズKathmanduです。あづさは大きく堂々とした字で申請用紙に記入事項を書く女性を覚えていましたし、あきちゃんはインドのルートマップを絵で描く私を覚えていました。2度目の出会いはバラナシVaranasi、私たちが宿探しをしているときにバッタリ出会った2人と、「あの宿はこうで、この宿はこうで」と、宿情報を立ち話で交換しました。3度目の出会いは同じくバラナシ、私たちが泊まっていた宿が安くて良いところだということで、2人が移ってきてくれました。このときは長話もできて本当に2人のことが好きになりました。で、4度目が今日、遠く離れた南インドの小さな町。

3度目の出会いのあと、ちゃんとお別れできずにバラナシを出てしまったので、置き手紙をくれていた2人にお礼ができたことが、とても嬉しかった。4度目があれば5度目もある? 実現すればいいな。素敵な、素晴らしくお似合いな2人のお陰で今日は1日楽しかったです。本当にありがとうございました
本日の旅
行動 :タンジャブール観光、ウーティ行き夜行バスに乗る
朝食 :バダ(玉ねぎ生姜の豆粉から揚げ)/路上
昼食 :ミールス(アリシ(ごはん)、ポリヤル(豆キャベツ塩油炒め)、サーグ(じゃがいもマイルドカレー)、パッチャリ(じゃがいもにんにくヨーグルトカレー)、サンバル(豆カレー)、ラッサム(トマト酸味スープ)、カーラコランブ(すっぱ辛いカレー汁)、タイユ(ヨーグルト)、アップラム(あげせん)、ピックル(ライム唐辛子漬け)のお替りし放題セット)/タンジャブールの食堂
夕食 :ハイデラバードビリヤニ(緑色素のスパイシーライス)、パニールプラオ(カッテージチーズ入りピラフ)、コーヒー(カフェオレ)/タンジャブールの食堂
宿泊 :ウーティ行き夜行バス
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*「Hotel、Lodging、Boarding」
南インドの宿表示は独特です。「ホテル」は一般的には食堂のことだが外国に合わせて宿の意味として使うところもある。「ロッジング」は宿、「ボーディング」は食事つき。